脚下照顧 

※HP「研 世界史学習」TOP PAGEに連載(基本、毎日)


☆ 令和6(2025)年度

 5月へ 6月へ 7月へ 8月へ 9月へ 10月へ 11月へ 12月へ 1月へ 2月へ 3月へ

~4月~

新年度初日の火曜日は、「エイプリル・フール」の4月1日だけど、「本当に」バド部は休養日。天気は

曇り時々雨なので、車(まだクラウンの代車)で福井のアピタへ。購入図書は、『仏像図解新書』(石井

亜矢子 著・岩﨑隼 画、小学館101新書)、『枕草子 ビギナーズ・クラシックス日本の古典』(清少納言

 著・角川書店 編 角川ソフィア文庫)、『白川静博士から学ぶ 成り立ちとつながりでわかる漢字ノート』

(平凡社 刊)の3点。あと、CD(ビートルズの紙ジャケで「レット・イット・ビー 2枚組」)と地酒(鯖江の

「梵」)も買って帰った。特に漢字ノートは、漢字の古代文字(甲骨文、金文、篆文<てんぶん。秦の始皇帝

が漢字統一のために用いさせたもの>)の書き写し→その漢字のルーツや意味、成り立ちが学べるという

優れもので、今年の3月14日に初版第一刷が立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所の監修で出版

されている。「こういうの、ずっと待ってました!」という感じの漢字の研司…。『枕草子』は、『方丈記』→

『徒然草』つながり。ビートルズは、あと2枚くらいでコンプリート…かな。今年度も、「わくわく趣味道」を

歩んでゆくぞ~。 2025.4.1



「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第24文 

原文「科戸の風の 天の八重雲を 吹放つ 事の如く」

しなどのかぜの あめのやへ(え)ぐもを ふきはなつ ことのごとく

それはまるで、風が、たくさんの重なり合った天空の雲を吹き払うみたいに。


午前半日バド部練習日(土曜日の練習試合以来)の水曜日。新しくバド部の副顧問になられたNさん

(地歴公民科講師)が来てくれて、自己紹介→基礎打ち~ゲームに参加していただいた。相棒のSさん

と同じくらいの長身で、高校(大聖寺)ではバド部で団体メンバーの主に第1シングルスのプレーヤー。

今年度も、私を含めた「男3人組」の指導陣で寺高バド部を頑張る! 午後は読書→お墓周りの掃除と

ゴミ拾い。早めに山代温泉総烏に自転車で行き、帰ってからゆっくり時間をかけて「特製野菜カレー」を

料理した。 2025.4.2

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第25文 

原文「朝の御霧 夕の御霧を 朝風 夕風の 吹払う 事の如く」

あしたのみぎり ゆふ(う)べのみぎりを あさかぜ ゆうかぜの 

ふきはらう ことのごとく

朝霧・夕霧を、朝風・夕風が吹き払うみたいに。


午前半日バド部練習日の木曜日。トレーニングメニューのフロアー20周を、部員達と一緒に走り終わって

気がついた「情けないこと」。それは、何人かの3年生女子部員が明らかに2・3周を誤魔化して「完走」と

していること。次は男子。シングルスランキング1位の2年生H君の「20周走った後のシャトル置き、こんな

のイジメの練習メニューや」と練習中に大きな声で言って笑っている…。なので久し振りに、解散の際に

お説教。「やらされてる感が大きい。トレーニングの意味や目的を意識して、主体的にやらないと力が

つかないし、チーム力がダウンしてしまう」と苦言を呈した。このままの状態で、新1年生を迎え入れたく

ないから。午後から晩にかけて、合計3時間以上アコギを鳴らした。オベーションのギターの6弦が、

フレットを指で押さえると音がビビル。その程度があまりに大きくなっているので、6弦とブリッジの間に

厚紙を挟んで弾いてみたら音のビビリが無くなった。近いうちに、いつもの山屋楽器店でメンテナンスして

もらわなきゃ。 2025.4.3

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第26文 

原文「大津辺に 居る 大船を 舳解放ち 艫解放ちて 大海原に 押放つ 事の如く」

おほ(お)つべに をる おほ(お)ふねを へときはなち ともときはなちて 

おおうなばらに おしはなつ ことのごとく

大きな港岸にある大きな船の、舳先(へさき)や艫先(ともさき)のもやい綱を解き放って、大海原に

押し出すみたいに。


午前半日バド部練習日の金曜日。昨日に続いて、3年生女子「達」にダメ出し2つ。① ストレッチ後の

トレーニング(チャイナステップ)での態度に「そこまで堕ちたか?!」とあきれて、大きな声を出して注意 

② ゲーム中のマナーの悪さ(対戦相手へのシャトルの渡し方や、自分のミスでネットに引っかけて落と

したシャトルを自分で拾いに行かないなど)への繰り返し注意(Wさんは試合放棄)。これだから、私は

コートに入ることができない。なぜなら、全体に目を光らせている必要があるから。「昨日の今日」なの

に…情けない。午後は定期購読している情報誌の「週刊金曜日」を精読。弾き語りは90分。自転車で

山代温泉総湯へ。晩にはホームシアターで、映画「シン・仮面ライダー」視聴。 2025.4.4

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第27文 

原文「彼方の 繁木が本を 焼鎌の 敏鎌以て 打ち掃ふ(う) 事の如く」

をちかたの しげきがもとを やきがまの とがまもちて うちはらう(ふ) 

ことのごとく

遠くで生い茂る木の根元を、焼き入れして研いだ鎌で、刈り払うみたいに。


午前半日バド部練習日の土曜日。卒業生のY君(部員の誰も勝てないプレーヤー)が参加してくれて、

2週間後に近づいた加賀地区大会団体戦シミュレーションを質の高いものにできた。部活後に山屋楽器

へ。アコギ(オベーション)のメンテ(ネックの反りの調整)をしていただき、6弦の音のビビリが解消された! 

夕方に(母と買い物に行く前に)1時間半くらい、快適に弾き語りできてうれしかった。 2025.4.5

 

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第28文

原文「遺る罪は 在らじと 祓給ひ 清給ふ事を」

のこるつみは あらじと はらへ(え)たまひ(い) きよめたまふ(う)ことを

残されている罪が無いように、お祓いされ、お清めされることだろう。


10:00~13:30頃、町内会計の締めを区長夫妻に家に来てもらってコンプリート。予想以上に時間がかかったが、

これまで「?」だったことが知れたり、エクセルファイルの使い勝手をさらに向上させることができてよかった。

ホッとした気持ちのまま、アコギ弾き語りを約90分。コンパクトなヤイリ社製のトラベル・ギター「ノクターン」の

鳴りも、その達成感や高揚感を反映していたような…。 2025.4.6

 

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第29文

原文「高山の末 短山の末より 佐久那太理に 落多岐つ」

たかやまのすゑ(え) ひきやまのすゑ(え)より さくなだりに おちたぎつ

祓い清められた罪たちは、高い山や低い山の頂上から、滝のように激しく流れ落ちてきて、


14:00「旬菜 まつむら」集合で、今年も4人(同級生のマスターとS君。おかみさんと私)で「お花見飲み会」

in 芦城公園。完全に暗くなる前にお店に戻って2次会も。粟津の地酒「春心」を中心に、おいしく、いろんな

話題で、楽しく、飲み過ぎてしまった。(今日は午前中ダウンしてました。反省。) 2025.4.7

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第30文

原文「速川の瀬に坐す 瀬織津比賣と 云ふ神 大海原に 持出でなむ」

はやかは(わ)のせにます せおりつひめと いふ(う)かみ おおうなばらに 

もちいでなむ(ん)

急流の川の瀬にいらっしゃるセオリツヒメ(瀬織津比賣)という神様が、その全ての罪を大海原に

持ち出されます。


一日オフ(バド部は入学式のためお休み)の火曜日。飲み会明けで、午前中はほとんどダウン。午後から

少しずつ、「日常を取り戻した」(^^;) 年に1回くらいは、こういうのもいいか…。夕方に片山津温泉総湯へ。

もちろん「休肝日」にしました。 2025.4.8

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第31文           

原文「此く持出往なば 荒潮の 潮の八百道の 八潮道の 潮の八百會に 坐す」

かくもちいでなば あらしほ(お)の しほ(お)のやほ(お)ぢの 

やしほ(お)じの しおのやほ(お)あいに ます

このように持ち出されると、荒れた潮の流れが、たくさんの潮の流れが、合流する場所にいらっしゃる、


10:00~13:00、自宅で区長と会計の締めの完成。昼食を加賀温泉駅前の「にしき家」でご馳走してもらった。

バド部活は16:20~18:15。新入生が10人(女子9人、少し遅れて男子1人)も見学に来てくれて、制服のまま

できるノック(クリアーやスマッシュ、ロビングにプッシュ、ドライブ)を空きコートで行った。たくさん入部して

くれるとうれしい。 2025.4.9

「尾俣町区長に向けた備忘録」

4.6(日)10:00~13:30 

区長、区長夫人と。自宅にて。区費徴収方法改定<案>とそれに基づく公民館清掃ローテ表・区長順番の

資料完成→資料・会計の締め(区の通帳と生産組合の通帳の残金<次年度繰越金>と決算<収入・支出>

が合うことの確認まで)。区と生産組合の通帳以外の通帳の記帳がまだだったので、後日区長が行い、次回、

予算・決算会提出資料を完成させることにする。

4.9(水)10:00~13:00 

区長と。自宅にて。会計の締めの続き(4.13<日>の予算・決算会提出資料の完成)。△年度当初に入るべき

保険(障害共済。町の行事参加者が対象。例年15,000円程度。JA農協)に入っていなかったことが判明。

要注意。

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第32文           

原文「速開都比賣と 云ふ神 持加加呑みてむ」

はやあきつひめと いふ(う)かみ もちかかのみてむ(ん)

ハヤアキツヒメ(速開都比賣)という神様が、その全ての罪をがぶりがぶりと飲み込まれます。


15:45~18:10、バド部活の木曜日。この日の部活には、昨日から一転して新入生の男子が5名見学・参加

してくれた。ほとんど女子だった昨日と同様、空きコートで「制服のまま」基本的なショットのノック練習を行った。

中学校でソフトテニス部員だった1年生の一人は、すぐにコツをつかんでしっかり打てていた。入部してくれる

かな~。読書は『親鸞と道元』をスタートさせた。 2025.4.10

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第33文           

原文「此く加加呑みてば 氣吹戸に 坐す 氣吹戸主と 云ふ神」

かくかかのみてば いぶきどに ます いぶきどぬしと いふ(う)かみ

このように飲み込まれたら、この世とあの世の境目にいらっしゃる、イブキドヌシ(氣吹戸主)という神様が、


15:30~18:10、バド部活の金曜日。昨日来てくれた新入生男子が全員と、一昨日来てくれた女子1名と

新しく女子1名の7人が見学・参加。この日は昨日までのメニュー(あまり動かないで打ち返す基本ノック)

に加えて、ロングサーブの練習(2人1組で、ノック・シャトル1箱分のシャトルを全部打ち尽くす。ショート・

サービス・ラインから)とラケットでシャトルを拾ったり(最初はシャトルを立てて、それが拾えたら寝かせて)、

ラケットで跳ね上げたシャトルをラケットでキャッチしたりの練習を加えた。着替えて来てくれた新入生もいて、

入部を決めてくれたような期待。 2025.4.11

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第34文           

原文「根國 底國に 氣吹き 放ちてむ」

ねのくに そこのくにに いぶき はなちてむ(ん)

その全ての罪を、あの世にある根の国・底の国(死者の国。黄泉<よみ>の国)に吹き放ってくださいます。


午後半日(午前中に、進学系列の部員はテスト)バド部練習の土曜日。新しい副顧問のNさんも参加して

くれて、ダブルスにシングルスにと大車輪で活躍してもらった。主顧問のSさんは、昨日からの体調不良で

お休み。加賀地区大会1週間前なので、約2時間をゲーム練習に充てた。写真は、粟津温泉総湯駐車場

のしだれ桜と近くの低山の「白鷺の群生林」。 2025.4.12

 

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第35文           

原文「此く氣吹 放ちてば 根國 底國に坐す 速佐須良比賣と 云ふ神」

かくいぶき はなちてば ねのくに そこのくににます はやさすらひめと 

いふ(う)かみ

このように吹き放ってくださいますと、根の国・底の国にいらっしゃるハヤサスラヒメ(速佐須良比賣)という

神様が、


10:00~15:00(13:00頃には終了。昼食は例年通り「出前でカツ丼」)、町内会の役員5人で決算・予算会。

終了後の四方山話も、ゆったり楽しめた。会計係「4年目の余裕」? 今年度は5年目の会計→来年度は、

いよいよ初めての町内会長(区長)!  2025.4.13

「尾俣町区長に向けた備忘録」

4.13(日)10:00~13:00 

決算・予算会。公民館にて。町内会のパソコン、プリンタ持参。△決算書や予算書

の項目名を勝手に変更しないこと。△区費から7割・生産組合から3割(つまり、生産組合からの3割補助)

の算出額を明らかにしておくこと。△「懇親会」の項目は、町内全体の懇親会と役員の懇親会と区別。

予算書の支出の部のラスト、「雑費」の金額設定によって収入の部合計と支出の部合計が同じ金額になる

ようにする。△会計監査用紙(会計監査の役員が署名して押印するA4版1枚)の準備を忘れない。今年度

は、月ごとの取立(町内会)でのお茶はペットボトルとする(次年度の私も)。区長が出金する際には、余分

なお金を出金しないように(河田新区長)。「通帳出入金の明細を明確にするための区長用のエクセル

ファイル」があるので新年度はこれを使う(同)。


バド部活定休日の月曜日。町内会の仕事をしながら、パソコン周りを模様替え(スピーカーを授業で使って

いた大容量のものに交換するなど)。昼食後に、自転車で横北町~勅使町の動橋川沿いの桜並木鑑賞。

15:00~18:00、母の通院付き添い。その後、二人で久し振りの「ひるよる食堂オオハタ。」へ。今度のGW

のイベント(「山ばあを囲む会」)の話などをしながら、いつもの「お任せオードブル」など、季節の美味しい

創作料理をいただいて、美味しくビールやワインを飲んだ。 2025.4.14



「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第36文           

原文「持佐須良ひ 失ひてむ 此く佐須良ひ 失ひてば」

もちさすらひ(い) うしなひ(い)てむ(ん) かくさすらひ(い) うしなひ(い)てば

その全ての罪を持ってさまよい歩き、消し去ってくださいます。このように消し去ってくださいますと、


16:20~18:10、バド部活の火曜日。新入生の見学・体験者は、女子の4名と男子の3名が「新顔」・男子

4名と女子2名が2~3度目の参加。翌日が部活動ミーティング(部登録)なので、このまま男女ともに

6名以上が入部してくれるとうれしい。約2ヵ月振りにオベーション(アコギ)の弦も張り替えて、「本格的

な新年度のスタート」といった感じ。 2025.4.15

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第37文           

原文「罪と云ふ 罪は在らじと 祓給ひ 清給ふ事を」

つみといふ(う) つみはあらじと はらへ(え)たまひ(い) 

きよめたまふ(う)ことを

罪という罪は全く無くなると、お祓いしていただき、お清めしていただけることを、


16:15~17:50、部ミーティング(部登録)、2・3年生は18:10まで練習、1年生は引き続き、ラケット・

シューズの説明・注文(ラケットショップ・マツダの松田さん来校)。新入部員は、男子6名・女子3名。

女子が思ったより少なかったけど、頑張り屋さんばかりみたい。男子はマジメ系と元気系が半々かな。

「よい出会い」になるように、2年目の外部コーチを頑張りたい。中古のセレナ(日産のミニバン・

ワゴン車8人乗り)が工場に到着。ブラック・ボディの「ハイウェイ・スター」。キーをもらって運転席や

後部座席に乗り込み、エンジンをかけて色々試してみた。これから整備に入るので、納車はGW後に

なりそう。新しい「四輪の相棒」との日々が、とても楽しみ! 2025.4.16

「私的祝詞(のりと。大祓詞<おおはらえのことば>)」第38文(ラスト)      

原文「天つ神 國つ神 八百萬神等共に 聞食めせと 白す」

あまつかみ くにつかみ やほ(お)よろづのかみだちともに きこしめせと 

まを(もー)す

天の神様たちと地上の神様たち、その他のたくさんの神様たちに、聞き入れてくださいと申し上げます。


15:35~18:10、バド部活の木曜日。新入部員の男子(よく練習に来てくれているバド部卒業生の弟)が

1人増えて、7名になった。これで男女合わせて10名になった。家では一昨日のオベーションに続き、

モーリスの弦を張り替え。約2カ月振りの散髪をした後に、中古車納車のための印鑑登録証明書を

提出するため、今日もY自動車へ。「マイ・ブラック・セレナ」が整備中の様子も見られた。知らなかった

けれど、セレナ SERENA には、ギリシャ語で「お月様(ギリシア神話に登場する月の女神セレネ Selene

に由来)の意味があるんだ…。 2025.4.17


15:35~17:45(加賀地区大会初日前日なので早めに終了)、バド部活の金曜日。男子1番手と6番手

(2人とも2年生)が、「体調不良」で学校を欠席。男子2番手(やはり2年生)は17:00頃に早退。それでも

団体優勝を目指す。セレナの代金の一部を、現金で支払いした。この日もバイク「出勤」。 2025.4.18


バド加賀地区大会初日(団体戦とベスト4決めまでの個人戦ダブルス)の土曜日。女子は1回戦、優勝

校(県ベスト4)の小松高校に0-3で敗退。男子は1回戦、小松明峰高校に、2回戦小松工業高校に

3-0で勝利。決勝の対戦校は3年連続、小松高校。結果は1-3で敗退。冬の練習試合では勝って

いたエースダブルス同士の対決に敗れてしまったことが、痛恨だった。シングルス2番手のE君の悔し

涙が印象的だった。個人戦でもベスト4決めで同じ相手に敗れてしまった2人はまだ2年生(相手の2人

も2年生!)なので、6月の県総体に向けて貴重な失敗経験になったと思う。3年生主将を含む2番手

ダブルスもベスト4決めで1-2で敗退したが、同じく3年生・2年生ペアの3番手が「大物食い」で4シード

を破った後、ベスト4決めまで勝ち上がり、2-0で勝利。まずは3位入賞を決めた。その3年生はシング

ルス4番手(1年生の途中から入部。2年生になって一時退部)、2年生は6番手(2人とも中学校では

ソフトテニス部)。2年生中心の団体メンバーなので、来年度こそは男子団体優勝(できれば3冠)を

目指して頑張って欲しい。  2025.4.19


「私的祝詞」のための参考文献、『古事記の世界』(西郷信綱 著、岩波新書)備忘録。「一般に古典の

注釈では、文法的規範や辞典的権威がのさばりすぎており、かかる科学主義(筆者は「主義」に傍点)」

が古典の解釈を毒している例は、ほとんど掃いて捨てるほどあるといえる。これは、科学という概念が

動詞的に働かずに名詞的に凝固し、研究者が古典の言葉を、絶対的観察者の椅子に座って、過去の

言葉として、あとから見ていることに関連する」。うーむ、これを歴史の学び方や教え方に当てはめた

考え方がこれなのでは。「過去を当時の人の眼で見て、経験すること」(J.H.エリオット)。そして歴史を

解するコツ(「補助線」)は、それに加えた次の二つの考え方なのでしょう。「歴史は、現在(未来も)と過去

との対話」(E.H.カー)。「歴史は自分(の内面)と過去との対話」(阿部謹也)。「名詞的に凝り固まって

しまわずに、動詞的に生き生きとダイナミックであれ」という考え方は、カントが「私は哲学を教えるという

より、哲学することを教えたい」みたいな内容の言葉にも通じると思う。…ん? 生きるということを、

名詞的でなく動詞的であるように「試みる」ということか。実存主義哲学の「投企」(自己の存在の可能性を

未来に向かって投げ企てること)という用語にも通じるなぁ。 2025.4.20


1日オフの月曜日。天気は快晴。自宅→勝山(福井県)→自宅で昼食→小松の打木・赤瀬・中海をバイク

で快走。春の花々(山吹のイエローや芝桜のピンクなど)も素晴らしかったけど、やはりこの時期の木々の

若葉の薄グリーンが目に鮮やか! 中海では、鵜川(うがわ)町のハニベ岩窟院を訪れた。高校での遠足

以来? 2025.4.21

  




16:30~18:10、バド部活の火曜日。土曜日の加賀地区大会初日後、久々の部活。ベスト4入りして勝ち

残った男子3番手ダブルスの二人以外は、シングルスのゲーム練習のみ行う。1年生10名全員が、早め

に体育館に来てコート準備をしていたのに感心させられた。朝食後に庭の草取り。午後は部活前に、

北陸と北國の2つの銀行で通帳に記帳し、もうすぐ納車(来週の月曜日に決定!)する日産セレナの代金

を引き出してY自動車への支払いを済ませた。 2025.4.22

 




16:30~18:10、バド部活の水曜日。午前中、「ギタオケ」用のギターコード付き歌詞カードを改良している中で、

これまでコードが判らなかった小椋佳の「思い込み」のギター演奏動画(YouTube)を発見。リストに加える

ことができた。内面的でノスタルジックな歌詞(1題目)は、次の通り。

何よりまして自由なものは 心の中のもの思い   

目をひらく以外に とめるものはない

道を横切り 蝶々が飛んだ

白いテープの ひとすじに

なつかしく思う 遠い運動会

2025.4.23


学校は遠足なので、バド部活お休みの木曜日。昨日や夜の雨で土が軟らかくなっているタイミングを見計らって、

久し振りにお墓周りの草取りをした。お墓までの行き帰りは、これも久し振りにゴミ拾いをした。といっても、尾俣

町は山間の町なので、人家(町の奥。今は3所帯のみ)の集まったエリアを越えてお墓から少し先は山が両側

から迫って道が終わっているため、車や人の往来がほとんど限られていてゴミといってもたかが知れているの

です。家でも冬物(ベンチコートやダウン)の「大物洗濯」や、階段と玄関を中心とした「プチ掃除」に勤しんだ

「いろいろクリーニング」な1日とした。 2025.4.24


15:30~17:30、加賀地区大会2日目(個人戦ダブルス準決勝・決勝、個人戦シングルスベスト16決めまで)

前日の金曜日のバド部活。この日、1年生はサーブ練習の後、ずっとラインズマン。2・3年生はシングルス

のゲーム練習を3回以上、ダブルスで勝ち残った男子はそれに加えて2回のダブルスのゲーム練習を行った。

そのダブルスのゲーム練習で、顧問のS氏が、練習相手の2年生エースダブルスの二人に厳しく・優しくダメ

出し。「大会前日の練習でこんなふざけたプレーをしているから、大会で大事な1ゲームが、1本が取り切れ

ないんじゃないのか」といった内容。…流石です。…と同時に、それをコートサイドで見ていながら、タイムリー

に注意できなかった自分に反省。部活前、事務長さんから、「朗報です。今年度の向出さんは、県の部活

指導員として勤務できることになりました!」と告げられた後の部活での出来事。午前中は、「晩春で初夏」

の東谷口地区の山間の道をサイクリング。花や鳥や蝶や若葉に、目の保養や耳の保養、心の保養など

を満喫した。 2025.4.25


バド加賀地区大会2日目の土曜日。朝イチに、昨日勝ち進んだ個人戦ダブルス準決勝が行われ、本校

男子3番手ダブルスは第1シードの優勝ダブルスに敗退。個人戦シングルスはベスト16決めまで。本校

は男子の4人がベスト16入りを果たし、翌日最終日に駒を進めた。 2025.4.26


バド加賀地区大会最終日(3日目)の日曜日。昨日ベスト16入りした男子4名が、ベスト8に一人(2番手。

2年生)・準優勝に一人(1番手。2年生)と好成績を残した。この二人とベスト16で終わったあと1名の

2年生を含めた3名が中心になって、来年度のこの大会で「捲土重来」を果たして欲しい。午後は町内

会の総会。今年度は会計兼代理者(次年度の町内会長)として、頑張んなきゃ!  2025.4.27

尾俣町区長に向けた備忘録

4.27(日) 14:00~15:30

総会(兼4月取立)

行事保険(1年間)の申込み締切が先日だった。ギリ間に合った(区長)とのこと。5.18(日)8:30から山代

温泉の桔梗丘広場で地域の防災の集い(?)。区長と私で参加。当日、駐車場が無いことに留意。尾俣

町から3名の参加要請(?)のところ2名。報告は区長が行う。


バド部活定休日の月曜日。クラウンの廃車から1カ月と少し経って、ついにセレナを納車。カーステで最初

に聴いた曲は、もちろん「ハイウェイ・スター」(ディープ・パープル。ギターはリッチー・ブラックモア)。セレナ

のグレードが「ハイウェイ・スター」だから(^^;) 京都での浪人時代に、エレキ・ギターで完コピした(今は弾け

ない…)70年代のハード・ロックの名曲。家の車庫で「細かい洗車」(主にウエット・ティッシュで拭き掃除)も

できた。その車庫に並ぶ、自転車(「街角2号」。セレナにも乗った!)・オートバイ(HONDA CB250R

「キャンディ」)と四輪ミニバン(NISSAN SERENA Haighway Star 「(名前はまだ無い)」)の車両トリオが

うれしい。頼もしい相棒のビークル vehicle 「乗り物」たち。 2025.4.28

 

 


バド部GW前半のお休みの火曜日(昭和の日)。午前中の内に、ミニバン SERENA で福井のジェームス

(カー用品の量販店)とアピタへ。前者では遮光シート(夏に備えて)・運転席用マットなどを購入し、後者

では書籍『星空の話』(永田美絵 著、イースト・プレス 刊)やコーヒー豆、地酒などを購入。16:00前、

丸岡町のたけくらべ広場(しだれ桜で有名。キャンプ場は年に2~3回利用)に到着。少し散策した後、

昨日のように SERENA の細かい汚れをウェット・ティッシュなどで拭き取った。17:30頃、宿泊施設の温泉

で湯浴み。18:30頃、帰宅。 2025.4.29


バド部活16:30~18:10の水曜日。加賀地区大会明けの最初の練習は、6月初めの県総体エントリーの

ための校内ランキング戦(シングルスのみ)。育休中の相棒Sさんが準備してくれた対戦表に基づいて、

各グループで熱戦が行われた。私とNさん(今年度の副顧問。地歴公民科の講師)は、1年生(男女とも

全員がバド初心者)にノック等の技術指導。今回は、全てフットワークを取り入れたシャトル打ちとした。

ミニバン SERENA のことは、ボディーのいくつかの擦り傷を、補修ペンでキレイにした。 2025.4.30

~5月~

15:35~18:10、バド部活は、ランキング戦2日目。主将のK君が、練習の冒頭で「緊急ミーティング」を

取り仕切った。その内容は、「部活で声を出して練習することの大切さ…というより絶対条件。加賀地区

大会最終日の応援があまりにもNGだったから。声出さない人は、体育館から出て行ってもらう。先生達

がいう『教育的』とか、関係ないし」。私からの提案は、翌日の練習を1年生との基礎打ちローテ(基本的

なメニューを相手を替えて3回ずつ行う)から始めて、そこで1年生も含めた『声がしっかり出ている練習』

をやってみよう」。「『有言不実行』にならないように。それはK君に失礼だし、そんな人間はみっともないよ」

とも。午前中は、晴天の下、「街角2号」でサイクリング。今回は、大聖寺川沿いのサイクリング・ロード

→菅生磯部神社→三輪神社を走った。汗ばむくらいの陽気だった。 2025.5.1


15:35~18:10、バド部活の金曜日。昨日の「予告」通りの練習メニュー。1年生も含めて、「それなりに」

声が出ていたと思った。「声出し基礎打ち」の後でみんなを集合させて、主将のK君に「百点満点で何点?」

と訊いたら、「70点」ということだった。私は、「30点分は伸びしろだね」とコメント。よい「リ・スタート」になった

と思う。午前中は、新入部員と新2年生の「ネーム・マグネット」を作ったり、加賀地区大会と金沢地区大会

の結果をプリント・アウト(体育館でホワイトボードに掲示)。午後は昼食後に、2時間くらいアコギ・タイム。 

2025.5.2


午前中、バド練習試合(寺井ジュニア来校)の土曜日。GW中の土曜日ということもあり本校部員の欠席が

多かったが、新しい相棒(副顧問)のNさんにたくさんコートに入ってもらって充実した練習試合になったと

思う。午後は夕方に、母と息子(昨日、勤め先のある大阪から帰省)と3人で、明後日のBBQ用の飲み物

やスナック等を買い物。この後バド部活はテスト休みに入るので、私も本格的な連休スタートです。 2025.5.3


「バド部のGW」初日の日曜日。10:30頃、バイクで越前大野に向けて出発。常連の「食堂ときわ」が

混んでいた(いつもの駐車場も満車!)ので、「きなり」という発酵食品(大野は湧き水で、「発酵の町」)と

自然の食材を中心としたメニューが特長の食堂へ(2回目?)。人気のランチ(1日限定20食)を美味しく

いただいた。帰りに、永平寺近くの宇坂大谷町にあるいつも気になっていた白山神社(大小の鳥居が

前後して、森の緑に半分埋まったように見える質朴な印象)に立ち寄り、少しアコギ。帰宅後はバイクの

洗車→自転車で山代温泉総湯へ。晩は息子と、私の手料理でプチ・飲み会。 2025.5.4

 


恒例、「山ばあを囲む会」開催の「こどもの日」月曜日。生後約9カ月になるD君(甥の息子)も部分参加

して、大いに盛り上がった。姪も今月中には第一子(女の子)が誕生する予定なので、次回、妹の還暦

祝い(誕生日近くの9月後半)では、メンバーが一人増えて(赤ちゃん2人を含む)9人になる! 午前は

納屋の断捨離(3回目。まだ半分くらい)の続きを、私と妹と息子の3人で敢行。12:30頃から、その納屋

の屋根付き屋外スペースでBBQ→15:00頃から、自宅でも飲み→18:00頃、散会。 2025.5.5


GW最終日の火曜日。昨日のBBQ日和と打って変わって、雨で寒い1日だった。午前中少し読書した後、

SERENA で福井のアピタとジェームスへ。前者では、映画DVD「ずずめの戸締まり」と書籍『正真偈講座』

(梯 實圓 著、本願寺出版社 刊)などを購入。後者では、助手席や2列目席用のマットや消臭用具など

を購入。片山津温泉総湯に浸かって帰宅。 2025.5.6


「私的正信偈」の歌詞作成スタート。できるだけ、七五調で作ってみる。漢文の原文と交互に、弾き語って

もいいかも。これで聴く人に、意味が伝わる。晴天の下、 SERENA の洗車。先日購入したステッカーを

貼ったり、昨日買ったドア周りの防護テープなどを装着して、ますます愛着のカスタマイズ車になってきた。 

2025.5.7


母の通院付き添い→一緒に昼食(診療所のある加賀温泉駅前のアビオシティ内の食堂)。少し休んだ後、

SERENA で小松の山屋楽器に行き、アコギ(3台分)の弦とフィンガー・イーズ(弦を滑らかにするスプレー)

を購入。久し振りに木場潟の遊歩道(6.4㎞)を歩いて、粟津温泉総湯に湯浴みして帰った。 2025.5.8


今年初(1回目)の災害ボランティア。6:45頃に SERENA で自宅を出発。小松IC-金沢西ICの高速を

使ったし、金曜日なんだけど、のと里山海道までの下道が混んでいて少し焦った。それでも集合時間の

9:00丁度に、羽咋(はくい)郡富来(とぎ)町の富来行政センターに到着。6人のチームに軽トラ3台。

二人ずつペアになって依頼者のHさん宅へ。私は富山県高岡市から何回もいらしているUさん(介護の

仕事をされている男性で、「退職後の今はフレキシブル出勤」)に軽トラを運転していただいて助手席に。

他には、ベテラン的なリーダーのTさん(40代? 女性)、京都からいたした男性(50代?)、大阪からの

男性二人(大学4回生。消防士を目指して就活中)がチームメンバー。ミッションは、震災で全壊した

家屋の片づけ。廃棄物処理場を午前中2回・午後2回の4往復した。大坂の大学生と軽トラで一緒に

なった時に、「僕、世界史が好きなんです。特に、中国史が」と話してくれて、富来の福浦港の歴史

(渤海の使節が、唐の時代に国交の拠点としていたことなど)などができて楽しかった! 雨は帰り道

で少し降られたくらいで済み、曇っていたお陰で直射日光にさらされることもなく、合計4時間くらい

頑張れた。この行き方(ボラバスは利用しないで、自家用車で現地往復)で、今年は「月イチ以上」の

ボラ参加(去年は6~11月に、6回)を目指したい! 2025.5.9


富来町での災害ボランティア明けの土曜日。基本、読書やアコギでゆったりと過ごした。前者は『枕草子』

の後半の一部、後者は久し振りに原曲をプレーヤーで鳴らしながらの弾き語り。夕方、お墓の草取りへ。

その後、母と恒例の買い出しへ。晩に、映画DVD「二十歳のソウル」鑑賞。映画の原作本を拾い読み

しながら、就寝。 2025.5.10


アコギのストラップをさらに短くしたら、立って弾いている時も座って弾いている状態に「限りなく」近くなって、

指が横の弦に触れるミスタッチがほとんど無くなった。「腰弾き」の見た目を重視して、高校の時から立ち

弾きの際には低い位置で弾いてきたギター。去年、初めてストラップを少し短くして、この日、自分に

フィットした(指が短くて太め。腕もあまり長くない)形にした。それでも負け惜しみではなく、こう思う。

見た目・カッコ良さを重視して引き続けてきたことは、「プラマイプラ」だったと。15:00頃、 SERENA で

鳥越村を通って金沢の大豆田(まめだ)へ。市民芸術村の駐車場から、少し買い物した若宮の「パソコン

の館」(実は、バイクグッズも充実。大豆田に引っ越してからずっと会員)まで往復歩いた。小雨が降り

始めた中、粟津温泉総湯に湯浴みして帰宅。遅めの夕食後、イーストウッド主演の映画DVD「人生の

特等席」を鑑賞。 2025.5.11


姪が無事出産。ライン上でのやりとりで、そのよろこびを「山ばあを囲む会」メンバーで共有した。午後に

バイクで、アコギ(ノクターン)を携えて福井の鷹巣海水浴場へ。波打ち際近くにバイクを駐めて、まだ誰

もいない(海の家もセッティングされていない)渚に、船底を空に向けて俯せになっている小さなボートに

腰掛けて、1時間以上弾き語り。夕方には少し気温が下がって寒くなったので、帰宅後はチャリで山代

温泉総湯へ。晩のDVD映画は、イーストウッド続きで「トゥルー・クライム」を鑑賞。 2025.5.12




午前中は、 Word のテンプレを使って履歴書を作成。2年後の2027年度採用(某大学の非常勤講師。

担当科目は教師論、特別支援教育論、教育課程論)の「可能性」に向けて、動き始めた。午後は、

SERENA にアコギを乗せて越前大野へ。お醤油と地酒とコーヒー豆(いつもの「モモンガ・コーヒー」は

お休みだったけど、近くに「自家製」(?)自販機がある)を購入し、寺町を中心に散策。帰りは九頭竜

川沿いの国道脇の公園にある四阿(あずまや)で、90分くらい立ち弾き語り。丸岡温泉(たけくらべ)で

湯浴み。晩のDVD映画鑑賞は、この日もイーストウッド作品で「目撃」。 2025.5.13

 


午前中、母の通院付き添い。午後は、 SERENA にテントや焚き火台、アコギ(モーリス)などを積み

込んで、ネットで天気予報を確認して急遽予約したキャンプ場(今庄365号線スキー場)へ。GW前に

購入したタープテントを初めて設営し、近くの温泉(杣山<そまやま>町の蓮はな温泉)で湯浴み→

コンビニでビール・地酒や夕食・朝食などを買う→テント横でソロキャンプ。雲一つ無い夜空なのに、

星空が思っていたほど輝いていない…と思いきや、ほぼ満月のお月様が東の空から昇ってきたの

でした! それを眺めながらの「アコギな夜」…お客さんは私と一組のご夫婦だけでした。 2025.5.14

 


越前今庄(いまじょう)のキャンプ場で迎えた朝。キャンプ用のミルで挽いたコーヒー(豆は先日、大野で

購入したモモンガ・コーヒーのダーク・ロースト)を淹れて、ゆったり朝食。少し読書(『星空の話』<永田

美絵 著、イースト・プレス>)して、チェック・アウト近くの11:00までに撤収。その後は、泉鏡花の掌編

『夜叉ヶ池』所縁(ゆかり)の夜叉ヶ池が見たくて山間の道を車で進んだが、広野ダムの処で「夜叉ヶ池

登山道までの道、工事中」との看板に遭遇。諦めて、去年の夏にも立ち寄った今庄の宿場町跡へ。

今回は、車を停めてゆっくり約1㎞の町筋を歩いた。途中、蕎麦屋さんに入り、「おろしそば」(国鉄時代

で終わったのかどうか、以前、北陸線の駅のホームの立ち食い蕎麦が「今庄蕎麦」だった)をいただいた。

とても美味しくて、少しだけ店長さんと蕎麦の話や今庄宿の話ができた。駅の土産物店で、地酒を買い、

帰宅の途についた。 2025.5.15

 


学校は中間考査最終日の金曜日。バド部活は、10:45頃~12:40。テストその他の終了時間が、学年など

でバラバラ。それでも、1年生が全員体育館に入った時点で部活スタート。その1年生との基礎打ちローテ

ーション→ダブルス中心のゲーム練習で、6月初めの県総体に向けた、「よい初日」になった。 2025.5.16


午前中バド部活の土曜日。松任高校男子7名と合同練習。卒業生も、去年の3年生(男子2名・女子1名)

を中心に7名も来てくれて、ノッカーや1年生の基本練習役を務めてもらった。松任高校の顧問のKさんと、

「総体後の7月には、初心者の1年生同士のゲーム練習もしたいですね」と話をした。

「ことだま備忘録」

1.「壁にぶち当たることは何度もある。そのときに大切なのは『壁をうち壊す力のある 言葉をいくつか』と、

 人と違う自分の『変さ値』をしっかり持つこと」(鎌田實 『17 歳のきみへ』から。5.13朝日新聞朝刊「折々の

 言葉」より)            

2.「人徳のある変人であれ」(田中和吉。「北国街道 今庄宿 まちめぐりガイドブック」 より) 2025.5.17


「バド×スピ!(バドミントン・スピリット)」というサイト(いつでも閲覧できるように、アイコンがデスクトップに

常置)に、次のようなニュースが紹介されていた。3月末の2日間で、「全国公立高等学校バドミントン研修

大会」(後援:スポーツ庁、日本バドミントン協会他。今回で3回目の実施)が東京と埼玉で開催され、インター

ハイ出場(団体戦で県1位など)を目指す公立高校(各都道府県2位、3位校)が、今回は58チームが参加。

そして石川県からは金沢泉丘高校が、「東京大学、京都大学を含めて多数の国公立大学合格者を出す県内

ナンバーワンの進学校」として参加していることも記事に出ていた。「文武不岐」の言葉や、泉丘の選手の

コメント(「進学校であるがゆえにモチベーション維持が難しい中で、この大会があることが支え」)も紹介され

ていて、小松高校や金沢二水高校でのバド指導の日々を懐かしく思い出した。また、「ブラック部活」的な

批判がますます強まっている部活動指導についても、以下の様な「理想」が掲げられて「膝を打った」。「学校

での教育活動の一環として行われる部活動。学校指導要領総則には、『生徒の自主的、自発的な参加により

行われる部活動については、学習意欲の向上や責任感、学校教育が目指す資質・能力の育成に資するもの』

(一部要約という一文がある。今大会はそれを体現するきっかけにもなり、教育的価値の高い機会になって

いる」。そういえば、こんな替え歌を作って「ネタ」にしてたっけ。~♪~授業は生徒指導 本当は生徒指導 

 罪と罰乗り越えて 部活も生徒指導 大切な生徒指導 アメとムチではなく~♫~
 
午後から SERENA で福井のアピタへ。本は『ブルーバックス みんなの高校地学』(講談社)、『ビギナーズ・

クラシックス 水滸伝』と『ビギナーズ・クラシックス 論語』(どちらも角川ソフィア文庫)を、映画DVDは

「ジャージー・ボーイズ」と「アメリカン・スナイパー」を購入。キャンプ・グッズも安くなっていたので少し買い

足した。帰りは、丸岡温泉のたけくらべキャンプ場でアコギと湯浴み。晩は、ネットで流れていた映画「戦国

自衛隊」(旧作)を全編視聴してしまい、その勢いで「積ん読」になっていた原作本(半村 良 著、角川文庫)

を半分くらい読んだ。 2025.5.18




バド部活定休日の月曜日。昼過ぎに、キャンプ・グッズ(ガスバーナー、チェア、簡易テーブル、コーヒー

豆用ミルなど)とアコギを SERENA に載せて、今年初の西俣キャンプ場(小松市)近くの広場へ。レトルト

のカレーと淹れたてのコーヒーを楽しんだ後は、読書(『戦国自衛隊』の続き)とアコギ。新緑を揺らす、

いい風が吹いていた。帰りは粟津温泉総湯。晩に映画DVD、イーストウッド監督作品「ジャージー・ボーイズ」

を鑑賞。公開当時、金沢の大豆田に住んでいて、その貸家から自転車でレイト・ショーを観に行ったこと

を懐かしく思い出した。あの夜も、いい風が吹いていたような…。 2025.5.19




16:45~18:15、バド部活の火曜日。おそらく1ヶ月以上振りに、ゲーム練習に参加(相棒のSさんとダブルス)。

そして…2試合目の男子1番手(実質、加賀地区2位)ペアに2-0で勝ってしまった。…まあ、ほとんどSさん

のお陰ではあるが、「負けちゃダメでしょ」と思ってしまった。…でも、やっぱり勝つとうれしいもの。ゲームの

途中で、15年くらい「エクスカリバー」と名づけて愛用(あの「オグ・シオ」ペアも使っていた)してきたラケットが、

Sさんのラケットと接触してフレームが折れてしまった。「何代目かのエクスカリバー」を買わなきゃ! ゲーム

の前に、Sさんから「私も SERENA で、色も黒にしました」(昨年ご結婚、今年ご出産。ファミリー・カーの購入

を決めたとのこと)と申し訳なさそうに「告白」されてしまった。私としては、 BADMINTON 同志かつ BLACK

SERENA 同士になって、とてもうれしい。 2025.5.20


16:30~18:15、バド部活の水曜日。前日のフットワーク練習の際に顧問のSさんから「強く叱責」された女子

部員3名(3年生2人と2年生1人)が、「釈明」に来ず、部活もほぼ無断欠席。3年生2人は、県総体直前・

卒部直前であるのにかかわらずのまさかの事案。部にとって、そして何より彼女達にとって、チームにも

個人にも大切な「気づき」があればいい…それを本人だけでなく保護者の方にもわかってもらいたいという

ような話を、私とSさんで相談した。この日はシングルス練習の日。私も昨日に引き続いて、「まだ負けられ

ない」部員と2ゲーム。 2025.5.21


16:35~18:15、バド部活の木曜日。件(くだん)の女子部員3名の中の、2年生女子が部活に戻っていて

一安心。体調不良ということで、シャトルの整理をしてもらった。部活が終わって事務室に体育館の鍵を

戻しに行くと、M校長から辞令(「県の部活動指導員」に任命)をいただいた。あらためて背筋が伸びた。

読書備忘録:

1.「そういうことはジャズの本質だね。それにジャズは即興芸術でもある。シーンのテンポを決めるとき、

 ジャズマンみたいにすることがたまにある。ジャズマンが与えられた主題をアドリブするとき、リズムが

 自然に決まってくるようにね。そういうことは、撮影のときにも、編集のときにもある。偶然が差し出して
 
 くれるものをいつでも受け入れられるような態勢でいたいんだ。(中略)ものごとには骨組みが必要だが、

 融通が効かないようでは困る。どんなにしっかりした骨組みがあっても、そのときどきの思いつきを組み

 込む余地がなければだめなんだ。」(イーストウッド)

2.「アクシデントがなければアートもない。写真でも映画でも言えることだ。ある女優にこう言われたことが

 ある。『あら、いやだ! わたしがへまをしたところを全然カットしないのね!』って。で、わたしは答えた。

 『きみのへまが素晴らしかったんだ!』ってね。臨機応変の演技は何ものにも代えがたい。」(イーストウッド)

3.「運命に逆らい、力づくでそのコースをねじ曲げることに人間の偉大さがあるのではなく、たとえみじめ

 で堪え難い運命であろうと、誰とも共有できないおのれだけの運命に正面から向き合い、その運命を果て

 までたどり、ついにはそれを肯定し、受け入れることにこそ人間の尊厳があり、生の証がある。

  人間が運命に導かれるままの無力で受動的な存在であるとしても、与えられた運命をみずから選びとり、

 自分だけに固有の生を肯定し、祝福することは、あくまでアクティヴで気高い行為である。そして、その孤独

 な試練に堪え得た者だけが、イーストウッドの映画のヒーローになる資格をもつ。」(訳者 あとがきより)

(『映画作家が自身を語る 孤高の騎士 クリント・イーストウッド』(マイケル・ヘンリー・ウィルソン 著、

石原 陽一郎 訳 フィルムアート社 刊)        

1.と2.については、映画の撮影や編集、写真や映画などのアートだけにあてはまることじゃなくて、授業や

 部活にも言えることのような気がする。

3.について。「与えられた運命をみずから選びとる」という言葉は、「与えられた(受動的)」と「みずから選び

 とる(能動的)」で逆説的。仏教思想の他力と自力のコラボ(相応)に近いような気がする。 2025.5.22




15:35~18:15、バド部活の金曜日。3年生にとって、通常メニューはこの日でフィナーレ。来週火曜日からは、

団体戦シミュレーションを含めたゲーム練習が中心。男子団体メンバー6人は、翌日の金沢錦丘高校での

練習試合に備えたものに。「先生とシングルスしたい」と言ってきた3年生男子のF君は団体メンバーには

入っていないけれど、上手になってきた選手。ファーストゲームをギリ取られて、セカンドゲームをギリ取り

返して時間切れの引き分け。部活前は、いつもの読書とサイクリングとアコギ。それらが「日常的」ならば、

やはりバド部活は「非日常的」…あれ? 定年前は逆だった? ま、今は今のコラボレーション。大事なのは

バランスなのかも。 2025.5.23


午前中、学校で練習→金沢錦丘高校で練習試合(男子5名。1番手のF君は発熱のため不参加)。午後は、

野々市のバイクグッズ・ショップ RICO LAND へ。好きな色とデザインのオールシーズン用のライダーズ・

シューズが、旧式モデルという理由で安く出ていて、迷わず購入。その「足」(お店で履き替え)で、美川の

BADMINTON 専門店ラケット・ショップマツダへ。先日、フレームが折れてしまったバドラケの後継ぎ(「シン・

エクスカリバー」と命名)を、松田さんの助言もいただきながらチョイス・購入。シューズもラケットも、よいもの

が買えてよかった。 2025.5.24


小雨、時々曇りの日曜日。前から、とても楽しみにしていた飲み会(「寺高地歴公民科研修旅行」メンバー

5人…とはいっても、今も寺井高校にいるのは数年前から私のみ。辰口町の居酒屋「あぐらや」にて)が

あった。これまでの研修旅行の思い出話や、今年度(2年前の前回同様、2月を予定。3年生の担任を

されているメンバーに配慮)の旅の計画などで大いに盛り上がった。私は、持参した書籍『「豊臣政権の

貴公子」宇喜多秀家』(角川新書)に、その著者でメンバーの「知恵袋」「歩く歴史ディクショナリー」大西泰正

(やすまさ)さん(今は金沢城調査研究所所員。宇喜多秀家や前田利家などに関する多くの著作あり)から

サインをもらった!(これで3冊目。内容はもちろん、大西さんの文章が持つ風韻が好き) 2025.5.25




バド部休養日で1日オフの月曜日。午前中は主に、昨夜の飲み会でサインをもらった大西さんの著書

『「豊臣政権の貴公子」 宇喜多秀家』の再読を進めた。午後からは、いつもの福井県のアピタへ

( SERENA で)。先週同様、キャンプ用品が安かったので、1~2人用のコンパクトなシェード(日陰や

着替え程度のスペースを提供してくれるミニテント)などを購入。これで、今年の夏は海水浴…ていうか、

川や湖で泳ごうかな? 帰途、継体天皇の母、振姫(ふりひめ)所縁の地とされる坂井市丸山町の

六呂瀬古墳群の四阿(あずまや)で、90分くらいアコギ・タイム。45年くらい弾いているモーリスで、いい

感じに弾き語ることができた。古墳の案内板に、「継体天皇の『継体』とは、『国体を継承する』の意味」

というような説明が書いてあった。この継体天皇の史跡が福井県や岐阜県などに多く在って、これまでも

度々バイク・ツーリングなどで「偶然」訪れているフシギを思う。「必然」? 何かのお導き? なんちゃって。 

2025.5.26




バド部活16:30~18:10の火曜日。天気がよいので、自転車でお墓へ。草取りなどで汗を流した。11:00から

は母の通院付き添い。昼食を、粟津駅近くの「お多福」(久し振り! 10年くらい以上振り?)で楽しんだ。

部活は、来週の今日が県総体前日ということで、基礎打ち(1年生同士の打ち合いもあるので、10分基礎

打ちではなく、メニューを絞って14分間で実施。このことが「思わぬ収穫」)→2・3年生は団体戦シミュレー

ションを含むゲーム練習・1年生は私とノック練習(三角コーンにラケットを「包丁の持ち方」でタッチして、

2球連続で打つ。メニューはスマッシュ→カット→クリアー→ドライブ。スマッシュから始める理由は、フット

ワークに余裕をもたせることと打点を前にしたカットやクリアーを打てるようになるため)→1年生同士で

ゲーム形式のラリー(打てる人が「先生役」。ミスしたら交代)。14分間基礎打ちの「思わぬ収穫」とは、

時短のためのメニュー、カット・シーソーとスマッシュ・シーソーが、1年生には難しい内容ではあるが、

カットやスマッシュを前に出ながら打たないと相手に打たれたネットショットを返せないので、前後のフット

ワークが自然にできてきたこと! こんなに長く初心者にバドミントンを教えていても、まだまだ教え方で

気づくことがあるんだなぁ。 2025.5.27


16:30~18:10、バド部活の水曜日。午後にバイクで小松市の西俣キャンプ場近くの広場に出掛け、12:30

~15:30の約3時間、アコギタイム。立って2時間、座って1時間。瑞々しい新緑が踊る山間(やまあい)の

広場は、平日ということもあり誰もいなくて、いつもよりボリューム上げで弾き語りができてとても気持ち

よかった。バイクなので、持ち運びやすいトラベル・ギター「ノクターン」をチョイス。 2025.5.28

 


15:30~18:10、バド部活の木曜日。『子どもスポーツ練習Q&A やってみようバドミントン』(松村 美智子

 著、ベースボール・マガジン社 刊 2024)の「どうしたらロブを遠くへ飛ばせますか?」のページを参考

にして、1年生(今年度は、全員がバドミントン初心者)との練習に取り込んでみた。それは、「手投げされ

たシャトルを、1歩フットワークしてロブを打たずにラケットでシャトル・キャッチ→そこが打点になることを

確かめる+テイクバックを小さくしてロブを打つ」の繰り返しノック。フォア・バックそれぞれ2セット。フォア

でのロングサーブが苦手な1年生が多いので、打てるようになるきっかけになるといい。晩に映画DVD

「シン・ゴジラ」鑑賞。 2025.5.29




15:35~18:10、バド部活の金曜日。朝食後、自転車で久し振りに「新緑・深緑」の桂谷町へ。午後は、一昨日

同様、 SERENA にアコギを積んで小松市の西俣キャンプ場隣の広場へ。先日購入したシェードテントを設営

して、約2時間、アコギ・タイム。「キラキラ音」のオベーションが大活躍。 2025.5.30




午前バド部活の土曜日。本校卒業生が男女合わせて6名、県立工業と石川高専からも男子卒業生

それぞれ1名が来てくれて、顧問の先生方お二人も「大車輪」で動いてもらい、まるで練習試合のような

半日練習ができた。これは本校バドミントン部の大きなアドバンテージだと思う。財産だと思う。夕方は

少し早めに母と、1週間分の食材等の買い出し。晩は5月最終日なので、町内会があった。 2025.5.31

~6月~

午前バド部活の日曜日。いつもは休養日の日曜日を練習日にしたのは、県総体直前だから。大会に

エントリーしている2・3年生は、欠席した女子2名以外は全員参加。コーンタッチ(ラケットは「包丁」の

持ち方で)ノック2セット(初心者の1年生はスマッシュ、2・3年生はフリー)後、団体戦シミュレーションを

含めたゲーム練習。午後は、昨日ネットで予約した福井県のたけくらべキャンプ場へ。テント等を設営

した後は、竹田川上流の龍ヶ鼻ダム(初)と千戸の家(十年ぶり2回目。入館は16:00までなので、できな

かった。周辺を散策)を SERENA で訪れた。8号線沿いのスーパーマーケット「ピアゴ」で買い出し→

たけくらべキャンプ場敷地内の宿泊施設「丸岡温泉たけくらべ」で入浴→焚き火とアコギで0:00頃まで。 

2025.6.1

 


たけくらべキャンプ場で起床。昨日とは違って曇りでも「薄曇り」のお天気で、時折、芝生が日向(ひなた)

で輝く1日だった。そんな芝生の広場にキャンプチェアを移動させて、予定していたように文庫本『百年の

孤独』(ガブリエル・ガルシア=マルケス 著、新潮文庫。一昨年、日本で初の文庫化)を読み始めたら…

あまりの面白さ(骨太のストーリー展開もさることながら、グロテスクなユーモアを含んだ細部も)にどんどん

読み進めてしまい、気がついたら16:00を過ぎていた! それでも長編なのでまだ半分(一旦、クライマックス

があったが)、素晴らしい読書の楽しみが続く。帰宅後、洗車→自転車で山代温泉総湯へ。晩に映画DVD

「竜馬暗殺」(黒木和雄監督、原田芳雄主演)を、『百年の孤独』の最初のクライマックスのこんな台詞に

込められたドラマを「バトン」にして鑑賞。「絶大な権力にともなう孤独のなかで、彼は進むべき道を見失い

はじめていた。占領した町々で歓呼して迎えるが、恐らく敵にも同じことをするにちがいない民衆にうとましさ

を感じた」。ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が父(冒頭で殺害される)と息子たち(兄イワンと

弟アリョーシャ)を中心にした物語なら、このマルケスの『百年の孤独』はそれらに加えて、何とも魅力的な

母や悲劇的な妹が力強い存在感を発揮している物語。前者は未完で終わっていて、弟アリョーシャの

「あり得たその後の物語」(宗教家から革命家になり、理想と現実に苦悩するんじゃないか、という評論を

読んだことがある)をマルケスはこの作品で描きたかったんじゃないのかなぁ。それを読ませてもらっている

ような、うれしい感慨を抱いている。 2025.6.2




16:30~18:00頃、バド部活の火曜日。この日は県総体の前日。正規ポイント(21点3ゲーム)の団体戦シミュ

レーションと、3回戦まで15点3ゲームの個人戦を意識したゲーム練習を実施した。長嶋茂雄さんの訃報を

聞いて、小中学校の頃「野球少年」…までじゃなかったけど、かなり野球好き(中学校では野球部に所属)

だったので、感慨深いものがあった。その「メークドラマ」への憧れが、高校教師になってからのバドミントン部

活指導に反映されていると思う。そのバド部指導の相棒Sさんが SERENA で初出勤。私はその隣に私の

SERENA を駐めてツーショットの写真を撮った。 2025.6.3

 


バドミントン県総体初日。男子団体戦は1回戦快勝(対小松明峰高校3-0)、2回戦完敗(「常勝」金沢

市立高校を破って優勝することになる金沢学院附属高校に0-3)。女子団体戦は1回戦敗退(対金沢

高校)。個人戦はダブルス1回戦が行われ、本校は男子4ペアのうち3ペアが勝ち上がり、女子3ペアの

2ペアが敗退(シードされた1番手ペアは翌日に試合)。解散時の私からのコメントは、以下の通り。「3年

生の試合を中心に、ラリーを諦める試合や自分からミスを連発して自滅する試合がゼロだった。そのこと

がうれしい」。 2025.6.4


バドミントン県総体2日目。ダブルスとシングルス1回戦が行われ、本校は男子ダブルス3ペアと女子ダブ

ルス1番手が格上の対戦相手に善戦。シングルスは男子9人のうち6人が、女子7人のうち3人が勝ち

上がった。解散が19:00過ぎになったので、振り返りの集合を簡略化。私は「金沢の定宿」ビジネスホテル

東楽に、いつもの満天の湯での入浴後チェックイン→アコギ(モーリス)を携えて大豆田のいいとこ鳥本店

(21:00頃着)→いつもの犀川河畔で弾き語り(22:15頃~11:45頃)。 2025.6.5


バドミントン県総体3日目。シングルスでベスト32に入り、翌日の最終日に駒を進める部員はいなかったが、

3年生(特に男子主将K君)を中心に「最後までラリーを諦めない・ミスを連発sいて自滅しない」ゲームを

頑張ることができた。全員初心者で応援のみの1年生達にも、お手本になるプレーを見せてくれた。 

2025.6.6


前日までバドミントン県総体引率だったので、貯まった家事を済ませ、ゆったり読書とアコギ中心の土曜日。

それでもお墓の草苅と、去年の10月から近くに住んでいる甥への「草苅機のレクチャー」(試しとして、甥宅

の庭の草苅を一緒に行った)を楽しく頑張った。備忘録:先週火曜日に、金沢大学資料館で開催中(金曜日

で終了)の「金大学生寮の軌跡 -白梅寮篇-」を見学した。「自治と寮文化のコラボレーション」を通して、

寮生の気風が長く大切に育まれていたことに感銘を受けた。 2025.6.7




1日オフの日曜日。天気もよいので、久し振りにバイクで「山福井プチツーリング」。越前大野の市街地に

は寄らずに、九頭竜川上流の「道の駅 九頭竜湖」へ。「舞茸うどん」(蕎麦は完売)をいただいた後、周辺

を散策。帰途には、中部循環道の荒島IC近くの勝原(かどはら。去年の4月に初めて訪れた。たくさんの

花モモや桜で美しい公園がある)にも立ち寄り、山中温泉総湯で湯浴みして帰宅。 2025.6.8

 


トム・クルーズがバイクごと山の頂から大ジャンプしてみせた前作(「デッド・レコニング PART ONE 」。2度、

映画館で観た。その後、DVDも入手)の公開から2年、待望の続編「ファイナル・レコニング」を福井アピタ

のコロナワールドで鑑賞。まさかのシリーズ第一作目「ミッション・インポッシブル」(ブライアン・デ・パルマ

監督。1996年公開)のストーリーと「連結」(回想シーンでも、旧作がそのままインサート)! 晩に、前作を

ホームシアターで「復習」。「ミッション・インポッシブル」以外の出演作との「コラボ感覚」も随所に見られて

(「ラスト・サムライ」など)、「トム・クルーズ沼」にはまってしまいそう。「填(は)まる」って書くんだ。「装填」

されるということか。1962年生まれの「同世代」俳優に。 2025.6.9




いよいよ北陸も梅雨入り。バド部活は体育祭(火曜日開催予定が、雨天のため金曜日に順延)直前で休みに

なり、運動不足を鑑みて、午後に SERENA で小松ドームへ。外周の1周約400メートルを1時間強で10周ウォー

キング。その後、隣の公園にある四阿(あずまや)でアコギ・タイムを約2時間半。火曜日は粟津温泉総湯が

休みなので、木場温泉に浸かって帰宅。 2025.6.10




バド部は、この日も体育祭関係でお休みの水曜日。午前中は母の通院(月イチの加賀市医療センター)

付き添い。午後は梅雨空の下、 SERENA で福井のアピタへ。近くのカー用品店と初めて入ったブック・

オフで少し買い物(ナンバープレート・フレームや中古映画DVD)をした。その後、アピタ(休業日)の中に

ある映画館で、2度目の「ミッション・インポッシブル ファイナル・レコニング」を鑑賞。今回も、帰り道で

別所温泉に浸かった。晩は雨も上がり、お月様は薄い雲を纏った満月で気温も低くなかったので、近くの

尾俣川の畔でアコギ。たくさんの螢が、リスナーになってくれた! フィンガリングの静かな曲がお気に

入り? 2025.6.11




学校が創立記念日で、バド部活が午前練習…ということを失念してしまった木曜日。「翌日が体育祭

(水曜日実施予定だったが、雨天順延)だから、準備とか練習とかあって、部活は放課後でしょう」と

思い込んでいた! そんな午前中は、来週水曜日から2泊3日でのバイク・ツーリング(津・大津・

ツーリング)の計画を立て、宿を予約するなどした。午後は SERENA の洗車等→木場潟1周ウォー

キング→粟津温泉総湯湯浴み。 2025.6.12


9:00開会式、13:40頃閉会式の体育祭が行われた金曜日。その後、散髪して帰宅。久し振りに、自転車

で粟津温泉総湯まで。片道およそ45分の距離が短く感じた。

備忘録:

「長嶋さんが話題にしたのは、『他力』というテーマだったのである。プロ野球と『他力』」「キャッチボール

だってひとりじゃできないですから」(6月12日 朝日新聞朝刊 「長嶋茂雄という人」<五木寛之 寄稿>

より) 2025.6.13


午前中バド部活の土曜日。先日の県総体が終わって卒部した3年生男子1人・去年の3年生男子が2人

・一昨年の3年生男子が1人・3年前の3年生が男女1人ずつ・その一つ上の3年生で高校時代はテニス

部のY君という、ナント総勢7人が参加してくれた。おかげで、1学期期末考査前の最後の半日練習が

とてもよいものになった。午後はゆったり休養。晩にアコギ(モーリス)の弦張り替え。 2025.6.14


午前中は町の人夫(にんぶ。共同作業)で、草苅と電柵(イノシシ対策)設営。天気予報通り雨天だったが、

小雨程度で収まったのでよかった。それでも気温や湿度が高くて、汗だくに。10:30頃に終了→帰宅して

シャワー・休憩→12:00から公民館で「五月休み」(五月は旧暦? 町内での飲食会)。14:30頃に散会し、

家で昨日に続いて2台目のアコギ(オベーション)の弦の張り替え。夕方、自転車で山代温泉総湯へ。

晩に、映画DVD「コンタクト」(ジョディ・フォスター主演、ロバート・ゼメキス監督)を鑑賞。 2025.6.15


久し振りの1日オフの月曜日。気温30度越えで暑いけど、 SERENA で「海福井」へ。三国の道の駅で休憩

→鮎川園地キャンプ場散策(何度目かの下見?)→丹生(にゅう)の道の駅で昼食(葉わさび蕎麦)→いつも

のアピタ大和田店(隣のブック・オフへも)。買ったのは中古DVDで「ターミネーター」「ダーティーファイター」

(クリント・イーストウッド主演)「ミスティック・リバー」(同 監督)、古書で『カラマーゾフの兄弟 1』(光文社

 古典新訳文庫。新潮文庫の旧訳は、かなり以前に読んだ。2~4は、このあと入手する)、今年出版された

ばかりの『族長の秋』(ガブリエル・ガルシア=マルケス 著、鼓直 訳、新潮文庫)、地酒「梵 艶」。帰途、

六呂瀬古墳公園の四阿(あずまや)でアコギ(2時間越え)→最近よく入っている別所温泉(年中無休。

100%源泉掛け流し)で湯浴み。晩に玄関先で再びアコギ(1時間越え)。古墳公園はかなり標高が高くて

涼しく、玄関先も夜風が心地好かった。暗譜しているレパートリー、全部通しで演奏したら5時間越え? 

まだ「朝までやれない」か。 2025.6.16




午前中は母の通院付き添い。16:20~17:40頃、バド部県総体振り返りミーティング、3年生卒部式、1・2年生

出発式。「新しいゴール」と新しいスタートのミーティングになった。その後18:20頃まで、新しい主将のN君

(高校始めで、現在3番手)を中心に、1番手F君と4番手T君が「自主練」。私はそれに付き合って帰った。 

2025.6.17


2泊3日のバイク・ツーリング「TWO TSUs TOURING」(大津→津)初日。「この日は移動だけ」と決めて

いたので、9:00~10:00頃、寺井の村上モータースでオイル交換等の定期点検をしてもらい、実際の自宅

出発は10:30頃になった。いつもの越前大野→岐阜白鳥ルートは通行止め(土砂崩れで工事中)なので、

初の越前池田→岐阜揖斐川ルートを利用。思わず声を上げるような素晴らしい景色がいっぱいあって

快走できたが、いかんせん1㎞越えの長いトンネルが多く、しかもトンネル内の路面が地下水(?)で濡れて

いてバイクの前面から下部が薄い泥水で…。大垣で少し道に迷ったら、「まるで引き寄せられるかのように」

松尾芭蕉結びの地(「奥の細道」のゴール地点)に出くわした。桑名と大垣をつなぐ水運の地で、川にかかった

朱塗りの木橋に見覚えがあった。記念館でも紹介されていたアニメ映画の佳作「聲の形」の「ロケ地」だった! 

ここからは桑名→四日市→鈴鹿→津と「伊勢路」を南下。17:30頃、宿着。トラベル・ギター「ノクターン」を携えて

飲み屋(駅近くの「庵 JUJU 」)へ。堪能した地酒は、桑名の「颯(はやて) 夏純米 無濾過生酒」と伊賀上野

の「すっぴん るみ子の酒 9号酵母特別純米酒無濾過生原酒」。宿近くの安濃川の畔で、1時間くらい弾けた。 

2025.6.18

 


2泊3日のバイク・ツーリング「TWO TSUs TOURING」(大津→津)2日目。午前中は、宿のすぐ近くの

四天王寺と、三重県庁の隣の津城(戦国武将の藤堂高虎が改修)を見学。午後は、主に伊賀街道を快走

して大津へ。途中、この日も「まるで引き寄せられるかのように」松尾芭蕉生誕の地(伊賀上野の街道沿い

に、ひっそりとあった)に出くわした。休憩を兼ねて見学した後、当初予定していた道を外れて、いつのまにか

(これも「まるで引き寄せられるかのように」)宇治の平等院へ。去年のGWに雨天中止になった宿泊予定地

の一つが、この宇治だった。人生初の見学。プラスαの拝観料を納めて撮影禁止の鳳凰堂に入り、本尊

の阿弥陀如来座像や空中供養菩薩像のガイドを聴くことができた。圧倒された。心の中で、親鸞による

「正信偈」の冒頭、阿弥陀仏が法蔵という名で修行していたとされる内容の漢文の言葉を称えていた。

滋賀県大津には、17:45頃に到着。昨日同様、アコギを携えて琵琶湖沿いの大津港などを散策した後、

駅近くの居酒屋(「御蔵<おくら>」)に入った。堪能した地酒は、湖南市の「北島」と伊賀上野の「忍者」。

この日も琵琶湖の畔で、1時間くらい弾けた。 2025.6.19

  




2泊3日のバイク・ツーリング「TWO TSUs TOURING」(大津→津)3日目最終日。午前中のうちに、

三井寺(みいでら。園城寺<おんじょうじ>とも。国宝の金堂と「秘仏」弥勒仏は、天智天皇<中大兄

皇子>に由来。建立は壬申の乱で廃死した大友皇子の皇子、大伴与多王による。中世でも近世でも、

歴史的な舞台。天台寺門宗<最澄が開いた天台宗が山門派と寺門派の2つに分派して成立した後者>

の総本山)と義仲寺(ぎちゅうじ。「朝日将軍 木曽義仲」討死の地で墓所。大坂で没した松尾芭蕉が、

遺言によって埋葬された墓所でもある。古い地名は「粟津ヶ原(あわづがはら)」。粟津=淡津で、「淡水

である琵琶湖の港」の意味。大津皇子<おおつのおうじ。天武天皇の第3皇子で母が天智天皇の皇女。

天武天皇没後、謀反の疑いで刑死。折口信夫<おりくちしのぶ。初任校の大聖寺高校と3校目の金沢

二水高校の校歌の作詞者>の小説『死者の書』の「死者」。粟津温泉を開湯した泰澄は、この大津皇子

の息子で「粟津皇子 あわづのおうじ」だった…という説があることを近年知った>)を参拝・見学。前者

はそのスケールの大きさに圧倒され、後者はそれと対照的なミクロコスモスを堪能できた…ていうか、

やっぱり今回の旅は初日から最終日まで、芭蕉にとっての重要地(初日は「奥の細道」結びの地=大垣、

2日目は生誕の地=伊賀上野、最終日は墓所の地=大津)を偶然の必然? 必然の偶然? で巡る

ものになったことに「なにかくるもの」を感じた。今後の読書などにも、大いに影響しそう。帰途、琵琶湖岸

道路の近江八幡近くの長命寺を、なんと30年以上振りに訪れた。この808段の石段を、初任校の大聖寺

高校バド部男子部員(県団体戦ベスト4入り・個人戦インターハイ第2代表入りを目指したチームの主要

メンバー6名)と一緒に上半身裸になって走って往復した…という思い出。遠征(「全国区」の比叡山高校

との練習試合)のために、近江八幡ユースホステルで宿泊した翌日の朝練での出来事。 2025.6.20

 




終日、家で旅の振り返りや読書(木曽義仲つながりで、買い置きしていた『平家物語 ビギナーズ・

クラシックス』など)にアコギ。夕方は、母と定期的な買い物に。 2025.6.21




13:00から公民館の掃除。30分くらいで終わった後、一緒に担当した3人と15:00頃まで四方山話。その後、

SERENA で小松のブック・オフへ。古書(アランの『幸福論』や手塚治虫の『火の鳥』<まだ購入していな

かった巻>など)も中古DVD(マイケル・チミノ監督の「天国の門」や、これまで「敬して遠ざかっていた」

庵野秀明総監督の「エヴァンゲリオン」)も、「掘り出しもの」を多く入手できてよかった。 2025.6.22





『平家物語』が面白い! 今回のツーリングで参拝・見学した宇治の平等院や大津の三井寺(園城寺)が

頻出したり、今年4月に訪れた小松市の鵜川(うがわ。章立ての「平家打倒をもくろむ陰謀―鹿の谷会議」

の「鵜川合戦」などに登場)町、同じく小松市で鵜川町にも近い原町で生まれたとされる仏御前(ほとけごぜん。

「怨念を超えた女の友情―祇王<ぎおう>と仏御前」などに登場)のことが出てくる。寺井高校での学校

設定科目だった「石川の文化と歴史」の授業を担当することで触れることができた郷土史や、最後まで担当

することのなかった日本史の「学び直し」の楽しさよ。それが「読書の旅」や「バイク・ツーリングの旅」などと

つながることのうれしさよ。午後は雨天なので小松ドームを10周歩き、ユアサ自動車整備工場に行き

(「ヤンキー車状態」になっていた右ウインカーを修理。先週末のイベントの余りということで、カレーと

スープとごはんの二人前セットをもらった)、寺井高校で今週末の部活動指導者指導力向上研修の要項と、

届いていた「バドマガ」と「キネ旬」最新刊をゲットして、粟津温泉で湯浴みして帰宅。 2025.6.23


午後から SERENA で、坂井市丸岡町の福井県総合グリーンセンター(グリーンパーク)へ。パーク内外周

1周プラスαで、90分くらいウォーキング。その後、いつものたけくらべキャンプ場で2時間くらいアコギタイム。

別所温泉に浸かって帰宅。晩の映画DVDは「聲の形」鑑賞。エンドロールで、先日のバイク・ツーリング途中、

偶然に訪れた大垣市がロケ地であることを確認。京都アニメーション(5年前の放火事件で、たくさんの人が

亡くなった)の作品であることにもハッとした。 2025.6.24

 


午前中は、自転車でお墓周りの草取りへ。途中から陽射しが強くなって、終わる頃には汗まみれ。梅雨

真っ盛りで、湿度も高いから。午後は、『平家物語』の続きを読み耽り、15:30頃から SERENA にアコギを

載せて軽くドライブ(加賀市東谷地区滝町の公園、同山中温泉の臨峰苑<小学生?年生の時、遠足の

目的地。「郷土の偉人」新家熊吉の大きな銅像がある>、同中央公園)。17:00、県の退職公務員連盟の

地区委員を担当されている方が年会費(年金受給前なので千円)を徴収にいらっしゃるので、それまでに

帰宅。その後はいつもの粟津温泉総湯へ。 2025.6.25


午前中、すごい雨。時折稲光も。そんな中、先日ブック・オフで購入した『隠された十字架 法隆寺論』

(海原猛 著、新潮文庫。昭和56年発行)を読み始めた。初めて読んだのが、初任校の大聖寺高校時代。

地歴公民科(当時はまだ「社会科」)の研修旅行の目的地として、奈良や京都、対馬や韓国の慶州など

(つまり、かつての平城京から新羅の都まで。すごい…)を訪れていた頃。とても面白くて、読み終わった後、

同じ著者による『水底の歌』(柿本人麻呂論)に進んだっけ。今回、30年以上振りに読んでいて気づくことは、

「これまでの経験や知識などのおかげで、より一層興味深く読めているなぁ」ということ。そしてまた、奈良

や京都、出雲や伊勢などを旅してみたいなぁ。午後は SERENA で、福井県の三国(三国湊座で「三國

バーガー」とコーヒー)→アピタ大和田店へ。書店を渉猟した後、地酒(「黒龍」)などを買い物して、六呂瀬

古墳遺跡の四阿(あずまや)で弾き語りしてたら、19:00近くになっていて驚いた。別所温泉に浸かって帰宅。 

2025.6.26




『平家物語 ビギナーズ・クラシックス』(角川書店 編、角川ソフィア文庫)読了。「目から鱗」がいっぱいあった

。特に巻末の「平家物語灌頂(かんじょう)の巻」(秘曲を伝授する意味。もともとは、仏教で弟子が師から法を

受けるときの儀式<香水を頭上に注ぐこと>の意味)と解説での「『平家物語』の生みの親―慈円」のところ。

正午前後の約1時間半、久し振りに自転車で主に農道をサイクリング。梅雨時に成長する青々といた稲田

に囲まれてペダルを漕ぎながら、心地好く吹きつけてくる風を、視覚・聴覚・嗅覚・味覚(「風の味」…これは

想像)・触覚の「五感の保養(目の保養だけでなく)」を楽しんだ。 2025.6.27


午前中(9:30~12:45)、根上タントで県の部活動指導者指導力向上研修。アイスブレイク(リラックスする

ための雰囲気づくり)などのアクティビティ(自発的な活動)を効果的取り入れた講座「セーフガーディング」も、

6つの具体的な場面(サッカーの練習中に落雷で意識を無くした生徒への対応など)を想定した救急対応

の実習も、楽しく有意義に学ぶことが出来る工夫がたくさんあったと思う。来週火曜日から再開(期末考査

明け)するバド部活指導に活かしたい。午後は主に読書。夕方、久し振りに1時間くらいランニング。気温

は低めだったが、湿度が高いので大汗になった。17:00から、母と定期買い出し。その後、粟津温泉総湯へ。

晩はカレーを作り、尾俣川の岸辺でアコギ。 2025.6.28


30度未満なら涼しい方? 風もあって雲もあるので、越前大野までバイク・ツーリング。結ステーションに

停車して、近くのおいしい湧き水で喉を潤し、いつもの散策コースを歩いた。南部酒造場で地酒「花垣」

(去年まで「売り切れ」で手に入らなかった限定醸造の純米大吟醸生酒を購入できた)、山元醤油・味噌

醸造元でお味噌、結ステーションで野村醤油・味噌醸造元のお醤油を買って帰った。帰途、丸岡温泉

たけくらべキャンプ場でアコギ→入浴。晩は映画DVD「ターミネーター」(ジェームズ・キャメロン監督)を、

きっと20年以上振りに視聴。やっぱ、1㎜も無駄の無い快作だと思った。次は特撮「も」パーフェクトな

「T2」が楽しみ! 2025.6.29


35度近くまで暑くなりそうなので、家事や読書の後、正午前に SERENA で福井アピタへ。主に書店で

過ごし、以下の2冊の新書プラスαを購入。

1.『新・古代史 グローバルヒストリーで迫る邪馬台国、ヤマト王権』(NHKスペシャ ル取材班 NHK

 出版新書)              

2.『日本哲学入門』(藤田正勝 著、講談社現代新書)

プラスα 『書いて学ぶ 親鸞の言葉 和讃』(東本願寺出版)

1.は、最新の学説などを知りたくて。あと、中国との関係を中心に「グローバルな視点」で書かれている

のも魅力的。2.は、やはり新しい本で、日本の哲学(内容と哲学史)について体系的に書かれたものを

読んでみたくて。プラスαは、同じシリーズの『正信偈』に続いて、浄土真宗の教えを親鸞の言葉そのもの

から学びたくて。帰りは六呂瀬古墳遺跡の四阿(あずまや)で60分くらいアコギ・タイム。晩に町内の定期

集会(町費の納入中心)。終わってから尾俣川沿いの道でも1時間以上アコギ・タイム。山風で涼しい丘の

四阿や川風で涼しい夜の川岸は、特別なヒーリング・スポット。 2025.6.30

 

~7月~

少しずつ読み進めていた『読書からはじまる』(長田<おさだ>弘 著、ちくま文庫。2021年、初版発行)を

読了。池澤春菜さんによる「解説」の終文はこれ。

「きっとこの本は、あなたのかけがえのない友人になるでしょう。人生の中で幾度となく読み返し、そのたびに

新しいことを教えてくれ、知らない世界に旅立つ勇気と喜びを与えてくれ、手を引いて、あるいは背中を押して

くれる友人。わたしは、たくさんの友人に導かれる、読書する生き物として生きていけることが幸せです。

わたしは本が好きです」。

同じ長田弘で読んだ本(何回か蔵書を処分したけど、ずっと手放さなかった本)は、大学生の頃に大学生協か

古書店で購入したと思われる『ねこに未来はない』(角川文庫の小説。1975年、初版発行)。10年前の5月に

亡くなられた長田弘さん。詩集も読んでみようかな。

学校は期末考査最終日。バド部は12:30~14:30。N君が主将の新チームが始動した。N君の頑張ろうという

気持ちも、他の2年生の「N君を支えよう」という気持ちもいろんな場面で見られた。顧問のSさん・Nさん(講師)

には「大車輪で」コートに入ってもらって私はほとんど動いてなかったので、帰りに木場潟1周を歩いた。晩に

映画DVD「ターミネーター2」鑑賞。押しも押されもしない大作なんだけど、どこかインディーズ魂を感じさせて

くれるのは、監督キャメロンの「映画オタク振り」からくる好ましさが理由かも…と思った。1作目の「ターミ

ネーター」同様、これも20年以上振りで観たんだけど「一生モノ」だと思った。 2025.7.1




午前中は『新・古代史 グローバルヒストリーで迫る邪馬台国、ヤマト王権』(NHKスペシャル取材班 NHK出版

新書)を半分くらいまで読み、お墓周りの草取りもできた。午後にも読書(『隠された十字架 法隆寺論』)を進め、

16:30~18:15、バド部活。「声の出ない基礎打ち・私語や笑いの多い基礎打ち」の後、全員を集合させて主将と

男子エースのそれぞれに「今の練習、100点満点で何点だったと思う?」と質問したら、それぞれ「49点」と

「50点」…。「練習中に、休憩中のシャトル打ちの雰囲気を持ち込むのはNG。声が出ない理由の一つは、

出された声への返事が少ない・小さいことでは」という注意や助言をした。「新チームスタートのミーティングは

何だったの? やる意味あったの?」と苦言を呈しつつ。 2025.7.2


朝、いつものように新聞(朝日)に目を通していたら、「明日への Lesson 第1週 BOOK」という特集で、『大衆

の反逆』(ホセ・オルテガ・イ・ガセット 著)が取り上げられていた。数年前に大坂の古書店で購入し「積ん読」

になっていたのが、神吉敬三訳のちくま学芸文庫本。以下は特集からの引用。「『みんなと同じ』であると感じ

ても、そのことに苦しまず、他の人たちと自分は同じなのだと、むしろ満足している人」「自己完成への努力を

せずに、波の間に浮標(ブイ)のように漂っている人」(「大衆」の新しい定義)「自らに多くを要求して困難や

義務を果たす人」「常に自己超克しようと努力する生」(古い定義の「大衆」の中にも存在する「精神的な貴族・

選良・エリート」の定義)…で、読み始めたら止まらない! 結局半分近くまで一気読みしてしまった。ページ

の折り曲げや本文への傍線、書き込みなど…多すぎ。15:35~18:15、バド部活。「昨日の今日」なので、

フットワーク練習を中断させて、またまた「お説教」。今回は「声」を出すことの大切さや、チャンピオンシップ

の部活でしか得られない達成感や人間力などについて、わかりやすく伝えたつもりだし。一方的な話ではなく、

意見も聞けてよかった。その後の基礎打ち練習では、修正されていたようだったし。「『県大会で勝てない

加賀地区のほとんどの高校のバド部と同じ』であると感じたら、そのことに苦しんで、他の人たちと自分は

違うんだと、不満に思える人になってほしい」「チャンピオンシップで高校バド部を頑張ることが、自己完成

への努力の一つなんだよ」…あれ、オルテガの影響か? 2025.7.3




15:35~18:00(熱中症警戒アラートに対応して、少し早めに終了)、バド部活の金曜日。翌日のランキング戦

に向けたシングルス中心のメニューで、久し振りの「勝ち上がり負け下がり」ゲーム練習を行った。その後、

男子4番手(2年生。高校始め)のT君が顧問で講師のN先生にこんな質問をしていて、「おっ、いいぞ!」と

思った。T君「強いスマッシュの打ち方を教えてください」→N先生「私はグリップエンドを先行させて、打つ

瞬間に前腕を強く振り抜いている」。私が付け加えたのは、「ボールを投げるときのリリースポイントを意識

して打つ。グリップエンドを前に向けると、肘から手首までの前腕が雑巾搾りのような状態になる。それを

打つ瞬間に解放すれば、筋力以外の力が使えるよ」。晩に映画DVD「グロリア」(カサヴェテス監督、ローラ

ンズ主演)を鑑賞(3度目?)。喩えて言うと「私的映画の殿堂入り」作品。オルテガが定義した「大衆」の

ための映画の真逆? 2025.7.4




備忘録2つ。

1.「でもしあわせなんて何を持ってるかじゃない何を欲しがるかだぜ」(「はっぴいえんど」という曲の

一節。朝日朝刊「書きかけの…松本隆」より)。

2.「正しいことだから絶対に伝わると考えて、おもしろくする努力を怠ると、伝えたいものも伝わらない

と思うんです。僕も戦争映画をずいぶん見てきました。でも、僕がひねくれた人間だからか、なかなか

心に響くものはなかった」(週刊金曜日「井上ひさしの遺志継ぐ舞台を沖縄で映画化『木の上の軍隊』

平一紘監督に聞く」より)。

13:30~16:00、バド部活はランキング戦。私は1年生男子4名に、主審のスコアシートの書き方を教え、

全部の試合が終わった後は、ダブルスのルールなどを説明した。母と夕方に定例買い出し→晩に近く

の「ひるよる食堂 オオハタ。」で飲み。その後、映画DVD「天国の門」(マイケル・チミノ監督の「問題」作)

鑑賞。クリス・クリストファーソンとクリストファー・ウォーケンをたっぷりと堪能できた。どちらの俳優の

名前にも、クリストファー「キリストを運ぶ者」が入っている! 前者は昨年物故されました。「トラブル・

イン・マインド」、また観なきゃ。2025.7.5




先週の日曜日と同様、バイクで越前大野へ。今回は大野市の中心(大野城や結ステーションがあるところ)

ではなく、国道158号線が九頭竜湖方面に向かうあたりにある道の駅「荒島の郷」へ。モンベルの専門店を

渉猟し、「1番の目的」として焼鯖寿司を食して、地酒「花垣」の純米生酒を購入して帰宅。帰途、いつもの

たけくらべキャンプ場に立ち寄り、アコギ→宿泊施設の丸岡温泉で湯浴み。読書は梅原猛の『隠された

十字架』を半分くらいまで読み進めた。読み終えたら、自転車を載せた SERENA で奈良・飛鳥1泊旅行に

出ようかな。 2025.7.6


『新・古代史』(NHK出版新書)読了。日本史と世界史が「グローバルヒストリー」で結び付けられていて、

今の学習指導要領から始まった科目「歴史総合」を学ぶのに適していると思った。邪馬台国や卑弥呼、

「空白の4世紀」や倭の五王などについて、新しい発見や学説などに触れることができた。これを踏まえて、

『隠された十字架』などの読書を深めたり、奈良・飛鳥などへの旅を充実させていきたい。親鸞の「和讃」に

メロディーとギターコードを付けた楽譜を作成。「正信偈」「祝詞」に続いて、「私的教養」(強要されない教養?)

の一つにしていく。夕方、久し振りに自転車で粟津温泉総湯へ。路道(みちみち)、いろんな紫陽花や勢い

を感じさせてくれる青い稲などを目で楽しみながら(愛でながら)。 2025.7.7


11:00~13:30、母の通院付き添い→黒瀬町のおさむ食堂で昼食。昼食のオムライス&コロッケのボリューム

が通常のほぼ3倍! 「持ち帰り用タッパー1つまで無料」とメニューに「大書」されている意味が判りすぎる

くらい判った。私は晩もオムライス、母は晩も次の日の朝もオムライスになった。読書の後は、16:30~18:15、

バド部活。この週からは基礎打ちを2年生同士、1年生同士に。ダブルスメニューで頑張った。 2025.7.8


昨日に引き続き、母の通院付き添いの水曜日。この日は9:00~11:00。10時過ぎには病院を後にしたので、

帰り道沿いにある喫茶店「よつばハウス」に入って母はコーヒーとショートケーキを、私はコーヒーを楽しんだ。

初めてはいるお店だったけど、軽食もできるので今度は昼食に来たいね、と話をした。16:30~18:15、バド部活。

2年生が翌日までの2日間、インターンシップで部活不参加。なので、顧問2人とコーチの私と1年生全員

(男子4名・女子1名)の8人で、基礎打ちメニューのローテ→時間制シングルスの練習に汗を流した。部活

前に SERENA で西俣キャンプ場へ。スコールが来る前までアコギ・タイム。 2025.7.9


備忘録:

1.「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」(朝日朝刊「北陸三昧」 より。筆者の南部

 ヤスヒロさんが「江戸時代後期の農政家・思想家で『報徳思想』を唱 えた二宮尊徳(金治郎)の名言」として

 紹介)

2.「幸福な家庭はすべてよく似(にか)よったものであるが、不幸な家庭はみなそれぞ れに不幸である」

 (トルストイ)

 「不幸はいつも同じ顔をしているが、幸福の顔は、それぞれ違っている」(寺山修司) 「幸福を一つの達成と

 考えるか、目的とは無関係な悦(よろこ)びと捉えるかの違いか」 (朝日朝刊「折々の言葉」より。トルストイと

 寺山それぞれの幸福観を、筆者の鷲田清 一氏が論考したもの)

1.について。「〇〇のない△△は××(NGワード①)であり、△△のない〇〇は××(NGワード②)である」と

いうレトリック(修辞)の一つ。思うに、「〇〇=理想主義的な物事、△△=現実主義的な物事」が当てはまるの

では? このタイプの言葉(金言や箴言など)を収集してみると面白いかも。創作してみても面白いかも。例えば、

「市民社会のない国家は全体主義(ファシズム)体制となり、国家のない市民社会は絵空事」…などと。でもこれ、

哲学者のヘーゲルが似たようなことを言ってそう…(^^;)。

2.について。この脚下照顧のバックナンバー(2025.7.5付)「でもしあわせなんて何を持ってるかじゃない何を

欲しがるかだぜ」(「はっぴいえんど」という曲の一節。朝日朝刊「書きかけの…松本隆」より)と併せて考えて

みたら、寺山の考え方(幸福それ自体を目的とはしない実存主義的な幸福論)を具体的にしたものであること

が判る。それにしても、「実存主義的」という言葉をもっとわかりやすくできないものか。そうしないと、その価値

観が世の中で十分に活かされないのでは? 創作してみようか。「人生に何かを期待して生きるのではなく、

人生に何を期待されているかを考えて生きる主義的」…って長過ぎ! しかもこれは実存主義精神医学者

フランクル(『夜と霧』の著者)の言葉。 2025.7.10


午前中に自転車で、加賀温泉的近くのJA元気村までお買い物(加賀市の「地産地消」ブランドで、片山津の

自家焙煎コーヒーショップ「可非工房」のブレンド<豆のまま>と八日市の鹿野酒造の地酒「常きげん」純米

吟醸生酒など)。その後は、読書(『隠された十字架』)→「正信偈」のお勉強→アコギ。15:35~18:15、バド部活。

久し振りの2対1のシングルスパターン練習をメインに、シングルスメニュー中心の日。この日も20歳代の

顧問2人(Sさんは今年30歳に。Nさんは2度目の採用試験が目前)が大活躍! コーチの私としては、

お二人のお陰で「理想的な練習」ができている。コーチ冥利に尽きる…。 2025.7.11


午前中、バド部活の土曜日。丁度1ヶ月後の県大会(団体戦のみの学校対抗戦)に向けて、男女それぞれの

団体戦オーダー案を提示した上で、練習開始。ダブルス力の向上が課題の一つなので、ダブルス攻撃防御と

チャリチャリ(インドネシア語で「探す。選ぶ」。半面コート1対1で行う)を中心的なメニューとした。午後は家で

ゆっくりして、夕方、母と定期買い物。晩にDVD映画「ミスティック・リバー」(クリント・イーストウッド監督)鑑賞。

2003年の公開時、2度続けて映画館に観に行った作品。監督に徹したイーストウッド映画の中で、マイ・ベスト。

「カンヌで無冠はあり得ない」と書いた映画評論家にあらためて強く共感。 2025.7.12


SERENA に自転車(「街角2号」)を載せて、たけくらべキャンプ場へ。チェックイン前に近くの龍ヶ鼻ダムに行き、

SERENA を駐車してダム湖の周りをサイクリング。標高も高くて木陰も多く気温も低め、道もアップダウンが

あまりなくて快適なサイクリング。その後、チェックイン→テント設営→8号線沿いのスーパーマーケット「ピアゴ」で

買い出し→宿泊施設たけくらべの温泉で湯浴み→焚き火と飲みとアコギ。お星様(一瞬、帚星も見られた)と

お月様(まだほぼ満月)と螢(もう少ない)の灯りも満喫できた。 2025.7.13

 


たけくらべキャンプ場で朝を迎え、パンとコーヒー(携帯ミルを使って豆から抽出)の朝食→テント撤収後は、

前回同様、木陰で読書タイム。その読書も前回同様、ガルシア・マルケスの小説で、今回は『族長の秋』

(『百年の孤独』からさらにヒートアップしたグロテスク・ロマンで「南米発の世界小説」に耽溺)を冒頭から

三分の一くらいまで読み進めた。山間のキャンプ場でさえ、気温が36度近く(体温に近い!)まで上がって

きたので、自転車とキャンプ用具を積んだままの SERENA で、いつものアピタ大和田店へ。「手作り的本屋

さん」 AKUSHU では、こうの史代さんの最新作『空色心経(そらいろしんぎょう)』を、隣接しているブック

オフでは次のラインナップで本と映画DVDを購入。『重力と恩寵』(シモーヌ・ヴェイユ 著)、『人間について』

(シモーヌ・ボーヴォワール 著)、『土佐日記』(紀貫之 著。ビギナーズ・クラシックス)、『おくのほそ道』

(松尾芭蕉 著。同左)、『竹取物語』(同左)、『国防』(石破茂 著)、『まんがで読破 社会契約論 ルソー

作』、『孔子暗黒伝』(諸星大二郎 作)、『暗黒神話』(同左)、DVD「ジョゼと虎と魚たち」(犬童一心 監督。

田辺聖子 原作)。読むぞ~! 2025.7.14




備忘録:

1.「何を択(えら)ぶにも楽しそうかどうか、バイブレーションが合うかどうかを基準にしてきた」(朝日朝刊。

鷲田清一氏の「折々の言葉」で紹介されたホキ徳田さんの言葉より)。鷲田氏の引用そのものは、次の通り。

 「国籍、性別、地位、素性、年齢など 問わないの。人の本質に関係ないことはまず気にしない」。今の参院

 選での某政党が掲げる、「日本人ファースト」的な外国人に対する見方・考え方への批判が込められている?

2.「美しい心をもって行為せよ。世界はその時それだけ美しくなり、その美は後代に伝わる」(同上・同日の

 「天声人語」より。哲学者の今道友信さんの著書からの引用)。1.と連動した「編集の妙」を感じた。人を

 本質(優しさや思いやりなどの人間性。その人ならではの人格)から離れた属性(国籍、民族など)で見たり・

 考えたりすることの対極なのでは?

16:30~18:15、バド部活。休みは多いし、主将やランキング1番手を含めた2年生男子は練習前に部外者を

コートに入れてシャトルを打って遊んでいて、練習開始時間を遅らせてしまうし…。お説教から始まったトホホ

な日になってしまった。皮肉たっぷりに「よくあるアスリートのインタビューでの一言」をぶつけてみた。「しっかり

準備して、大会に臨みます。応援、お願いします」。「準備=日々の練習」ではないのか?! あ、いかんいかん、

「何を択ぶにも楽しそう」じゃなきゃいかん。「美しい心をもって行為」しなきゃいかん。…っていうか、そもそも、

練習開始時間を大切にできない人とは、バイブレーションが合わないし。 2025.7.15


13:00~14:30、バド部活。この日(翌日と併せた2日間、学校は午前中球技大会)から「夏の半日練習」スタート。

シングルスメニュー中心の日なので、この夏に取り組んで欲しい課題「スマッシュ力の向上」のための新メニュー

(ゲームに近いノック。前でノックされたシャトルをヘアピンで返球→そのヘアピンをノッカーがロブ→それをスマッシュ。

桃田選手の定番メニューとのこと)を、両面印刷のプリント(裏面は「肩から手首までの捻りとその解放」を意識

した素振りの方法)を配布・説明して…と思いきや、聴く姿勢NGの部員への注意から始まったお説教(昨日の

リフレインプラスα)のせいで「プリント回収。いつものノックメニューにします」となってしまった。2年生としての

責任の自覚(1年生を含めたチーム全体の成長など)やランキング上位の選手としての責任の自覚(バドミントン

以外でも、率先垂範でみんなのお手本になるなど)が足らな過ぎ。でも、このチームに限ったことじゃない。

他の勤務校でも、特にこの時期(6月の3年生卒部→7月の1学期末考査後の練習開始)に多かったような

気がする。これを乗り越えて(糧にして。キッカケにして)よいチームになっていけばいい。肝心要は、見て観ぬ

振りしないこと。「どうせ無理だから」と思って放置しないこと。「楽にやろう」と考えて甘やかさない(甘えない)

こと。そう思うと…それを選ぶと、なんだか楽しくなってきた。 2025.7.16


13:00~15:45、バド部活。参加者(参加が当たり前なんだけど…)は、2年生が8人のうち4人・1年生が5人

全員。ダブルス練習が中心の日だったので、2年生に1年生とペアになってもらい、「1年生中心のダブルス

の基礎・応用練習」になった。…これはこれでよかったと思う。やっぱり「択(えら)んでプラス」になることが

楽しい。先日購入した『空色心経(そらいろしんぎょう)』(こうの史代 作)を、もう何回も読み返していて、

ずいぶん前(アニメ映画化された『この世界の片隅に』が話題になっていた頃)に購入した『ユリイカ 詩と

批評 特集 こうの史代』を再読。今、こうの氏の地元、京都府福知山市で「漫画家生活30周年 こうの

史代展」が開催されていることを知り、20日(日)~21(月)の1泊2日でバイクツーリングを兼ねて鑑賞しに

行くことを決めた(宿、予約済み)。…もちろん、20日は選挙に行った後、出発の予定。 2025.7.17




学校は1学期終業式で、バド部活は11:00~13:00の金曜日。シングルスメニュー中心に、コンパクトに

練習をまとめた。それでも、基礎打ちを工夫(ドロップ・カットとロブの際に、ロブ側がリアクションステップ)

させたり、先日のハプニングで中断した「ゲームに近いノック」(ノッカーはヘアピンを打たせてロブ。それを

スマッシュの繰り返し)を行ったりできた。遅い昼食後、ゆっくり読書と午睡。夕方は自転車で山代温泉

総湯へ。 2025.7.18 


午前半日、松任高校(男女)が来校して合同練習会の土曜日。基礎打ち後・ゲーム前にパターン練習として、

「半面2対1ダブルスラリー」を行った。卒業生が3人来てくれて、こちらの人数不足を補ってもらえてよかった。

午後は読書と午睡。夕方に母といつもの「土曜の買い出し」。…土用の丑の日だったので、「一推し」のウナギ

の蒲焼きを購入。粟津温泉総湯で湯浴み後、加賀市の地酒「常きげん 純米吟醸生酒」のロックと合わせて

美味しくいただいた。晩に町内の会計業務(町費取り立て準備)をコンプリートして、散歩ついでに区長宅

(宅配ボックス)まで届けてきた。昨日梅雨が明けて、夏の夜空が美しく、北斗七星やカシオペア、さそり座は

もちろん、天の川まで見えた。なんだか近くに見えた。 2025.7.19


参院選投票を済ませてから、京都府福知山ツーリングに出発! メインの目的は、「こうの史代展」鑑賞。

「バイクツーリングマップル」お薦めの道、福井県小浜市から京都市に向かう「鯖街道」の一つ「周山街道」

を初めて快走。「オール下道」(有料自動車道を使わないこと)で約250㎞走行し、16:00過ぎに福知山城址

に到着。閉館時間の17:00まで、しっかり見学できた。「明智光秀 Love 」を強く感じる展示に、「敗者に心を

寄せる判官贔屓(はんがんびいき)」の感性を共感した。宿にチェックイン後、アコギ(トラベル・ギターの

「ノクターン」)を携えて、光秀公を祭る御霊(ごりょう)神社(市内の高校生女子で弓道部員?の人が、鳥居の

下できちんと一礼していた)や広小路、由良川に架かる音無瀬橋(おとなせばし)などを散策。駅近くの「地下

酒場」という居酒屋に入り、地酒(やっぱり、京都府とはいえ「丹波」なので、兵庫県の「香住鶴(かすみつる)」

と「神池(みけ)」や焼鯖を美味しくいただいた。その後、駅前広場でアコギ・タイム。小さな子どもを自転車に

乗せた女性と同じく自転車の地元高校生らしき男子が近づいて来て、「こんばんわ」と声を掛けてくれた。 

2025.7.20 

  


早めに起床して、9:00開館の福知山市佐藤太清記念美術館(福知山城趾と併設)へ。…退館したのは

12:00近く。見応え(読み応え)あった~。動画「『空色心経』制作の様子」もよかった。展示図録プラスαの

書籍『こうの史代 鳥がとび、ウサギもはねて、花ゆれて、走ってこけて、長い道のり』なども購入して、

この度の旅の目的をしっかり果たせた! 帰りのルートも、鯖街道の一つ、府道・県道1号線などを使って

快適に走れた。小浜では「濱の湯」の濱亭カフェで遅めの昼食と湯浴み・休憩。帰宅は19:10頃。楽しくて、

有意義なツーリングになった。福知山は、またゆっくり訪ねたい。 2025.7.21

  




午前中バド部活の火曜日。進学補習対象の部員(2年生は11:40頃から参加)が多かったけど、ダブルス

中心のメニューを行った。先日、教員採用試験初日を終えた講師で顧問のN先生に活躍してもらって、

充実した練習になった。私もパターン練習などでコートに入り、ズブ濡れの汗をかいた。午後は家でゆっ

たり。夕方、自転車で山代温泉総湯へ。 2025.7.22


「広辞苑」で「実存」という言葉を検索してみたら、次のように説明されていた。

②〔哲〕㋐現実的な存在。普遍的な本質ではなく時間・空間内にある個体的存在。スコラ哲学以来、本質

     存在に対比して用いられ、可能的な本質が現実化されたもの。

     ㋑特に人間的実存を意味し、自己の存在に関心をもつ主体的な存在、絶えざる自己超克を強いら

     れている脱自的存在をいう。自覚的存在。

「はて?」。

「名鏡国語辞典」では、こう。

②実存主義で、人間的実存。自由な選択によって自己を形づくる、人間の主体的な存在をいう。

「はて?」。

さて、私の自作「高校倫理一問一答集」ではどんな説明がされてるのでしょうか?

・「実存主義哲学」…個別的で一回的な主観的自己や「今、ここ」の現実存在に着目し、ヘーゲル哲学や

            マルクス哲学のような普遍的・客観的真理よりも、主体的真理を重視する哲学。機械

            文明や世界戦争など、現代人の不安が背景。

・「実存的真理」… 「私にとって真理であるような真理を発見し、私がそのために生き、そのために死にたいと

            思うようなイデー(理念) を発見する」とキルケゴールが書いた実存的な真理。

・「実存」… 「今、ここ」を生きる現実的・具体的な個別者としての在り方。語源:ラテン語のe x i s t e n t i a

       「現存」( e s s e n t i a 「本質」と対)         

こんなことを考えた理由は、7月18日付けの朝日新聞朝刊「国際」のこんな記事を読んだから。

「80年前、ここで起こったことは、人類にとって実存的な脅威の始まりだった」(「脅威の始まり 後世に―

初の核実験から80年 米に看板」の記事より)。

「実存的な脅威」という言葉には、せめて上記の「名鏡国語辞典」レベルの解説があってもいい…というか、

あるべきなんじゃないの、と思ったから。 2025.7.23


午前中バド部活の木曜日。この日までが、進学補習で欠席や終了間際からの部分参加者が多い練習。

なので、フットワークの基本的な型をレクチャーした。まさに、「やって見せ、言って聴かせて、させてみて、

誉めてあげる」練習になった。夏の課題は「スマッシュとフットワークの強化」その二つが連動していること

を判ってもらって、両方の必要性を感じて欲しい。そこから「主体的な努力と工夫」が始まるんだと思う。 

2025.7.24


午前半日バド部練習(…夏休み。ハンドボール部は「開店休業」)の金曜日。シングルスメニュー中心の日。

ずっと二人三脚の相棒S先生が5月(GW中心)に続く育休(2段階のラスト)期間に入ったので、この日の

練習も講師で顧問のN先生に大活躍してもらった。私の初任校、大聖寺高校バド部出身のN先生。教科も

私と同じ地歴公民科。何か、バド部指導や教科指導で、バトンを手渡すことができたら…うれしいなぁ。 

2025.7.25


火曜日から午前半日バド部練習が5日間続いて、そのラストの土曜日。気温35度越え猛暑日が連続した

5日間でもあったので、少々バテ気味に。6月の3年生卒部以来の新チーム、頑張っている部員が多いん

だけど、休みや遅刻が増えている部員も目立ってきた。8月の県大会(団体戦のみ)・9月の地区大会

(個人戦のみ。高校始めの初心者トーナメント有り)での「チームの目標と一人ひとりの目標」の達成を

モチベーションにして、バド力を高めていって欲しい。 2025.7.26


金沢大学資料館で働くY君(前任校での元「教え子」)と、年に1度の「語る会(テーマは、歴史や文学、

エンタメ関係)」開催。11:30、小松市の道の駅「木場潟」で待ち合わせて、昼食(トマトカレー。TVで甲子園

県予選決勝戦がかかっていて、小松大谷高校が延長戦で逆転優勝)後は、小松市立加賀国府ものがたり

館(国府台)→ハニベ岩窟院(立明寺町)の行程で訪問し、楽しい時間を過ごすことができた。 2025.7.27




バド部活定休日の月曜日。2週間振りに、 SERENA で福井のアピタ大和田店へ。主に二つの書店

(小規模インディーズ系の AKUSHU と、大規模チェーン店系のカボス)で「ひやかし」。それでも、

それぞれで1冊ずつ(前者では『思考の整理学』<外山滋比古 著、ちくま文庫 刊>、後者では

『初心者からはじめる楽譜の読み方』<進藤克己 著、学研 刊>)購入。どちらの本にも、「知らな

かったことを知り、判らなかったことを判り、できなかったことをできる」ようになるためのナビゲーター

「水先案内人」としての役割を期待。 2025.7.28




午前半日バド部練習日の火曜日。シングルスメニュー中心の日で、クロスヘアピンやフェイントショットなどの

「小技」を修得するための練習を頑張った。午後の読書は、諸星大二郎の『孔子暗黒伝』を読了→同じく『暗黒

神話』の半分くらいまでを読んだ。前者の主人公の名前がハリ・ハラ(インド神話の破壊神シヴァと創造・維持

神ヴィシュヌが合体)で、ヘッセの『荒野の狼』のハリー・ハラー(善悪を重ね持ち、両者を超越した人格)と重

なる(諸星氏の仕掛け?)が面白いと思った。 2025.7.29




午前半日バド部練習日の水曜日。参加人数が少ないのと気温と湿度が高いので、11:30前に終了。帰宅途中、

ホームセンターに立ち寄り、ビールのショート缶6本入りを2箱と食パンを購入。それは部活後の、「昼ビールと

バタートースト」の「麦コンビ」を味わうため。そして読書と午睡とアコギ。「あー夏休み」って感じ。 2025.7.30


午前半日バド部練習日の木曜日。この日も11:30頃に練習終了。晩に月末最終日定期開催の町内「寄り合い」

(町費徴収が中心)があるので、少し早めに読書とアコギを終えて、自転車で山代温泉総湯へ。就寝前に

『ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 論語』(加地伸行 著、角川ソフィア文庫)を読み始めた。『史記』の

「孔子伝」にも触れながら、孔子の生涯を時間軸でなぞりながらの『論語』の紹介・解説(第一部)がとても面白い。 

2025.7.31

~8月~

午前半日バド部練習日の金曜日。この日も11:30頃に終了。振込のために銀行(粟津の西出酒造さんへの

クラウドファンディング)と郵便局(司馬遼太郎記念館友の会)をハシゴして帰宅。夕方、宅配便でクラウド

ファンディングの返礼品のトートバックが届いた! クラウドファンディングは、去年の元旦に起きた能登半島

地震の影響で被害を受けた酒蔵復旧への寄付。 2025.8.1




学校が停電のためバド部活休みの土曜日。朝から久し振りに雲が多くて気温が低め(とは言っても30度越え)

だったので、午前中は家の中のこと(主に掃除)と外のこと(庭や家の前にある道路の歩道に生えている草抜き

など)を、読書の合間に頑張った。午後は自転車でお墓に行き、同じく草抜きなどの掃除をしてきた。17:00から

母と定期買い物。晩に映画DVD「この空の花―長岡花火物語」(大林宣彦監督作品)を鑑賞。3.11東日本大震災

と福島原発事故が起きた、2011年夏の物語。「戦争には まだ間に合いますか?」の問い掛けが胸に刺さる。 

2025.8.2




今年7月19日にオープンしたばかりの、福井県大野市の六呂師高原にあるキャンプ場へ。 SERENA で。

ドリンクと食材は、道の駅「荒島の郷」で調達。湿度が高いために星空は少しボンヤリ…でも、「ふっくら

した半月」のお月様がきれいだった~。 2025.8.3

 




福井県大野市六呂師高原のキャンプ場で迎えた朝。「下界」は38度越えの猛暑日でも高原では日が照って

いても過ごしやすく、持参した『ビギナーズ・クラシックス 水滸伝』(角川ソフィア文庫)を10:30頃までキャンプ

チェアで読み耽った。テント等撤収後はアピタ大和田店に行き、昼食と買い物(キャンプ用ミニフライパンや

蛇口付きで自立型の1リットル用ウォーターボトル)。帰る途中に、笹岡の「余熱館ささおか」で湯浴み。 

2025.8.4


午前半日バド部練習日の火曜日。まとめのゲーム練習で、私は唯一人になった(もともとは3人いた)1年生

女子のTさんとシングルス。技術面や体力面ではまだまだだけど、頑張り屋さんなのでこれからの「伸び」が

楽しみ。午後は『角川ビギナーズ・クラシックス 水滸伝』の続きを読み進めた。晩に映画DVD「この世界の

片隅に」視聴。こうの史代さんの原作マンガとは、別種の趣き。音楽のコトリンゴと主人公すずさんの声を

担当したのんの仕事が、この作品の魅力を大きくしていることを再確認。明日は「ヒロシマ80年」の8月6日。 

2025.8.5


「ヒロシマ80年」の水曜日。TVが実況する平和記念式典の様子を8:15までみて、午前半日のバド部活へ。

卒部した3年生が3人(男子2名・女子1名。男子の一人は、2年生の6月に退部したW君)参加してくれて、

よいダブルス練習ができた。帰宅後は、昨日に引き続いてアコギの弦の張り替え。弾き始めたら止まらなくて、

気づいたら3時間越えの弾き語りになった。左手のネックの持ち方を変えて(弦の面を少し下向きにして)

弾いてみたら、指がしっかり直立して隣の弦に触れることがほとんどなくなった。しばらくはこの変更からくる

ミスも出てくるんだろうけど、「上達のための遠回り」になると思う。…あ、これって、よくバドの技術指導で

使っている言葉だ! 晩は映画DVD「夕凪の街 桜の国」(佐々部清 監督作品)を視聴。昨夜がアニメー

ション映画(「この世界の片隅に」)、この夜は実写映画。だから、こうの史代さんの原作マンガとの違い

(監督兼脚本の故・佐々部清さんの工夫や仕掛け)がいくつも発見できて、作り手の想いがすごく伝わった。

視聴後に読んだ映画パンフレットの文章(監督へのインタビューや撮影日誌など)にも、大きな感銘を受けた。 

2025.8.6




「石川県に線状降水帯」ということで、バド部活は中止。なので、午前中は読書とアコギ(3台目のトラベル・

ギター「ノクターン」の弦の張り替えとモーリス、オベーション、ノクターン全部のストラップの調整<ネックの

ヘッド部分につなぎ、その分ストラップを長くした>)。弾き語りは、ふきのとうの「影法師」が持ち歌レパートリー

のひとつになってきた。15:00頃、 SERENA で福井の映画館(いつものアピタ大和田店内のコロナワールド)へ。

息子推しの「F1」(ブラッド・ピット主演)を鑑賞。「ド迫力・ド派手」なF1ワールドとブラピの唯一無二のスター性

を堪能した。ブラピ同い年…。 2025.8.7


練習計画表に「断水のため部活休み」となっているのに、それを失念したまま8:45頃に体育館に入る。

1年生男子のY君・2年生男子のN君(主将)とT君の3名もそう。そこで私も含めた4人で、11:00くらい

まで部活を頑張った。なんだか「原点」に還ったみたいで、楽しかった。帰りに山屋楽器に立ち寄り、

いつものアコギ弦とフィンガー・イーズを購入。午後は、昨日ストラップを調整したオベーションで弾き語り。

気がついたら3時間越え! 夕方、自転車で山代温泉総湯へ。晩の映画DVDは、「父と暮せば」(黒木

和雄 監督、宮沢りえ・原田芳雄 主演、井上ひさし 原作)を鑑賞。「おとったん。ありがとありました」。 

2025.8.8


午前半日バド部練習日の土曜日。12日(火)の県学校対抗戦前の最後の練習…ところが、男子1番手は

肘の怪我で欠席、2番手も欠席という状況。それでも卒業生が3人来てくれて、団体戦シミュレーションなど

のゲーム練習が充実したものになった。午後は自転車→電車→徒歩(途中、美川温泉で湯浴み)で寺井

高校校長宅でのBBQに、昨年に引き続いて参加。今回も能美市長が差し入れの日本酒持参で、部分参加。

いつも「かが・のとニュース」で拝見するNHK北陸の男性アナウンサーの方(野球部監督Mさんの高校の

先輩?)も、スタートの挨拶から参加。参加した職員の方々のご家族(特に子ども達)も多くて、賑やかに

楽しむことができた。 2025.8.9


朝8:00から町内人夫で、夏祭り準備(神社の提灯台などの設置)。小雨決行。その後、お墓の水入れや

線香台を家に持ち帰って洗った。家では久し振りにゆったり、読書とアコギ。夕方、息子が友だちと大坂

から帰省。3人で、軽トラに雨対応の幌をかぶせた。17:00、母と定期買い出し。粟津温泉総湯は、今週も

1週間振り。晩の映画DVDは、「母と暮せば」(山田洋次 監督、吉永小百合・二宮和也 主演)鑑賞。

故・坂本龍一によるサントラCDを入手したくなった。 2025.8.10


ほぼ一日、お盆の大掃除。特に庭などの草取りと玄関周り(扉やフロア)を、徹底的に頑張った。 SERENA の

洗車も終えて、夕方、自転車で山代温泉総湯へ。晩は帰省中の息子と、二人分の手料理に箸を運びながら

「飲み」(息子は「休肝日」でノンアル)。映画のマニアックな話で盛り上がりながら。 2025.8.11


バド部県大会学校対抗戦。男子は予選リーグで、金沢龍谷に2対1で勝利・金沢市立工業に0対3で敗北

(女子は全員で5人。その内の1人が怪我のため棄権)。1番手・2番手を欠いたチームで、2年生の2人

(シングルスに出場した主将のN君とダブルスのT君)が頑張ってくれて、目標達成。午後は家でゆっくり。

夕方から「夏の野菜カレー」(初めてトウモロコシを使ってみた)を6食分(以上。お鍋にギリ一杯)作った。 

2025.8.12


午前中は、母の通院付き添い(医療センターと板谷医院のハシゴ)。お昼は、先日始めて入った喫茶店

「よつばハウス」(クスリのアオキのそば)でホットサンド・セット(コーヒーお代わり自由!)。午後は、「お盆

大掃除」の続き(ガスレンジ台や大型換気扇周りなどが中心)と読書(『国防』<石破茂 著、新潮文庫>)

・アコギ(モーリスで伊勢正三の楽曲中心)。 2025.8.13


午前中は、母と墓掃除。今回試したのが、ウェットティッシュ(約1箱)を使った墓石(3基)とお地蔵さんと

銘板などの拭き掃除。水をあまり使わないで、ピカピカに仕上げることができた。午後は、久し振りにバイク

で小松の西俣キャンプ場へ。ルートはこれも久々で、粟津→上リ江→打木→赤瀬→大杉→ほぼ林道の山道

(下り坂でエンジンを切り、ギアをニュートラルにいれて「滑るように」走った)→尾小屋→西俣の快走路。谷川

にズボン(七分丈)の裾をまくって入り、立ち弾きでアコギを2時間半くらい。粟津温泉総湯に浸かって帰宅。

晩の映画DVDは、「日本の一番長い日」(原田真人 監督)を鑑賞。三船敏郎が主演の、岡本喜八監督

バージョンも観たくなってしまった。 2025.8.14


お盆の一日。お墓参りに行く前は、居間(外食後の会食部屋)の窓ガラス拭きを敢行。11:15~、お墓参り→

12:00~、山代温泉の割烹加賀で姪の娘のお食い初め式を兼ねたファミリー飲み会→14:30頃~、居間で

会食続き。晩も息子と飲み食いしながらの「哲学(?)談義」。1時間半くらい外でアコギ(大きな半月の

お月様を眺めながら)→就寝。 2025.8.15


午前中は町の神社の秋祭り。10:00から神主さんによる祝詞奏上やお祓いがあり、その前後は公民館で

区長と私などの町内役員と神主さんで色々お喋り。午後は母と故・父の友人宅にお香典を届け、毎週末

の買い物もしてきた。夕方18:00から「畏友」H先生とYさんと3人で、Yさんの「洋行報告」(スペイン・フランス

旅行)をメインに飲み会(加賀温泉駅前の串蔵にて)。気がついたら10:30頃になっていた。楽しかった! 

2025.8.16


8:00(区長と私は15分前から準備など)~8:30頃、町の神社秋祭りの片づけ人夫。朝から暑くて、すぐに

汗だくに。帰宅後も、気になっていた納屋と母屋の間にある花壇のススキの茎葉を刈り取ってさらに汗を

かいた後で、ゆっくりシャワーを浴びた。人夫の時間帯に、1週間前から帰省していた息子が大阪に帰って

いて、少しガランとした家の居間のソファーで一休み。夕方、自転車で山代温泉総湯に行くまでは、もっぱら

読書。『国防』(石破茂 著、新潮文庫)を読了。『日本哲学入門』(藤田正勝 著、講談社現代新書)を読み

始め、『世界哲学のすすめ』(納富信留 著、ちくま新書)と『禅と日本文化』(鈴木大拙 著、岩波新書)を

読み返した。晩に、千葉県のK先生からベンヤミン(20世紀前半、ドイツのユダヤ系批評家、哲学者)に

関するメールを読んで、すぐに『ヴァルター・ベンヤミン ―闇を歩く批評―』(柿木伸之 著、岩波新書)を

ネット注文した。ベンヤミンが「歴史の天使」というキーワードで説明する、歴史の見方・考え方を学ぶのが

今からすごく楽しみ! 2025.8.17


10:00頃~15:00頃、久し振りに自転車で森林浴へ。動橋川沿いの道をさかのぼった、東谷地区の今立町

~大土(おおづち)町が中心。大土町の神社近くにあった湧き水の冷たさに驚いた。帰宅後、シャワーを

浴びて一休み。アコギ→山代温泉総湯→18:00~、串蔵本店で初任校大聖寺高校の生徒会長だったM君

(奈良県で社会科教師)と飲み会。ラインを使って、当時の生徒会執行部メンバーともメールのやりとりも

できた。授業の話や高校時代の思い出話に花を咲かせて、とても楽しかった。 2025.8.18


午前中、お盆休み明けバド部活再開の火曜日。基礎打ちまで通常通りのメニューを行った後、部員の

みんなに事情(2年生女子が専門学校の見学会)を伝えて、翌日に予定していたランキング戦を急遽実施。

午後は『日本哲学入門』を読み進め、アコギも2時間半くらい。晩の映画DVD鑑賞は、「皇帝のいない八月」

(山本薩夫 監督、山本圭・渡瀬恒彦・吉永小百合 主演)。 2025.8.19


午前半日バド部練習日の水曜日。(中略)「どこかの部活(同じ体育館を使用していたハンドボール部)のように

バド部も消えていくのかなぁ」と大きな独り言を漏らしながらも、すぐに次のように「大声で訂正」した。

「バドは基本、個人競技。二人でも一人でも続けられる」。9月後半の加賀地区交歓会に向けて、立て直す

ことができるだろうか。これもこのチームや部員一人ひとりにとっての「発達課題」(乗り越えること・経験する

ことが自己の成長につながること)になるだろうか。 2025.8.20


午前半日バド部練習日の木曜日。(留略)偉かったのは、その間、他の部員達が自分達でメニュー(シングルスの

ノックを2種類)を考えて練習していたこと。午後の読書は、この日届いた『ヴァルター・ベンヤミン ―闇を

歩く批評』(柿木伸之 著、岩波新書)に集中。歴史の天使が過去(破局と瓦礫)の側に顔を向け、翼に風を

受けながら、後ろ向きに未来へと追い立てられるイメージは、同時代のドイツの画家パウル・クレーの

「新しい天使」からの着想であることや、古代ギリシアの叙事詩人ホメロスの作品『オデュッセイア』に

見られる歴史観との関連など、ずいぶん前に一度出会っていた「歴史の概念」に再会できた! きっかけ

をくれた千葉のK先生に大感謝。 2025.8.21




午前半日バド部練習日の金曜日。(中略)もう数年経過した新しい学習指導要領にもとづく地歴・公民の

公民科の科目に、「公共」がある。「部活という公共の場(チーム、社会)」において、部員(チームメンバー、

社会の構成員)が守らなければいけない最低限のルールが無視されている状態になっている。こうなって

しまっている原因とは? どうすれば改善することができる? 部員達だけでそのことを話し合う、臨時

部ミーティングが必要なのでは? 2025.8.22


午前半日バド部練習日の土曜日。お盆明け火曜日から5日目で、翌日からの日・月曜日は定休日。

部活に来たのは15人の中の6人(男子は2年生2人と1年生2人、女子は2年生1人と1年生1人の、

ほぼ「固定メンバー」)。練習開始の挨拶の後、次のように提案した。「2学期始まったらすぐに、部員

だけで緊急の部ミーティングを開いてください」。それでも、卒業生が3人(全員男子。1人は公立小松

大学1年生で元主将)来てくれたお陰で、ノック→パターン練習→ダブルスゲーム→シングルスゲーム

の流れで、充実した練習ができた。 2025.8.23


1日オフの日曜日。午前中は読書(『親鸞と道元』<平岡聡 著、新潮新書>)読了。この本にも、併読

していた『ヴァルター・ベンヤミン―闇を歩く批評』(柿木伸之 著、岩波新書)にも言及されていた「中動

態」(他力でもなし、自力でもなし。他力でもあり、自力でもある…みたいな)という考え方に惹かれる。

國部功一郎氏の『中動態の世界 意志と責任の考古学』を読んでみたい。午後からは SERENA で、

先日予約した福井県越前市の越前海岸近くにある「初見」のキャンプ場「ガラガラ山キャンプ場」へ。

かなり標高の高い場所にあり、水平線が目線の高さの近くに! テント設営後、おなじみの「道の駅 

越前」へ。お目当てのお食事処「かねいち」のお総菜は、閉店間際で「大安売り」。従業員の方が「うーん、

もう3つで千円でいいよ」と言ってくれて、ソースカツ丼と鯖のフライ(これは食べきれず、翌日の夕食で

美味しくいただいた)とマカロニサラダを購入。「かねいち」に隣接した温泉施設(ここも「初見」)は、露天

風呂が日本海を足元に見下ろす大展望のロケーション! しかも泉質が「肌にまとわりつく」感覚で、

もうサイコー! すぐ近くのコンビニで地酒や焼き鳥を購入してキャンプ場に戻り、少し早めの「焚き火

飲み」に突入。お月様が見えなかったこともあり、星空が「やば過ぎ」。大きな流れ星を見たり、天の川

を眺めたり…アコギも絶好調な夜だった。 2025.8.24

 


ガラガラ山キャンプ場で迎えた朝。ガスバーナーコンロと網でこさえたバタートーストと、ミルを使った淹れ

たてのコーヒーで朝食を済ませた。テントなどを撤収した後は、もう何度目かのエッセイ集『一本の道さえ

あれば』(映画化された『マディソン川の橋』の著者、ロバート・ジェームズ・ウォラー 作、村松潔 訳、文春

文庫)を、木陰のキャンピングチェアでゆったりと読んだ。午後は、「初見」の福井市のブック・オフへ。映画

DVDは「野生の証明」と「ガンジー」、「バルジ大作戦」を、書籍は『野火』(大岡昇平)や『ゲーテ詩集』(高橋

健二 訳)などを購入した。その足で、いつものアピタ大和田店へ。コーヒー豆をカルディで、『中動態の世界

 意志と責任の考古学』(國分功一郎 著、新潮文庫)と『冒険図鑑 野外で生活するために』(さとうち蘭 文、

松岡達英 絵、福音館書店。昔、小松市打木町の貸家にあった?)を「手作り本屋さん」 AKUSHU で購入。

別所温泉に湯浴みして帰宅。 2025.8.25

 




「折々の言葉」(朝日朝刊。鷲田清一さん)備忘録。

1.「自分を主語にしたら自分消え去るとともに相手も消えてしまう。西川勝」(2025.8.25 付) 

 …エゴ(自意識)が突出すると、本来の自己(他者との関係性の中に生きている私自身)を消してしまう

  ということ? 相手(他者)も消してしまうエゴって…。元看護師さんの言葉…に納得。教師の言葉で

  あっても納得。

2.「先が読めないのは、未来だけではない。過去もまた、予測不可能なのである。井野 瀬久美惠」

 (2025.8.26付)

 …「歴史は現在の関心からたえず編み直されもする」とも。ベンヤミン(ただいま勉強中)の「歴史の天使

  が過去(破局と瓦礫)の側に顔を向け、翼に風を受けながら、後ろ向きに未来へと追い立てられるイメージ」

  やE.H.カーの「歴史は、現在(未来も)  と過去との対話」という考え方に通じる。

午前半日バド部練習日の火曜日。後期の進学補習が始まり、練習開始時の9:00に来たのは1年男子S君

1人。11:30頃に「補習組」の2年男子2名・1年男子1名が加わり、そこには補習担当のSさん(約1ヶ月の

育休明け「相棒」)も。部の現状をSさんに伝え(育休中は、ネガティブな部の心配事をあえて伝えなかった。

「それでよかったです」と感謝された)、緊急の部ミーティング開催を踏まえた立て直し策について相談できた。

明日と明後日は、「補習組」をメインにした時間設定11:30~13:00の部活にすることも決めた。 2025.8.26


「夏休みの宿題を終わらせるために部活休みます」という考え方は正しいと思う人、手を挙げてみて。(中略)

…で、始まった「お説教」(またかい)。緊急の部ミーティング開催は9月2日(火)放課後に決定したことを伝えて、

「〇〇が理由で部活を休みます」をオッケーにしてしまったら、そういう理由で部活を休んでしまう(そういう理由

で部活を休んでもいいと考えてしまっている)部員一人ひとりはもちろん、そういう部員を許してしまうチーム全体

にとって「致命的なマイナス」になる。そんな〇〇とは何か、について話し合ってみてと付け加えた。さて、「禍を

転じて福となす(福となる、ではなく)」「怪我の功名」にできるかどうか? 何年か前に作った替え歌を、思い出した。

~♪~授業は生徒指導 本当は生徒指導 罪と罰乗り越えて 部活も生徒指導 大切な生徒指導 

アメとムチではなく~♫~(メロディーは、ユーミンの「恋人はサンタクロース」のサビのパート)。 2025.8.27


10:30、8号線沿いのアピタ松任店の駐車場「スタバらへん」で、夫さんのRちゃんと待ち合わせ。今日は1日、

姪夫婦の引越「最終段階」のお手伝い。私は軽トラで、野々市のマンションと松任の新居を2往復。リサイクル

店の「セカスト」(セカンド・ストリート)にも家具などを運び、白山市環境美化センターへも1度。妹も午後、

仕事休み取って合流。主に生後3ヶ月のNちゃんの子守役。お昼にみんなで食べた「芝寿司の海苔弁当」も、

すごく美味しかった。17:30頃に終了し、粟津温泉総湯に浸かって帰宅。はー、頑張った。楽しかった。 

2025.8.28


午前半日バド部練習日の金曜日。育休明けの「相棒」顧問のSさんに、たくさんコートに入ってもらった

メニューで、とても充実した練習ができた。午後は、主に読書とアコギ。BGMとして、「蔵書」的な映画

サントラCD(タイトルの五十音順でローテ)の中の1枚「アナと雪の女王」を聴いていたら、日本語歌唱の

「愛さえあれば」という曲の詩が心に来た。~♪~彼は完璧じゃない 彼女も完璧じゃない それだからこそ 

お互いに補い合って 結ばれる 愛さえあれば 一緒になれる~♫~(大意) 「不束者(ふつつかもの)ですが、

よろしくお願いします」という「お決まりのフレーズ」について考えていたので。「不束者=行きとどかない人

=完璧じゃない人」だからこそ、人としての魅力(チャーミングさ)があるんだなぁ、と思った。だから、

「不束者なので、よろしくお願いします」、でもいいんだ! 晩の映画DVDは、「野生の証明」(佐藤純彌 

監督、高倉健、薬師丸ひろ子 主演)を鑑賞。 2025.8.29


午前半日バド部練習日の土曜日。久し振りに顧問2人とコーチの私の全員揃っての部活。…あ、「休んで

ばかり」の2年生4人・1年生1人以外は部員も全員参加か…。緊急の部ミーティングが9月2日(火)放課

後なので、「問題の」5人の去就や如何に。卒業生も男子2名が来てくれて、「爽やかな」半日練習になった。

午後は自宅で、「週刊金曜日」を中心に読書とアコギ。夕方から母と買い物。その後、自転車で粟津温泉

総湯へ。お風呂上がり後に、昨年同様、粟津の「おっしょべ祭り」2日目フィナーレの夜を楽しんだ。 

2025.8.30


晩の町費取り立て兼定例町内会までは、完全オフの土曜日。午前中、『「利他」とは何か』(集英社新書)の

國分功一郎氏の「中動態から考える利他―責任と帰責性」の読み直しと『多数という「驕り」 オルテガ 

大衆の反逆』(中島岳志 著、100分de名著)の読み始め。11:00頃、バイクで久し振りに越前大野へ。37度

の猛暑でも、日陰は涼しく長いトンネルでは寒いくらい。いつもの散策コースを少し縮めて、日陰の多い道

を歩き、食堂ときわで醤油カツ丼を食し、南部酒造場で地酒とTシャツ(前から購入したいと思っていた)を

買い、山元醸造所でお味噌を購入。南部酒造場では、これまでも何度かバイクの話などをしていたお店の

方(店主さん?)から「今日もバイクですか?」と声を掛けていただき、うれしかった。帰る途中の丸岡温泉

たけくらべキャンプ場の神社前の日陰で、2時間半くらいフィンガリングでの弾き語り。高音の声域での歌唱

が安定してきたかも…。高温だけに。 2025.8.31



~9月~

1日オフの月曜日(バド部活は定休日。学校は2学期始業式)。ほぼ丸一日、「テーマ読書の日」になった。

テーマは、「19世紀末から20世紀前半の『戦争とファシズムの時代』を生きた2人の思想家」。本はどちらも

清水書院の新書シリーズ「センチュリーブックス 人と思想」で、次の2冊。『ベンヤミン』(村上隆夫 著)、

『オルテガ』(渡辺修 著)。前者は「ベンヤミン本」2冊目。後者は『大衆の反逆』を読んで以来の「自己教養

(一般教養というよりもこれ)のための課題読書」。

ベンヤミンの「歴史の天使」(過去<多くは破局と瓦礫>の側に「かっと見開いた眼」で顔を向け、翼に風を

受けながら、後ろ向きに未来へと追い立てられる姿。「彼はきっと、なろうことならそこに留まり、死者たちを

目覚めさせ、破壊されたものを寄せ集めて繋ぎ合わせたいのだろう」<遺作『歴史の概念について』の中の

言葉>)という歴史の見方・考え方を踏まえながら、この「脚下照顧」(2018年4月からの日記的なブログ)を

読み返すと…なかなか感慨深いものがある。「日記=個人の歴史の断片」として。

オルテガの大衆と大衆社会批判は、「浅はかな反知性主義」をとてもわかりやすく批判(プラス面を評価しつつ、

マイナス面を指摘)」してくれている点が好き。

先日からの「宿題」に、『 Doing History 歴史で私たちは何ができるか?』(渡辺竜也 著、清水書院「歴史総合

パートナーズ」⑨)で述べられている、「高校の歴史教育」についての著者の意見や提言をそれこそ「批判」して

みるということがあって、そのためにかなり役だった。オルテガが定義する「大衆」とは「エリート(えり抜きの人

たち。知識や技能にすぐれていて、社会や組織の指導的地位にある人たち)」の反対語ではなく、精神的な意味

の言葉。だから「エリート」の中にも多くの「大衆」がいて、「行き過ぎた専門化のために、総合的な教養を失い、

それによって自分の専門自体をも見失っている」「専門のことしか知らないために複雑な思考ができなくなった

人間、つまり専門家が社会をコントロールしようとすることによって、世の中に混乱がおきている」「『大衆の反逆』

というタイトルに、『大衆を見くだした本か』とエリートの専門家が興味をもって読み進めていくと、『大衆とはおまえ

のことだ』と切り返される」(中島岳志『100分 de 名著』より)というような人たちがそれとして指摘されている。

特に理系の科学者のことを、「大衆的人間の原型」と批判している! 

…で、「教育学者」の渡辺竜也氏の考え方(歴史学者や高校現場の歴史教員への苦言)には、反知性主義がある

と思う。著書のタイトルにある Doing History にも、大きな違和感を持ってしまう。「歴史する」という言葉遣いは

違うと思う。カテゴリーでいうと、哲学や科学、宗教や芸術が、歴史・歴史学の上位のカテゴリーであって、「哲学

する」(もともとフィロソフィーの語源が「愛知」。だから歴史哲学というジャンルもあって、「歴史・歴史学の真の知を

愛し、追求する」学問)とか「科学する」、「宗教する」とか「芸術する」という言い回しはできても、「歴史する」はNG

だと思う。ドイツの観念論哲学者カントが言った「私は哲学を教えることはできない。哲学することを教えるだけ」

という言葉もあるくらいだし。

さて渡辺氏は著書の中で、歴史の教え方(学び方)に、

1.実用主義(社会をよりよくすることに歴史を役立たせる) 

2.実証主義(客観的な史料にもとづいて歴史を理解する) 

3.構成主義(「学習者たちが彼ら自身による<それぞれ違った>理解を組み立てるようなかたちで」

 <ウィキペディア>歴史を学ぶ)

の3つがあるとして、高校の歴史教育の現場では2.に重きを置きすぎていて、そのことが「高校生にとっては

歴史イコール暗記科目というイメージが強く、歴史離れを起こしているのが実情です」と批判されています。

そして、1.や3.の重要性と可能性を主張されているのですが、さて、2.が「歴史学」者にとってのメインの

土俵で、1.と3.が「歴史教育学」者のそれであるとして、どちらの人たちの中にも、オルテガの言う「エリートの

中の大衆の典型」とみなされる専門家がいるのではないでしょうか。そのような専門家たちが、「社会をコント

ロールしようとすることによって、世の中に混乱をおこす」のでしょう。自らが歴史学者でも歴史教育学者でも

ないからこそ、それらの専門家の知見に学んで、「総合的な教養」を重んじ、「複雑な思考」から逃げないで、

実用的で実証的で(学習者が主体となる)構成的な高校の歴史教育を日々追求し、実践している「現場人」の

教員でありたい…あら、今は私は授業やってないんで、そういう先生たちの応援者でありたい…です。 2025.9.1




放課後に臨時の部ミーティングがあるので、バド部が休みになった火曜日。午前中はこの「脚下照顧」を

まとめてアップするための時間にほぼほぼ使い、午後は久し振りに金沢のシネモンド(会員)で映画鑑賞。

1967年公開の「ポイント ブランク 殺しの分け前」(ジョン・ブアマン 監督、リー・マーヴィン 主演)。誇張

されたキャラクターや、贅肉をそぎ落としたストーリー展開とスタイリッシュな映像と効果音は、スタンリー・

キューブリック監督の諸作品に近いものを感じた。車を大豆田町の市民芸術村駐車場に駐めて、映画の

前後は「金ぶら」(金沢の街<長町の武家屋敷など>を、ぶらぶら歩き)した。それを含めた、よい「映画の

日」になった。あ…歩きながら考えついたこと。回文で「たりきはよきりた」…「他力は よき利他」。法然や

親鸞などによる他力信仰の思想は、利他的な社会の成立や維持につながるんだ! 「お陰様で」や「ご縁

がありまして」の心の持ち方ですね。 2025.9.2




臨時ミーティング翌日のバド部活は、7限授業後の16:30~18:10。練習開始冒頭で、退部に決まったメンバー

の確認(2年生男子1名・女子2名)と、今後に向けた約束(送り迎えが無くても公共交通機関を使って遅刻

してでも部活に参加すること。程度にもよるが怪我していても部活にマネージャー的なことや可能な練習

メニューに取り組むなどで参加すること)を行った。(中略) いやいや、「甘えや甘やかしを否定して、人間性を

高めるための厳しさ(その生徒の今と将来を気遣う優しさとセット)を大事にする」ための、渾身の生徒指導

なのです。 2025.9.3


備忘録:「人が何かを受け止める順番は『感じる・考える・信じる』のはずなのに、最近は『考える』が抜け落ちて、

『感じる・信じる』が直結しているのではないか」(劇作家・演出家・俳優 野田秀樹氏、朝日朝刊「戦後80年 

AI時代に『考える』」より)。 →まだワープロすら出回って無くて、手描きプリントと板書で授業をしていた頃

(1988~1990年度くらい?)から、「M’s 世界史~プロローグ~ ◎ 歴史を学ぶということとは?」と題した

プリントを、4月の授業開きの際に使用していたことを懐かしく思い出した! その冒頭の文章(空欄穴埋め。

太字は答え)が、次の通り(一部改変)。  

1 歴史を知る < (数学記号。「そのこと以上に大切なことは、次のこと」)歴史を Ⅰ[ 感じる ] → Ⅱ[ 考える ]

 Ⅰ 感じる…「史は [ 詩 ] である」

  ex. [ クレオパトラ ]( one of 「世界三大美人」)と [ アントニウス ](古代ローマの将軍。第2回三頭

   政治の「一頭」。B.C.31年、アクティウムの海戦でオ   クタヴィアヌスに敗れた後、自死)

 Ⅱ 考える…「史は [ 思惟 ](考え思うこと。思考)である」          

  ex. クレオパトラとオクタヴィアヌス(古代ローマの将軍。第2回三頭政治の「一頭」。ローマ帝国初代皇帝に即位)

   オクタヴィアヌスは[ カエサル ](ラテン語読み。古代ローマの将軍。第1回三頭政治の「一頭」。B.C.40、

   共和派のブルートゥスらに暗殺される。英語読みは「シーザー」)の養子

2 歴史を考える→歴史が [ わかる ] ≑ 歴史を [ 分ける ]ことができる (分析) or 歴史を [ 比べる ]

 ことができる(比較)

  ex. ① ヨーロッパ史の時代区分とそれにもとづく世界史現代史区分

    ② 「世界史学者」謝世輝(しゃせいき)氏(台湾出身。名古屋大学大学院で原子物理学専攻。後に科学

     技術史・世界史の研究者となり、現在は東海大学文明研究所教授)による世界史時代区分

   ③ フランス革命と明治維新を分析・比較することによって、「市民革命とは何か」について学ぶ(感じる→

    考える→わかる)。

高校教員のスタートの頃から、「1授業1テーマの一話完結」授業をやってきたんだな~とか、「知って終わるんじゃ

なくて、感じて・考えることを大事にして、わかって終わってね」とか話してたんだな~、と感慨深いものがある。でも

これは、3校目の勤務校の金沢二水高校までの授業開き=「世界史授業ガイダンス」だったな~、とも確認した。

2の③のところで、「この時(1868年の明治維新)、私のひいじいちゃん向出玉次郎は6歳! だから100年と少し前

くらいまでは、江戸時代だったんだよね」、なーんて話を熱く語ってたな~(^^;) あ、今、あの頃の生徒たちの顔が…

何人も何人も心に浮かんだ。それは、笑顔もあるけど、うれしいのは「何かハッとした」表情の顔つきの生徒たち。

感じてくれたり、考えてくれたり、わかってくれた時に見せてもらえる、「人として美しい」姿。「その人自身として輝く」

瞬間…あ、ノスタル「ジジイ」になっちまった。 2025.9.4




15:35~18:10、バド部活の金曜日。(中略)3時間くらいの「マンツーマンでの倫理(公共)ミニ授業」…になって

しまった。去就については「周りに流されるような決め方じゃなくて、自分の考え・意志で決めて、来週火曜日に

S先生(部活の相棒顧問)に伝える」ことになった。「もしかして」続けることになったら、「選手兼マネージャー」に

なってもらおうかな、と考えている。晩に、映画DVD大林宣彦監督作品「海辺の映画館 キネマの玉手箱」(大林さんの

遺作です。合掌)を鑑賞。やっぱりすごい。 2025.9.5


天気予報を確認して、土日のスケジュールで福井県丸岡温泉たけくらべキャンプ場へ(5回目? 常連客?)。

往路の途中にある山中温泉のスーパーでアルコールと食材を購入して、17:00ちょっと前にギリ・チェックイン。

…あ、午前半日バド部練習日の土曜日。1年生男子のランキング1番手S君は、今日も(9月に入ってから

ずっと。学校そのものも欠席。家族がコロナ?)休み。それでも「いい兆候」があった。2年生女子(もう、

2名だけになってしまった。女子主将)のHさんが、「ゲーム練習の途中で足の筋肉がパンパンになってしまって

動けなくなるので、走り込みのトレーニングがしたいです」と言ってきた。全体と男子の主将N君や2人の顧問

の先生達と相談して、来週からの練習にランニングを取り入れることを伝えた。「不満や文句」はなさそうだった。

9月2日の臨時ミーティングで再確認した「チャンピオンシップ」は本物?  SERENA に載せた自転車「街角

2号」で、龍ヶ鼻ダム近くまでサイクリング(2週間前はダム湖周辺で熊に遭遇)。丸岡温泉たけくらべは土曜日

は日帰り入浴が15:00までなので、同じ丸岡町の北陸自動車道近くにある霞の郷温泉でお風呂に入り、焚き火

と飲食のスタートは19:00過ぎからに。お月様がほぼ満月。初めて持参した「敷き布団・タオルケット・枕」で快眠。

アコギは…ちょっと飲み過ぎて、あとお月様が美しすぎて中途ハンパに(^^;) 2025.9.6

 


キャンプ場の朝。7:15くらいに爽やかに目覚めた。いつもより熟睡できたのは、キャンプ用のマットや寝袋

でなく、普通の敷き布団(長いソファ用?)とタオルケット・枕のお陰? これからのマスト…ん、寒くなると

やっぱり寝袋かな~。朝食はフライパンにバターを一切れ落として温めたパン(チーズパンとカレーパン)、

それに淹れ立てコーヒー。午前中はキャンプ場で主に読書(先々週のガラガラ山キャンプ場に引き続き、

ウォラーのエッセイ本『一本の道さえあれば…』)、午後もそのままアコギ。駐車場の一番奥に駐めた

SERENA を「盾」にして、スモークドガラス越しにキャンプ場で楽しんでいる人たち(家族やカップル)を

見ながら、情感込めて約2時間の演奏になった。今回のキャンプで学んだこと。濡れたグッズ(テントの

生地越しに冷えて湿った敷き布団や洗った焚き火台、フライパンやマグカップなど)をしっかりお日様の

光に当てて乾燥させることの大切さ・気持ちよさ。そういえば「小物を乾燥させるため」の懸けて干す網袋

のようなキャンプグッズがあったような…。購入検討。目指せ、キャンプ・マスター! 2025.9.7

 


バド部活定休日の月曜日。午前中、曇り空のタイミングを見て、庭の草取り。それでも1時間くらいで汗だく

に。シャワーの後は、読書等。コーヒー豆が無くなりそうなので、午後は SERENA でいつもの福井県の

アピタ大和田店へ。隣のブックオフでの買い物(本や映画DVD)も。帰途、県境近くの六呂瀬古墳遺跡の

四阿で、2時間アコギ。セトリが3パターンになってきていて、今回はその3つ目(フィンガリングが伊勢正三

の曲中心)。晩はブックオフで入手した『 KAWADE 夢ムック 総特集 文藝別冊 萩尾望都』を楽しんだ。 

2025.9.8




バド部活は16:30~18:10の火曜日。入部希望の1年生(男女1人ずつ)が、最後のシングルスゲーム練習

まで見学してくれた。午前中は、お墓周辺の草取り。雨の後のためずいぶん生い繁っていて、気がついたら

1時間半くらい頑張っていた。帰宅してシャワー。読書とアコギ後、部活へ。9月後半に開催される加賀地区

交歓会のトーナメント表がアップされていたので、印刷・帳合いして部員のみんなに配布して、練習のモチ

ベーションを高めていきたい。 2025.9.9


午前中は母の通院付き添い。帰りに、先月から「定番」になった喫茶店「ふたばハウス」へ。「足や腰が

ずいぶんよくなっとる」と話しながら、「アイスぜんざい」をスプーンで口に運ぶ母にホッとしている。胸の

動悸も症状が落ち着いてきたので(でもまだゼロではない)、先月で通院をやめているし。収集が最終

段階に入ったビートルズのアルバムCD(パスト・マスターズ2枚以外)の「イエロー・サブマリン」(中古

輸入盤)が先日届いたが、日本語訳詞がついていなかった! それで思いついたのが、ビートルズの

詩集を手に入れること。それがこの日、届いた! 『ビートルズ全詩集(改訂版)』(内田久美子 訳、

シンコーミュージック 刊)。これでそれぞれのCDを聴きながら、この1冊を手元に広げて歌詞が確認

できる。これぞ「怪我の功名」「2歩下がって3歩進む」…あれ? バド部活は16:30~18:10。(中略)

あ、昨日見学に来てくれた男子が入部してくれたら6名か。 2025.9.10




備忘録:「平等(イコーリティ EQUALITY )と公平(イクイティ EQUITY )の違い」のイラスト(9月10付 朝日

新聞朝刊より)倫理や公共の授業開き(新学期最初の授業ガイダンス)の時に、「悪平等」(辞書に載って

いる言葉)と「悪自由」(辞書には「まだ」載っていないけど、載るべき言葉)について、ワークシートを使って

説明していた。そこでは「悪平等」のたとえ・例として、「部活でバドミントン初心者のための練習メニューを、

上級者にもやらせることやその反対」を話していたが、この「同じ高さの台を、背の低い人にも使わせる」

という悪平等の説明がわかりやすいと思った。バド部活15:35~18:10の木曜日。2年女子(主将)のTさん

からの提案で、ストレッチ後の体育館フロアー20周ランニング(8の字で走り、10周走り終わったら反対回り)

を実施。2年男子(ランキング1番手)のF君が、「頭を坊主」にして来た。 2025.9.11




バド部活15:35~18:10の金曜日。(中略)「何かあったら、いつでも相談にのるよ」と言い添えて。これも

「一期一会」で「奇蹟のような出会いと別れ」。いろんな意味での責任は果たせたと思う。 2025.9.12


バド部活午前半日の土曜日。(中略)久し振りに基礎打ち(ダブルス対応フルスペック)とゲーム(男子

2番手とシングルス)に参加して、ヘトヘトになった。でもやっぱり、真剣に取り組むバドは楽しいなぁ。 

2025.9.13


備忘録:「哲学や宗教は何千年前から人類に必要なもの、人類の知恵だったはず。難解であるが故に

我々の多くにその神髄が伝わっていないのは大変もったいない話です。またその人類の知恵が一部

ディレッタント(『広辞苑』では、「学問・芸術を慰み半分、趣味本位でやる人。好事家<こうずか>」)だけ

の所有物になっているとすれば悲しむべきことです。それを求める人々、それを必要とする人々に享受

されるべきであろうと考えます。(改行)そこで我々は世界一わかりやすい媒体、表現方法に無限の可能

性のある媒体、「まんが」でその奥義にせまれないかと考え、翻訳、解説ではなくストーリー「まんが」に

しました。(中略)「まんが」はすばらしい媒体です。そして数々の名著は我々の血と肉にならねばなりま

せん。(中略)これからも多くの試みを通じ人類の財産を読者に届けてまいります。2018年4月 野間省伸」

(「講談社まんが学術文庫 創刊の辞」より)。

→同じカントの哲学書『純粋理性批判』を取り上げた作品を、2冊読み比べた。すると、この講談社のまんが

本が確かに「ストーリーまんが」(引き込まれる物語展開で、読者を退屈させないまんがのこと?)として

素晴らしく、もう1冊(イースト・プレス刊の「まんがで読破」シリーズのもの)はどちらかというと、あまりストーリー

展開の無いこれまでの「学習マンガ」的なものだった。さて、私もまんがとは異なる媒体で、「哲学や宗教の

奥義(おうぎ。『広辞苑』では、「学芸・武術などの奥深い肝要な事柄。極意」)」にせまり、「数々の名著を我々

の血と肉にし」て、「人類の財産を届けて」いけたらいいなあと、思ってしまいました。その媒体は、例えば

『「倫理を教える」を教える』というようなタイトルで、「わかりやすく教えることがわかりやすく学ぶこと」をテーマ

に、高校の倫理の授業で学ぶこと(いろんな哲学者・宗教者などの思想やその一生)について、文章だけ

ではなくパワポやワークシート・板書での図解などをまとめたデジタル教材とか…。夢は広がる どこまでも。 

2025.9.14


天気が持ちこたえられそうなので、バイクで越前大野へ。状況次第では九頭竜湖とか岐阜白鳥、郡上八幡

まで足を伸ばそうと思ったけど、やはり「山の天候」は変わりやすくて大野に入った頃(11:00近く)から雨に

降られた。雨宿りに選んだのが、一度入ってみたいと思っていた「あっ宝んど」という健康保養施設(温泉

ではない)。昼間にゆったり湯に浸かってのんびりした後、大きなリクライニング・チェアで閲覧用のまんが

本『ちはやふる』(末次由紀 作。百人一首の競技かるた日本一に挑む高校生の主人公達を描く。地元

福井県の芦原温泉も舞台の一つで「聖地」もある)を第5巻まで読んでしまった…。とても面白いと思った。

全50巻だから、まだ10分の1だけど。大野に来る度に読み進める? 晩は母と近くの「ひる夜食堂オオハタ。」

へ。生ビールからナンピザまで、美味しく楽しんだ。 2025.9.15


本が増えてきたので、もう何年も手に取っていない本を処分しようと決めて、1冊の単行本を選んだ。

けっこう折り目(気に入ったところはページ上を折り、気になったところはページ下を折っておく。1㎝

くらい)があったので、「せめて、下の折り目のついたところだけでも読んでから『お別れ』しよう」と思い、

あまり期待せずにソファーに寝っ転がってパラパラと読み進めたら…「あ”ー、これは手放せないわー」

になってしまった。東日本大震災後の日本に生きる主人公の女性が、米国でホームステイしていた頃

の15歳の自分が経験したことを思い返す。通っていた学校で、「第二次世界大戦での日本の天皇に、

戦争責任はあるかないか」がテーマのディベートに、「戦争責任はある」の立場で対戦する15歳の日本

の少女。河出書房新社 刊で、赤坂真理 著のその本は…『東京プリズン』。先日のこの「脚下照顧」で

取り上げたテーマ、「カント哲学をストーリーまんがでわかりやすく伝える」に通じるものを感じた。「日本

の近現代史と天皇制の関係を現代小説でわかりやすく伝え」てもらったということ。著者の赤坂氏は

私と同い年。だから本の中に書かれている「私たちの時代、中学校や高校の日本史の授業は、明治

維新までで終わっていた」にも共感できたし、そのことに対して、今さらながらに「何だったんだろう?」

と思った。そして著者は、「こうだったからなんじゃないのか」と説得力のある答を書いてくれている。 

2025.9.16




映画俳優で監督のロバート・レッドフォードが亡くなった。3日前に「華麗なるギャツビー」(ジャック・クレイトン

 監督、フランシス・フォード・コッポラ 脚本、ミア・ファロー 共演。1974年 公開)を鑑賞→フィッツジェラルド

の原作小説の「下の折り目をしたページ」拾い読みをしたところだった。ハッと思って、本棚の『ライ麦畑

でつかまえて』(J.D.サリンジャー 著、野崎孝 訳、白水Uブックス)のページを繰った。「僕の読んでいた

本は、図書館から間違って借り出した奴でね。(略)イサク・ディーニセン(長年東アフリカに住んだデン

マークの作家)の『アフリカ便り』という本だ。(略)とてもいい本だよ。(略)本当に僕が感動するのはだね、

全部読み終わったときに、それを書いた作者が親友で、電話をかけたいときにはいつでもかけられる

ようだったらいいな、と、そんな気持を起こさせるような本だ。でも、そんな気持になることはめったに

ないね。イサク・ディーニセンなんかは電話をかけちゃうほうだな。」「実際またそうなんだ。『偉大な

ギャツビー』なんか大好きなんだ。ギャツビーの奴、友達に呼びかけるときに「親友」とかなんとか

言っちゃってさ。あれには参ったね」(どちらも、高校生の主人公コーンフィールドの「一人語り」)。

…レッドフォードは『アフリカ便り』を原作にした映画「愛と哀しみの果て(原題は「アウト・オブ・アフリカ」)」

で、ヒロイン(作者ディネーセン自身)の恋人デニスを演じている。付記:「だれかが低く「幸福(さいわい)

なるかな、死して雨に打たれる者」(訳注 マタイ伝の「山上の垂訓」をもじったもの)と、つぶやくのが

かすかにぼくの耳に聞こえた」(『華麗なるギャツビー』より。ギャツビーを埋葬する墓地での場面で)。

『ライ麦畑でつかまえて』にも、この言葉や出来事を踏まえた場面がある。主人公のコーンフィールドが、

幼くして白血病で死んだ弟のアリーのことを追憶するところ。 2025.9.17




内田樹(たつる)氏の著書『修業(しゅぎょう)論』(光文社新書、2018年 刊)を、先日来じっくり読み進めて

いる。そもそも「修業」という言葉が、「修行」という言葉とセットで長らく気になっていた。広辞苑での説明は、

次の通り。

 修業…学問・技芸などを習い、身につけること。稽古。「板前の―」「花嫁―」。    

 修行…①〔仏〕㋐悟りを求めて仏の教えを実践すること。㋑托鉢(たくはつ)をして巡礼すること。 
  
     ②精神をきたえ、学問・技芸などを修めみがくこと。また、そのために諸国をへめぐること。「武者―」。

なるほど、修業は修行の②と意味が重なるが、「身体的な上達がメインの花嫁修業」と「精神的な会得(えとく)

がメインの武者修行」のような使い方の違いがあるということだ。ならば、「修業行(しゅぎょうぎょう)」という

新しい言葉を作ってみよう。仰々しいけど。すると、生きる意味や目的(修業や修行を、単なる手段としてだけ

受け取って実践するのでなく)みたいなものが見えてくるような…。カントの人格論にも通じる。いわく、「あなた

の人格やだれかの人格を、いつでも同時に目的としてあつかい、決してただの手段としてだけあつかわないこと」。

あと、仏教の禅宗の「修証一等」(座禅=修が、そのまま悟り=証そのものである)ともリンク。宮澤賢治の

「永遠の未完成こそが完成である」にも重なるかな。「勝つことにこだわることで、今より一つ上の自分を目指す」

という考え方が、本当のチャンピオンシップ(勝利「至上」主義や勝利「原理」主義ではない、健全な勝利主義)

なのだから、バド部も「修業行」の場(トポス)であればいいと思う。内田氏の言葉を借りるなら、「単なるトレー

ニングはハードディスクの容量を増やすだけ。大事な修業はシステム自体のバージョンアップ」。なるほど、

たとえ(例)がわかりやすっ! 2025.9.18




午前中バド部活の土曜日。若い(20台!)顧問のお二人に大車輪で「躍動」していただき、大会(来週火曜日

に初日。加賀地区交歓会)直前の「濃い」練習ができた。少し前にメールで「また載ります」と伝えてもらって

いた、「朝日新聞朝刊」の声欄(テーマは「平和のバトン」)の文章の内容と試みにハッとさせられた。内容は、

戦争を体験した教員・そうではない教員のそれぞれが、戦争を伝えることにどう向き合ってきたか・どう向き

合っていくか。試みとは、年代記(クロニクル)的な「戦争と平和について考える教育」史の把握と提示。

…詳しくは、これまで何度も「声」誌上で発信されている投稿者(千葉県の大学院生Kさん)の了承を得た後に、

この「脚下照顧」で取り上げたいです。 2025.9.20


奥能登の珠洲市に、「現地集合型」(ボランティアバスなどを利用せず、自家用車などで集まる)のボランティア

へ。今年は前回の富来町(5月9日)以来の2度目。今回は、リフォームに向けた被災家屋の片づけ。午前中

最初の活動は私を含めた「屈強(?)の男性4名」で、2階からの畳の運び出し→軽トラで災害廃棄物処理場

への運搬を、ちゃちゃっと1時間程度で完了。その後、別班の活動の応援に入り、やはり被災家屋の片づけを。

先の家屋と異なり、ここではふすまや引き戸、畳を含めたほとんど全ての家財等を処分するということで、昼食

休憩を挟んだ15:00近くまで総勢8人で頑張った。今回、同じ班で軽トラで同乗した3つ年下の男性の方(金沢

出身で東京に住まわれている)が、文章も添えた写真集(「Amazonでも買えますよ」とのこと)を作られている

とのことで、帰宅後すぐに、教えていただいたお名前(田中淳さん。「桜田淳子の淳です」と自己紹介)と「写真

家」で検索してみたら…画面の1番上にヒット! 珠洲でもお聴きした『犬・ド・フランス( Inu de France )』を、

即購入でポチ(犬だけに)りました。田中さんのホームページ(ウェブサイト。「旅先で道草 フランス・イタリア・

日本を楽しむ!」)もすごく素敵で、フランスの都市コロンジュ=ラ=ルージュで撮影された音声付きの動画

(歴史を感じさせる家屋や庭園、石畳の道路の風情、市井の人たちによる手作り音楽会?の様子)に心揺さ

ぶられました。そしてウクライナ在住の知人の方の文章に触れて書かれた、温かい言葉とそれに添えられた

写真(猫とライラックの花。フランス南西部ウスの町にて)も素晴らしかった! 写真集も今後のサイト訪問も

とても楽しみです。これからもまた、どこかのボランティアで再会できるかも…と夢想すると、心が弾みます。

ありがとうございました。 2025.9.21


バド部活は16:00(放課後、生徒会役員選挙があった)~18:00(翌日が大会=加賀地区交歓会初日<ダブルス>

なので、少し早めに終了)。10分基礎打ち(大会当日のウォームアップと同じ)の後、ダブルス→シングルス

→ダブルスのゲーム練習。この日も練習終了後、1年生(高校始めの初心者)の3人が「自主練」。私は

「いいなぁー」と思いながら、それに付き合って帰った。 2025.9.22


加賀地区高等学校バドミントン交歓会(初日。ダブルスのみで決勝戦まで)の火曜日(秋分の日)。寺高

バド部は夏休み明けに「解党的出直し」を余儀なくされて、ダブルスは2組、シングルスは3名が棄権。

出場したのは2年生男子ペア1組・2年生女子ペア1組・1年生男子ペア1組(高校始めの1年生対象の

2部トーナメント)。それぞれ、ベスト8・1回戦敗退・3位の結果だった。夏の練習の目標がこの大会だった

ので、「練習は嘘をつかない」という敗因は否めない…もちろん、それは口に出しては伝えなかった。

それでも、3位に入賞した男子1年生ペア(先週の終わりから「新入部員」を含めた自主練に励んできた)

は、よく頑張って成果を得たと思う。自信につながるといい。晩のDVDは、「吉田拓郎・かぐや姫 つま恋

コンサート2006」の途中まで視聴。丁度、19年前の「この日」開催のライブ。~♪~思い出というおおげさな

感情ではなく あの人がいて 風に吹かれた あの日の景色 そういう中でジリジリしながら成長してたんだ~♫~

(吉田拓郎 「消えていくもの」より) 2025.9.23


9月20付けの「朝日新聞朝刊」の声欄(テーマは「平和のバトン」)に掲載された、千葉県の大学院生Kさん

の文章のタイトルと全文です。

  「戦争経験者がいた20世紀の学校」

 戦後80年、いずれの祖父母も亡くなり、我が家で戦争の話を直接聞くことはできなくなった。学校教育の場

ではどうだろう、と考えた。

 物心がつく年齢を3歳程度とすると、戦争の記憶を持つ世代は1942年以前の生まれになる。ということは、

その世代が60歳で定年退職を迎えたのは2002年以前。おおまかに言えば、20世紀の学校には、戦争を

直接知る教員がいたということである。今思えば、私が小・中・高校生だった時の校長先生方は、おそらく皆、

戦争経験者だったのだろう。一世代約30年と考えると、戦争を知る世代の子ども世代も、あと10年たてば学校

現場からいなくなる。

 では、私たち孫世代は、ひ孫世代に平和のバトンを渡せているだろうか。20世紀の校長は、夏休みの登校日

や2学期の始業式で、戦争の話を児童・生徒にどのように伝えるべきっか葛藤していたのではないかと、懐かし

くも真剣に思い返している。

→戦争を体験(当事者として直接経験)した教員や同時代人として経験した教員・そうではない教員のそれぞれが、

 戦争を伝えることにどう向き合ってきたか・どう向き合っていくかについて述べるとともに、年代記(クロニクル)的

 な「戦争と平和について考える教育」史の把握と提示になっていると思います。それらを自らの言葉でわかりやすく

 伝えているだけでなく、読んだ人に「あなたはどう思いますか?」と、このテーマについての思考や実践をうながし

 てくれています。私は36年間の教員人生(特に世界史や倫理などの授業)で、「平和のバトンを渡す」ために何が

 できていたかなあ。これからも何ができるかなあ。反省と模索、新たなチャレンジ…のきっかけにしたい。 

2025.9.24



読書備忘録:『修業(しゅぎょう)論』(内田樹<たつる> 著、光文社新書)    まずは「あとがき」からの引用。

「噛めば噛むほど味の出る『するめ』みたいな書物であることを願っておりますので、この先もお手元に置いて

いただいて、たまに『あれって、これのことかな』と思うことがあったら、読み返してみてください。」

そして「あれって、これのことかな」と思って、繰り返し読み返しそうなところ。

1.「武道の目的は『無敵の探求』である。そして、『敵』とは、広義には心身のパフォーマンスを低下させるすべて

 のもののことである。」

2.「『敵』をなくすには、『敵』をなくすのではなく、『これは敵だ』と思いなす『私』を消してしまえばいい。論理的

 にはたしかにそれしか解がないのである。」

3.「身体技法の修業では、『私の身体にはこんな部位があって、こんな働きをするのか』という驚きに満ちた

 発見が繰り返し起こる。見出された部位やその制御法は、稽古に先立つ段階では予見されていないもので

 あった。(中略)それを『鍛える』とか『強める』ということは、はじめから不可能なのである。『そんなこと』が

 人間にはできるとは思ってもいなかったことを、自分ができるようになるというのが、修業の順道なのである。 

 だから、稽古に先立って『到達目標』として措定されたものは、修業の途中で必ず放棄されることになる。

 そもそも修業とは『そんなところに出るとは思ってもいなかった所に出てしまう』ことなのである。」

4.「幼児は『大人である』ということがどういうことかを知らないから幼児なのであり、大人は『大人になった』後に、

 『大人になる』とはこういうことだったのかと事後的・回顧的に気づいたから大人なのである。成熟した後にしか、

 自分がたどってきた行程がどんな意味をもつものなのかがわからない。それが成熟という力道的なプロセスの

 仕掛けである。」
 
→私は周りの人たちから、「あなたは、いくつになっても青くさい書生みたい」と言われることが多かったし、

 大学時代に「一生、青22歳」などとサークルの部室置きノート書いてたりした。生きることそれ自体が修業的

 になればいい、と思ってきた? 「達成感より途上感が好き」とか言ったり、書いたりしてきたし、宮澤賢治の

 「永遠の未完成が完成」という言葉が好きだし。2つ目の勤務校(母校でもある。12年いた)を去るときに、

 「途上」と「残心」(弓道でいうと、矢を放つ際に、同時に次の動作をイメージする心)と書かれた部旗をバド

 ミントン部に寄贈(今は現在の顧問が新調したものに取って代わられている。「向出先生の葬式のときに、

 これで棺桶をつつみましょう。遺体に『途上』と『残心』…笑える」とは、その顧問の言葉。もちろんブラック・

 ジョークで。彼は私のいたバド部の主将でした)している。「武道」を「バ道(ばどう。バドミントンの稽古の道)」

 と読み替えてみたりして…。ラケット競技はいろいろあるけ ど、バドミントンのラケットが一番、刀剣に近い

 (扱い方やサイズ感)んだよね。足運びも武道的。なので私のマイ・ラケットの名前(アニミズム?)は「エクス

 カリバー」と「デュランダル」。前者はアーサー王の聖剣、後者はローランの愛剣の名前をいただき。次のこと

 も2校目の勤務校での懐かしい思い出。教職員組合が開催していたスポーツ大会のバドミントンの部に出場

 することになった若い教員たちが、チームウェアのポロシャツを作ってみんなで着ることになり、バドミントン部

 顧問の私がそのデザインを任された。胸に「バ道」の2文字をプリントしてもらった(今も大事に着ている)。

 そういえば、部のミーティングでもよく話をしてたっけ。「バドミントンは武道に近い競技。だからバ道」などと…。 

2025.9.26 


バドミントン加賀地区交歓会シングルスの部の結果は…1部男子で2年生のF君が準優勝。ベスト8入りまで

で敗れた先日(火曜日)のダブルスの雪辱になった。晩はずっと楽しみにしていた高校の同級生2人(中学から

の友人T氏とはおよそ20年振りの再会)と、やはり同級生のマスターのお店「旬菜 まつ村」で会食・飲み。

京都での浪人時代の思い出話(私の下宿の部屋が「たまり場」だった)などで盛り上がった。いきおいで

2次会を小松駅前の居酒屋で。3人とも終電を乗り過ごして、タクシーで一緒に帰宅。久し振りに…飲み

過ぎた。3人で半日(6時間以上)くらい、一緒にいたことになる。 2025.9.27


「飲み会→午前様」明けの日曜日。午前中は「沈殿」。午後、予定通り、自転車で小松駅近くの昨晩の

河岸(旬菜 まつ村)へ。駐車場に駐めさせてもらった SERENA に自転車を載せて帰宅。まだ気温や

湿度が高めだけど、時折爽やかな秋風を感じる、いいサイクリングになった。夕方、母と食材等の買い物

→粟津温泉総湯へ。晩の映画DVD鑑賞は、レッドフォード主演の「ナチュラル」(バリー・レビンソン 監督)。

「ベースボール愛」溢れる佳作。音楽もとてもよい。 2025.9.28


バド部休日の…ていうか、明日から2学期中間考査休みの月曜日。昨日までかなりアクティブな毎日が

続いていたので、この日はゆったり読書とアコギ。それでも晴れ間を見て東谷地区の山沿いの道を中心

に、小一時間サイクリング。特に横北・勅使町間の動橋川沿いの遊歩道が、この季節の彼岸花で華やか

に着飾っていて素晴らしい景観だった。鳥もチョウチョもたくさん見られた。晩の映画DVD鑑賞は、「アラビア

のロレンス」(デヴィッド・リーン 監督、ピーター・オトゥール 主演)。走るオートバイが最初と中盤とラスト

シーンに出てきて、それが物語を「メビウスの輪」にしている。だから繰り返して何度も見たくなるし、この

作品で描かれた主人公T.E.ロレンス(実在の人物。今も世界史の入試問題などに登場しているのでは? 

中東問題のルーツ的な出来事の主要人物でもあるし)の喜びや哀しみ、希望や絶望が永遠にフィルムや

スクリーンに焼き付けられている。「ラクダ乗りからバイク乗りへ」というのも、深い寓意を感じるなあ。 

2025.9.29


午前中に、翌日から3泊4日で予定しているバイクツーリング「山形(鶴岡)→秋田→新潟」に向けた走行

ルートの検討。先日購入した『2025 東北ツーリングマップル』の該当ページに、赤ペンで印をつけていった

(帰路も)。バイクツーリングは、目的地にたどり着くまでの「途上」も楽しみ! 禅の教えで言えば「修証一等」

(修業がそのまま悟り)に通じるのでは。午後は自転車にアコギを載せて、片山津(平実盛の史跡「首洗い池」

のある手塚山公園とインターチェンジ近くの潮津の海岸で弾き語り)へ。晩は町内会で町費の取り立てなど。 

2025.9.30



~10月~

「鶴岡(山形)・秋田・新潟ツーリング3泊4日」初日の水曜日。朝8:30頃、出発。美川IC→新潟西ICを

北陸自動車道で高速走行。7号線から海沿いの113号線の国道を快走し、日本海に注ぐ荒川を渡った

後は345号線で一路北上。名所「笹川流れ」に入る頃から雨天走行。それでも時々、左手の西の日本

海に輝く夕焼け、夕陽を見ながら新潟と山形の県境に向かう。その県境「鼠ヶ関(ねずがせき)」を過ぎ

た辺りから、再び7号線に乗る。鶴岡駅近くの宿に到着したのは、18:30頃になった。7月の福知山ツー

リングなどでは日の入りが19:00過ぎだったので、秋のツーリングは18:00前には宿に着きたい・着くため

の余裕を持った計画と行動が必要と強く感じた。…それなのに、最終日まで、目的地への到着は18:30

を過ぎてしまうことになる(T-T)。部屋の風呂に入り、居酒屋へ。山形名物「だだちゃ豆」(枝豆)や「いも

煮汁」などが美味しかった! 2025.10.1

 


「鶴岡(山形)・秋田・新潟ツーリング3泊4日」2日目の木曜日。午前中は鶴岡市観光。コースは次の通り。

致道館博物館→致道館→大寶(宝)館→庄内神社。特に博物館が見所満載で、2時間近く楽しんだ。

致道館は庄内藩の藩校で、孔子廟も併設。「庄内学」と言われる独自の儒学(荻生徂徠の古文辞<こぶんじ>

学がメイン)解釈が、とても興味深かった。たとえば『論語』冒頭の「学而時習之」と「有朋自遠方来」の文意

を、それぞれ、「師に学んだ後に、これを自ら時習(時間をつくって習う)する」と「友がいる。遠くからでも

自分のところに来てくれる」というように主体性や自発性、行動や実践を重要視している点。ちょっと陽明学

的? ちなみに一般的な読み方は、「学びて時に之を習う」と「朋遠方より来る有り」。これだと受動的で

消極的な感じがする。午後は「私的パワー・スポット」の一つ、酒田市の日和山公園へ。常夜灯や旧灯台、

河村瑞賢像などに「ご挨拶」。写真もパシャパシャ(…、ん、今はデジカメなので少し違う音感)。ここまで

天気は上々! …ところが秋田市に向かう海沿いの国道7号線の岩城町の道の駅近くで、17:00過ぎ頃、

「大雨・大風・大雷」に遭遇! 道の駅に入ればよかったのに、重大な判断ミス…それでも岩城の郵便局の

軒下に逃げ込めて、大げさに言えば「九死に一生」的なラックを得た。親切な店員さんに、「ATMスペースに

入って雨宿りをどうぞ」と声を掛けていただき、ご好意に甘えた。「6時までは、ここにいられますからね」とも…

感謝・感激。幸い20分くらいで雨雲が去り、宿到着はもう真っ暗の19:00近くに。そんなアクシデントとエキサイト

もあってか、居酒屋では少し飲みすぎた! 若い男性店員さんが「僕の実家がある由利本荘市の地酒です」と

薦めてくれた、「雪の茅舎(ぼうしゃ。茅葺きの家)」が最高に美味しかった。あと、比内地鶏の焼き鳥(ネギ間)

に何度も舌鼓。 2025.10.2

 

 


「鶴岡(山形)・秋田・新潟ツーリング3泊4日」3日目の金曜日。「下道だけでは、新潟まであまりにも遠い」

のは明白だったので、「秋田市内観光ゼロ」で一路国道13号線(東北の山間ルート)を南下。それでも、

秋田県湯沢市の「小野小町ゆかりの地」では昼食を兼ねて小休止。百人一首の白眉、「花の色は 

移りにけりな いたずらに 我が身 世にふる 眺めせし間に」の背景を感じさせる史跡や解説が素敵な

場所だった。往路でも使った新潟市内に入る国道7号線が思ったよりも混んでいて、宿到着は結局19:00

近く。ちょっと考えたら「平日の17:00~18:00の時間帯」。それは混みますよね。昨日や一昨日と違って、

雨に降られなかっただけでもラッキー。駅近くの居酒屋では、旅の締めくくり最終日の酒肴を楽しんだ。 

2025.10.3

 

 


「鶴岡(山形)・秋田・新潟ツーリング3泊4日」無事終了。初日にほとんど北陸自動車道で走った行程を、

この日は全て下道で帰宅。それでも新潟市内から枕崎市までは、「ツーリング・マップル」お薦めの国道

402号線「越後七浦シーサイドラインを気持ちよく快走できた。昼食休憩は、何回か訪れている国道8号

線沿いの「道の駅 親不知ピアパーク」にて。名物「たら汁」定食が美味しかった。夕方、金沢市に入った

頃から雨天走行。自宅到着は18:00過ぎ。総走行距離は、なんと1,350㎞越え! 2025.10.4


1日ゆったり「ツーリング翌日休養日」の日曜。そこで、備忘録。「『養生』っていうのは命を養うこと。

著者の貝原益軒は、心と体はつながっていて、体の養生が心の養生に、心の養生が体の養生になる

と説いている。(中略)『養生に志あらん人は、心につねに主あるべし』(中略)『心に主を』の意味は、

自分の良心とか正直な気持ちに常に向き合うってことなんだ。」(朝日新聞朝刊 「知っ得 なっ得」 

10.4付より)。

→思い出したのが、映画「インビクタス」(クリント・イーストウッド 監督、モーガン ・フリーマン、マット・

 デイモン 主演)にも出てきた次の詩句(南ア共和国の故ネルソン・マンデラ大統領が、投獄されていた

 頃に心の支えとしていた言葉とのこと)。「私は私の運命の主人であり、私の魂の船長である。」(英

 詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリ)。貝原さんもマンデラさんも、メタ認知(自分自身について、自分

 の外側から客観的に見て考えること)の視点で、大切なことを言ってくれていると思う。…映画の中の

 モーガン・フリーマン、そんなに似ていないのに、「ものすごくネルソン・マンデラ」だったなあ。役者の

 演技や監督の演出が素晴らしいってことか。あ、ゲーテのこんな言葉を思い出した。「心から出たもの

 でないと、心に響かないよ」。納得! 2025.10.5


午前中は、10年前の4月1日に手術(腎癌。右腎臓全摘)していただいたK先生のところ(小松市民病院)

へ、年に1度(途中までは半年に1度だった)の検診。いつものCT後の説明で、「10年間大丈夫だった

ので、定期検診は今日でおしまいにしましょう。」と言っていただいた。「ところで、今度開業することに

なりました。何かあったら『予約無し』で来てくださいね。」とも。病院の名前は「Kクリニック」とのこと。

本当に本当に、長い間お世話になりました。ありがとうございました。救っていただいたこの命を「自分の

持ち物」などとは考えないで、「たりきよきりた(他力よき利他)」(回文)のためにも使っていきたいです。

午後は朝絶食だったので、久し振りに小松市役所近くの喫茶フローラへ。定食とホットコーヒーを美味しく

いただいた。店内にはショパンの曲がかかっていて、お店に入ったときには「英雄ポロネーズ」が流れて

いたことも感慨深かった。芦城公園→小松城趾の天守台(実は本丸櫓<やぐら>台)→再び芦城公園

を散策した後は、持参してきた新書本を「桜山」と命名された小山の茂みのベンチで読了。話に聞いて

いた小松市公会堂の解体工事(新しい図書館ができるらしい)がずいぶん進んでいて、小松高校時代や

母校で勤務した頃(合計15年間!)などのいろんな思い出が詰まったその姿を、スマホの写真に納めて

帰った。 2025.10.6




生徒は2学期中間考査初日で、バド部活休みの火曜日。午前中、家の掃除や洗濯等を頑張り(楽しみ?)、

午後はお墓とその周辺掃除。昨日のアコギ(オベーション)に続いて、モーリスの弦を張り替えて「弾き語り

三昧」。それは夕食を挟んだ後も、続くのでした。 2025.10.7


午前中は、母の通院付き添い。正午前には散髪も済ませて、12:40頃、義経アリーナ(小松市末広体育館)

に到着。公立小松大学の体育の授業(バドミントン)を見学するため。授業開始10分ほど前に、担当者の

Mさんと初顔合わせ。この日の授業の段取りなどを打ち合わせ。アップまでMさんが指導した後、バドミン

トンに関するメニュー・指導を全て任された(想定外!)。アドリブやその場のアイディアも含めて、「よい授業」

になったと思う。卒業に必要な必修の体育ではなく「自由選択」の授業ということで、学生達(25名。女子が

ほとんど。バド初心者がほとんど)のニーズにも合わせた内容にもなったと思うし、アップ時のMさんと学生

の遣り取り(言葉遣いも立ち居振る舞いも、「大人同士」的)を間近に見て、それを引き受けた姿勢でできた

と思う。90分授業の体裁だけど、移動バスや着替え等で正味60分の1コマ。14:10頃に終了した後、改めて

Mさんとお話。シラバスのことや、成績の付け方などについてザックリと説明していただいた。来年4月から、

週2回(月曜日と水曜日の午後で、前後期制)の授業を担当することが正式に決定したので、次年度に

向けた準備(寺井高校での県の部活動指導員を、今年度で終了すること。可能ならば、小松高校での県

の部活動指導員を来年4月からできるようにすること)を始めなきゃ。小松市を、「今再び」の活動拠点に

すること。 2025.10.8


1日オフの木曜日。11:00頃までは家の掃除や洗濯、読書(『「いき」の構造』<九鬼周造 著。岩波文庫>の

読み返しなど。評論家の松岡正剛氏曰く「男女間に存在する『媚態』と、武士道に由来する『意気地<いきじ。

気力と意地>』、仏教を背景とする『諦め』という、(略)三つの系譜をとりあげて『いき』に内包させています」)。

その後、 SERENA にアコギを載せて越前大野へ。秋桜に金木犀(まだ少し早い。それでも香りが街に漂う)…

秋の大野は格別。久し振りに大野城にも「登城」。山羊(名前は凜くん)のお散歩にも遭遇! 「この子は寂し

がり屋なんで、人の足音を聞くと寄ってきて、一緒に歩きたがるんです」とは飼い主さんの言葉。可愛かった。

いつもの南部酒造場には先日買った酒蔵のスタッフTシャツを着ていったので、それを見たご主人(?)が、

「ああ、それなら軽作業でもやっていきますか?」と笑顔でジョーク。新酒の地酒「ひやおろし」を購入。帰り

に国道と九頭竜川の間にある公園の四阿(あずまや)で、90分くらいアコギタイム。秋空や群れ飛ぶ秋茜

(アキアカネ。赤とんぼ)を見ながら、心地好かった。 2025.10.9  


中間考査最終日で、バド部活11:00~13:00の金曜日。昨日、県バドのHPにアップされていた新人大会の

トーナメント表・タイムテーブルを印刷・人数分コピー・帳合して部員達に示し、大会に向けて練習のモチ

ベーションを高めた。午後は小松高校のバド部顧問Kさんにメールと電話して、職員玄関で待ち合わせ。

私が金沢二水高校に異動になることが決まった3月に、転任のお餞別の一部を使って購入・寄贈した部旗

(ネームは「残心」と「途上」)を引き取った。「終活のため」などとメールしたので、「体調崩されたとか?」と

真顔で心配されてしまった。「来年4月から、県の部活動指導員(今の寺井高校での勤務形態)として小松で

雇ってもらえたらありがたい」と話をしたら、事務長のMさんと校長のBさん(どちらも特に初任校の大聖寺

高校で「仲良し」だった方々)にも会えてその話が「前向き」にできた。来週には県教委と交渉してもらえそう。

結果待ち。その後、久し振り(6月以来?)に片野海岸に行って、アコギタイム(夕陽が水平線に沈む17:30

頃までの約2時間)。気持ちよかった~。 2025.10.10


午前半日バド部活の土曜日。体験入部もあり、中3生が2人(男女1人ずつ)来てくれた。男子はバド経験者。

体験活動終了後も、「もっとゲームがしたいです」ということで頼もしく、うれしかった。学校長も体育館に来て

くれて、スーツと靴下のままコートに入ってシャトルを打ったり、腕立て伏せのお手本をして見せてくれたりと

「大活躍」だった。

備忘録:先日、公立小松大学の体育の授業でのバドメニュー(一部改変)。

1.ラケットを使うときのコツを、持参したハエ叩きとハタキを振って見せて説明。「包丁の持ち方」「キツネの
 
 顔の持ち方」「リストスタンド」を示し、ヒジと手首の使い方を、ラケットを8の字にスイング(フォア回し)する

 ことで説明。私が10まで数えて、 全員でスイング。

2.メニュー① シャトルをラケットで掬い上げて左手でキャッチ(2分)

3.メニュー② シャトルを天井に向けて打ち上げて、ラケットでキャッチ(2分) 

4.メニュー③ シャトル投げとフォアロブ。シャトル投げでオーバーヘッドストロークの打ち方を説明。左手

 挙げて半身になって準備→右手ヒジを挙げて打つ・投げる。その時、右手肩が後ろから前に出るようにする。

 フォアロブは打ち終わったら隣の人にラケットで「バイバイ」。ネットを挟んで、2人ともコートの真ん中くらいに

 立つ(2分×2人)

5.メニュー④ ③の逆でバックロブ。親指の使い方を説明した後。バックロブは打つときに「あっち行け」。 

6.メニュー⑤ 高いバックサーブ→クリアーから始めて、クリアーの打ち合い。8の字スイングのフォア回し

 とシャトル投げを復習した後(2分) 

7.メニュー⑥ 半面シングルス(7点ゲームを2回。2回目は同じコート内の2組の勝った人同士・負けた人

同士で行う)。 2025.10.11


1日オフの日曜日。ツーリング用の荷物固定ネットを新調する必要もあり、午前中からバイクで金沢へ。

秋らしくなった天気に合わせて、ブルージーンズにTシャツ、その上に白の長袖ボタンダウンの綿シャツ

を羽織った服装で出掛けた。行きのコースは、打木町→赤瀬町→鳥越村→金沢二水高校前→大豆田

町の「パソコンの館」(バイク用品ショップでもある)と大和公園(市民芸術村などがある。ここの駐車場

使用)。トラベル・ギター「ノクターン」を背にして、犀川沿い遊歩道を散策(途中、中村町の加登町(かと

ちょう。小松生まれ金沢の老舗うどん店で昼食。美味しい焼き飯)。途中、河川敷が広くなった場所で、

石段に座ってアコギ・タイム(フィンガリングの曲ばかりで、90分くらい)。犀川の鳥やジョギングを楽しむ

人達などを眺めながら、なんだかキレイに弾き語りできたような…。帰りは普通に産業道路(8号線の

山側バイパス)を走行。よい「バイクとギターの秋の1日」だった。…その流れで、晩の映画DVD鑑賞は

「ワンス ~ダブリンの街角で~」(ジョン・カーニー監督、グレン・ハンサードとマルケタ・イルグロヴァ

主演の「音楽映画」。アコギの音がたくさん聴けるし、バイクの2人乗りのシーンも)。 2025.10.12

 


10月の三連休最終日、「ハッピーマンデー」スポーツの日。午前中は、のんびり家事と読書(九鬼周造の

「風流に関する一考察」<『「いき」の構造』所収>など)。午後は SERENA で福井県のアピタ大和田店へ。

焼きたてパンと美味しいコーヒーを楽しんだ後、ユニクロでベージュ色のチノパンを購入。本屋さん兼

音楽映像メディアショップでは、「ツーリングマップル関東甲信越 2025」(家にあるのは2014年度版だった

ので買い換え)と「 THE ROAD EAST -LIVE IN JAPAN- 」(ジャクソン・ブラウンの2015年来日時の録音)を

購入。その後、鯖江市の地酒「梵」(純米大吟醸の GOLD )とカルディのコーヒー豆も買って帰った。帰り道、

県境近くのキャンプ場「たけくらべ」でアコギを…と思いきや、16:30頃には風が冷たくて、初めて SERENA

の後部座席で弾き語り。右側のスライド・ドアを開けた状態で、90分くらい快適に演奏できた。天井が高い

から、ちっとも窮屈ではなかった。さすがミニバン! 晩にジャクソン・ブラウンのライブCD(発売を知らな

かった)を繰り返し聴いた。高校3年生の時、寺井に住む友人からLPレコードの「Running on Empty 」や

「 Hold Out 」を借りてカセットテープに録音させてもらって以来、旧作はCDに買い換え、新作を入手して

ずっと「伴走」してもらっている大好きなシンガー・ソングライターでギタリスト。大学時代の中野サンプラザ

講演とこのCD録音の2015年のジャパン・ツアーの2度、コンサート・チケットを入手しようとして果たせなか

ったことも懐かしい。引用する歌詞は、大聖寺の敷地町の貸家でよく聴いていたことを思い出す

「 In the Shape of a Heart 」の一節(自訳)。

~♪~彼女はルビーのネックレスをつけていた 鎖にはハートの形 ハートの形 あの頃のことは忘れない 

     あの哀しみと後悔 そんな心の形 心の形~♫~ 2025.10.13




バド部活15:35~18:10の火曜日。でも、週末に文化祭(木曜日が前日、金曜日・土曜日の2日間開催)が

あるので、何人かの部員はその準備や練習のため欠席。なので部活は、2年生・1年生の男子それぞれ

3名どうしの6名で行った(ダブルス中心)。常勤講師で顧問のNさんも来てくれたので、私も1年生の3人

に加わりゲーム練習もできた。こうやって汗を流していると、部員が少なく、体育館は常にバドコート6面

が使える本校でのバドコーチは、やっぱり楽しいなあと思ってしまう。 2025.10.14


今週、生徒達は週末に文化祭を控えているので、正規の授業は4限目までで、5・6限目の時間帯は

文化祭準備。そんな水曜日のバド部活は15:35~18:10。3年生が3人(男子2人・女子1人)が来てくれた

ので、締めくくりのゲーム練習を賑やかに行うことができた。ノックも、男子エースのF君のリクエストに

応えた「相手の連続アタックをしのぐ・切り抜けるレシーブノック」を敢行。コートサイドから素早く出される

ノック球を、それぞれ相手コートの左右半面に立った2人がスマッシュを中心に打ち続ける(2人でオッケー球

20球×セット数)もの。1年生初心者には、スマッシュの練習にも有効。部活前は13:00頃~14:45、

小松市の西俣キャンプ場でアコギ・タイム。川沿いの茂みに、アケビの実がたわわに成っていて秋を

強く感じた。一ついただいて、夕食のデザートにした。 2025.10.15


金曜・土曜日に開催される文化祭のためのシートが体育館にひかれるので、バド部活休みの木曜日。

外は久し振りにまとまった雨。「ブックオフ巡り」を野々市に拡大。手塚治虫の『火の鳥』の未購入巻や

『ネオ・ファウスト』『ルードヴィヒ・B』、萩尾望都の『11人いる!』などを再入手。映画DVDでは「ナバロン

の嵐」(ガイ・ハミルトン 監督、ロバート・ショー 主演)を入手。帰宅して気づいたのが、『火の鳥』の

7巻と8巻はすでに買っていたこと! 「明日、返品に行かなきゃ。…ならばいっそのこと」と決心して、

家にあるCD・DVDの断捨離を敢行。もちろん全てのCD音源は、ハードディスクに「自炊」済み。映画の

サントラCDと、これからも繰り返し鑑賞するであろうDVD以外のほとんどを処分。段ボール5箱分になった。

大きな目的として、リビングルームの本棚から溢れ出した蔵書の一部を、CDを保管していた客間に移動

することもあった。夕食後から始めて夜中の11時くらいまで、ホコリ対策のマスクをしてタオルでケースの

汚れを拭き取りながら段ボール箱へ。「お別れを惜しんだ」。明日、野々市のブックオフに持っていく。 2025.10.16


12:45~13:30頃、寺高文化祭初日の1年生によるクラス出し物(寸劇や歌と踊中心のステージ)を鑑賞。

バド部員(特に放課後練習の終わった後、自主練で残る男子2名)が、同じクラスで主役として大活躍

していたのが印象的だった。その後、昨日の野々市のブックオフへ。「CDのディスクのチェックや買い

取り額の査定などで2時間以上かかります」とのことで、店内で買い物したり、近くのセカスト(セカンド・

ストリート)に行ったり(ここで550円の本棚、それも前後に収納できるスライド式を購入できた!)して

待った。段ボール5箱分のCD(プラス少しのDVDや書籍)ではあったけど、まさかの20万円近くの査定額

になって驚いた。帰宅後、マンガ本を購入した本棚に整理して、リビングルームから洋間に移動。どちら

の部屋の本棚にも余裕ができてよかった。また埋まっていくとは思うけど…。庭の金木犀がいよいよ本格

的に開花したので、甘やかな秋の香りがうれしい。 2025.10.17

 


8:45~9:45頃、寺高文化祭2日目のステージ発表(合唱部や吹奏楽部、空手同好会など。能美市長も

ご挨拶)を観させていただいた。午後は早めに(12:45頃。天気が心配)、自転車で小松市内に向けて

出発。旧国道8号線と海沿いの県道の中間にある道を使って、いつも車窓やバイク車上で見ていた

景色をゆったりと堪能しながら(しかも「秋真っ盛り」)快走。14:30頃、小松高校近くのアルビスに到着。

パンとバナナ・ジュースを買って、店内でイート・イン。空模様が怪しくなってきたので、最近壊れた折り

たたみ傘を買うために旧8号線にあるアル・プラザへ。ポツポツ雨が落ちてきたので、開店前の料亭

「旬菜 まつ村」の駐車場に自転車を置かせてもらい、買ったばかりの傘を差して芦城公園へ。小学

校の運動場近くの四阿(あずまや)で、小一時間ほどアコギ・タイム。その後は、いつもの小松温泉

桜湯に浸かって18:00から飲み会開始。今回のメンバーは、15年くらい前の小松高校卒業生お二人

(Yさんは寺井高校で6年間ご一緒していて、最後の年は私が主任の3年学年会の担任。今は大聖寺

高校バド部顧問の一人。旧姓Hさんは世界史と倫理の授業で、当時一番熱心に頑張っていた生徒さん)

と私。思い出話だけでなく、共通の趣味(旅や絵、読書など)の話などで盛り上がり、あっというまの

3時間近く。店を後にする時、同級生のマスター曰く「今日のお客さん、向出さん達を含めた3グループ。

全員、小松高校の卒業生だったよ」。同じタイミングでお開きになった男性2人組のお一人が、「僕、

先生の世界史Aの授業受けてました。…思い出は『少女A』」と「告白」。それは原曲が中森明菜の

ヒット曲で、ナポレオンのことを替え歌にした「英雄N ~ナポレオンの生涯~」のことでした! 

~♪~コルシカ生まれの私の出世は 反乱鎮圧 王党派の反乱 (中略) ワーテルローでは負けて

しまうの 私ナポレオン~♫~ 2025.10.18


1日オフの日曜日。昨晩の料亭「旬菜 まつ村」の車庫に預かってもらった自転車を、 SERENA で回収

に行った。その足で安宅海岸へ。レストハウスから少し加賀方面に歩いた防波堤の上で、90分程アコギ・

タイム。波音のリズムがメトロノームになり、ベースやドラムになってくれたので、気持ちよく演奏できた。

夕方は母と、昨日行けなかった食材等の買い出しへ。粟津温泉総湯に浸かり、晩酌・夕食。晩の映画

DVD鑑賞は、先日ブックオフで買った「ナバロンの嵐」。どちらかというと悪役の多いロバート・ショーの、

「コミカルな英国紳士」的な演技が格別。テーマ曲を中心に、映画音楽(CDを先に購入。発売まで、随分

待たされた一品)も素晴らしい。 2025.10.19

  


1日オフ(生徒達は文化祭の代休)の月曜日。「寒い」ので、デスクの足元には電気ストーブを、ソファー

には「着ることもできる毛布」をセッティングした。バイクでの外出はあきらめて、読書とアコギ中心(あと、

早めに粟津温泉総湯。その後、カレーライス作り)の1日になった。読書は、先日ブックオフで購入した

『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』(中公文庫)。第1章 失敗の事例研究 2 ミッドウェー作戦―

海戦のターニングポイントまで読了。購入のきっかけは、これまで読んできた本で引用されることがあっ

たり、参考文献に挙げられていたこと。興味深く読めている。カレールーを「バーモンドカレー」(辛口)に

してみたら、これまでで一番の出来になったような…美味い! 2025.10.20




午前中は母の通院付き添い。小松市の「道の駅 木場」で、一緒に昼食(小松うどん)も。バド部活は

16:30~18:10。文化祭の準備・当日はお休みだったので、先週の水曜日以来ほぼ1週間振り。1年生

5人(男子3人と女子2人)が早く来て、コートの準備を済ませた後、楽しそうに自主練している様子が

微笑ましい。新人大会まで、あと約1カ月。県大会は初めての出場(9月に入部した2人はもちろん)に

なるので、頑張って欲しい。私はその1年生の1番手と組んで、2年生女子とダブルスを。ファイナルゲーム

までもつれたけど、何とか勝利。晩に先日購入した、ビートルズのCD「HELP!」を聴いた。12曲目の

「夢の人」(原題は I'VE JUST SEEN A FACE )に感動した。弾き語りしたいほど。

~♪~それが今日じゃなかったら ほくはよそ見をしていて 気がつかないままだったかもしれない~♫~

 2025.10.21




午前中は、母と今年の「花壇終い」(家と納屋の間。3坪<約3m四方×3>くらい)。草苅機プラス手作業で、

小一時間くらい。刈り取った草や葉などを軽トラに積んで、尾俣町の処理スペース(空き私有地)に運んだ帰り

に、キューイ2つと蜜柑6つを山(持ち山)を枝からもいできた。バド部活は16:30~18:10。締めくくりのゲーム

練習は、顧問3人と3年生1人も含めた合計12人で、コート6面全て使ったシングルス(相手を替えて2回)を

行った。私は2年生女子の1番手に、今回も1対1の引き分け。 2025.10.22


午前中は、尾俣町会計業務(月末の町内会費取り立てのお知らせ作り)。午後は、雲がほとんど浮かば

ない秋の青空の下、バイク & アコギで近くの片野海岸へ。いつもの丘に登って、白波をところどころに

見せてくれる海原を眺めながらの1時間越え演奏。ストロークで弾き語るセトリは、3つのバージョンを

ローテーション(ただし、「木綿のハンカチーフ」~「スコール」は「練習中」なので毎回)。この日はバージョン2

で、以下の通り。「 あゝ青春」「いつか街で会ったなら」「外は白い雪の夜」(吉田拓郎)、「ささやかなこの人生」

「地平線の見える街」「おはようおやすみ日曜日」「なんとなく」「今はちがう季節」(風、かぐや姫)、「木綿の

ハンカチーフ」(太田裕美)、「浪漫飛行」(米米CLUB)、「恋人がサンタクロース」(松任谷由美)、「慟哭」

(中島みゆき)、「スイート・スムース・ステートメント」(甲斐よしひろ)、「ハートビート」(近藤真彦)、「スコール」

(福山雅治)。15:35~18:10、バド部活。3年生男子2名も参加。 2025.10.23




朝晩に、足元の電気ストーブがありがたい十月下旬。昨日に続いて、秋晴れに恵まれた金曜日。バド部

活は15:35~18:10。放課後に模試があって遅れてきた2年生も含めて、この日はシングルスメニュー

中心。特に、レシーブからラリーをしのいだり、逆に優位に立つためのノック練習を敢行。顧問も3人

全員そろってコートに入り、「スポーツの秋」的なひとときにもなった。読書タイムは、手塚治虫の『ファウスト』

所収の「百物語」など。「手塚版ファウスト」3作(3作目は絶版)の2作目で、舞台を戦国時代の日本に

設定したもの。主人公の名前は、不破臼人(ふわうすと)。メフィストフェレスに当たるスダマ(女性)が

魅力的。これもブックオフで買い戻した1冊。解説には、フランスの詩人ポール・ヴァレリーなども

「私的ファウスト」のバリエーションがあるそうな。なるほど、そんな「変奏曲」やスピンオフをたくさん

生み出す力を宿していることも、ゲーテの『ファウスト』の価値なんだなぁ。国とか宗教とか時代などの

違いを越えた「世界文学」作品の代表として。 2025.10.24




夏のお盆以来の「ファミリー集合飲食会」は、妹の還暦お祝い。会場は、大聖寺に近い曽宇町の料亭

「味の水の家」。お魚も蟹も海老も、もちろんお酒(山口県の地酒「獺祭<だっさい>」があった)も、とても

美味しかった。お開きの後、家に息子の中学の同級生が2人遊びに来てくれて、私も少し3人と一緒に

「二次会」。楽しかった。 2025.10.25


「飲み明け」の日曜日。「遅起き」して、長男と2人でいつもの朝食。コーヒーを啜った後、12:00過ぎに小松

大谷高校へ。次男が吹奏楽部でお世話になった顧問のK先生による退官記念演奏会があったため。

私はいつもの福井のアピタ大和田店へ。昨晩妹からもらった図書カード(なんと、1万円分)を使って、

以下の本達を「大人買い」。『死と愛』(ヴィクトール・E・フランクル 著、霜山徳爾 訳。みすず書房 刊)、

『ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙 グラフィック版』(上・下巻 ヨースタイン・ゴルデル原作

など。NHK出版)、『天皇であった泰澄は歴史から消された』(長谷川義倫、長谷川容子 著。国山古代

史研究所 刊)。『死と愛』は、『夜と霧』の他は読んだことが無かった「フランクル本」の2冊目。『ソフィー

の世界』は、原作との読み比べが楽しみ。そして最後の本は…「福井好き」と「粟津温泉好き」が購入の

理由。泰澄は謀反の疑いで誅殺された大津皇子の子、粟津皇子(というより粟津天皇?)。粟津とは

「淡水の琵琶湖」のこと? 折口信夫の『死者の書』とのつながりもあるし…。身近なミステリアス・ヒス

トリー!新しいコーヒーミルも買いました。 2025.10.26

 


13:00~14:00(前後に着替えやコート準備、片づけ等を含めれば、授業1コマ分の90分)、M先生のピンチ

ヒッターで、公立小松大学の体育(バド)の授業を行った。10月8日(水)の見学・バド指導担当と違って、

今回は準備体操やランニング等も含めた「フルスペック」で「ソロ」の担当。学生は13名(女子7名・男子

6名)が出席。フロアー中央に4面のコートを使って、以下の様な流れで実施し、充実した授業になった。         

1.私も含めた大きな円になって、挨拶・流れ(30分で休憩。準備体操・軽いランニン

 グ後、ラケット・シャトルを使った練習。最後にゲーム練習など)や注意事項(水分補

 給は適宜。体調不良はすぐに申し出る)の説明

2.準備体操(寺高バド部のストレッチから柔軟体操を省いたメニュー)

3.4面のコートを周回ランニング5周(「高校生は声を出して走りまーす」の一言で、 

 笑いを取った)

(汗拭き・水分補給等で1分間くらい休憩)

4.各自、ラケットとシャトルを持って元の場所へ

5.ラケットの持ち方説明(復習) ※はたきとハエ叩きを振って見せる

6.シャトルをラケットで掬い上げ、逆手でキャッチ(できる人はバックの持ち方でも行う) ※2分間

7.ラケットでの連続打ち上げ(同上) ※2分間

8.コート(半面)にペアで入り、シャトル投げ(「投げ方が、上での打ち方」と説明)とロビング(同上) 

 ※2分間で交代

(7分間 休憩)

9.ペアでクリアー打ち合い ※2分間

10.ペアでドロップシーソー(模範演技でヘアピンの説明) ※2分間

11.半面シングルス2分間 ※ゲーム後は、毎回全員(男子・女子の間)で左回りに動き、

 相手を替えて5試合行う

学生の数が奇数だったので、私もコートに入り、半面シングルスも含めて汗をかいた。楽しかった。

いつでも「代行授業」したいと思ったし、来年4月からの非常勤講師としての毎週の授業がますます

楽しみになった。 2025.10.27


読書は『ビートルズ 二十世紀文化としてのロック』(和久井光司 著、講談社選書メチエ)が中心。

「ビートルズ本」は2冊目(『教養として学んでおきたいビートルズ』<里中哲彦 著、マイナビ新書>

が1冊目)。213曲の公式録音曲を収めたアルバム15枚中、「パスト・マスターズ」の Vol.1・2以外を

入手して聴き込みながらの読み進め。次の指摘に膝を打った。

「ビートルズの音楽ほどいわゆる〝ブランド〟としての在り方から遠いポップ・ミュージックも、実は

珍しいのである。あくまでもブルースにこだわり続けるローリング・ストーンズや、詩人としてのたたず

まいは決して揺らがないボブ・ディランなどは、文句なしにポップ・ミュージック界の一流ブランドと言える

が、ビートルズの音楽には、職人が誇る技術や、頑固一徹なカラーといった、ブランドをブランドたらし

める〝核〟がない。つまり、何でも揃っているけれど何の専門店でもない〝コンビニエス・ストア〟の

ようなものなのだ。(中略)このコンビニには本当に『ないものがない』のである。(中略)買うものがなく

ても思わず立ち寄りたくなってしまう。まさに〝完璧なコンビニエス・ストア〟なのである」。

そして、「音楽以外」のドラマ性(メンバーそれぞれやマネージャーのブライアン・エプスタインなどの

関係性や個別のヒストリー)の豊かさも大きな魅力(想像を刺激する、様々な謎も含めたもの)。友人

(初任校の大聖寺高校で生徒会副会長)Y君曰く、「ビートルズの沼は底なし沼」。その沼を大いに

楽しんでゆきたい。 2025.10.28




秋晴れ(…でも風が冷たいので、モンベルのジャンパー着用)を見て、自転車で滝町の東谷農村公園へ

(家から30分くらい)。立派な四阿(あずまや)で、2時間くらいアコギ・タイム。弦の音や声の反響がいい

感じで、心地好かった。周囲の桜の木が「小春日和的」な花を少し咲かせていて、「いとおかし」。16:30~

18:10、バド部活。シングルスメニュー中心の日。晩の映画DVD鑑賞は、キューブリック監督の「恐怖と欲望」。

去年購入していて、今回が2度目。こだわりのディテールまで楽しめた! 「キューブリック沼」も底なし?

 2025.10.29

 


読書備忘録:『ビートルズ 20世紀文化としてのロック』(和久井光司 著、講談社選書メチエ)より。「それは

〝ロック〟が〝ポップ〟を呑み込んだ瞬間だった。〝ロックンロール〟を簡略化して、〝ロック〟と呼んで

いたものとは別の、もっと広い概念の〝ロック〟が『サージェント・ペパーズ…』によって確立されたのだ。

その中にはロックンロールやR&B、そして時にはブルースまでもが含まれるようになり、〝ロック〟こそが

〝ポップ・ミュージックの代表〟になった。(中略)それはビートルズがポップ・ミュージックやロックに与えた

最大の弊害だと思うようにもなった。(中略)黒人音楽を一方の下敷きにしながらポップ・ミュージックを発展

させたビートルズの〝ルーツ〟には目を向けずに、まるで『初めにビートルズありき』だったかのような考え

方をするマスコミ…。(中略)ビートルズの〝ルーツ〟を無視してしまうと、彼らが確立した高度な〝ミクスト・

ロック〟の価値も半減してしまうのである。」。表紙に印刷された文章は、これ。「ルーツとしての『ケルト性』

とブラックミュージックの『黒さ』―その絶妙なミクスチュア感覚こそ、彼らの『マジック』の秘密。」。

→ビートルズについて考える音楽史のおかげで、世界史の大きな流れのいくつか(ヨーロッパ先住民族=

ケルト史や、黒人奴隷貿易やアメリカ大陸の植民史など)に「血が通う」ということがわかった! 2025.10.30


10月最終日の金曜日。バド部活は15:35~18:10。晩に定例の町内会(町費の取り立て中心)があるので、

顧問のNさんにお任せして17:45頃に体育館を後にした。21:00過ぎからの映画DVD鑑賞は、3夜連続の

キューブリック監督の初期作品で「非常の罠」。年末の大阪梅田(または神田神保町)の古書店で、

「キューブリック本」(引越に際して手放した数冊)を物色したいなあ。 2025.10.31

~11月~

バド部活9:00~12:10の土曜日。卒業生の男子U君(3代前の主将)が参加してくれた。3人の顧問もコート

に入って(私は1年生とのシングルスのみ)、再来週の水曜日から始まる県新人大会に向けた質の高い

練習ができた。男子団体戦(女子は人数が少なくてエントリーなし)のシミュレーションも、この日からスタート。

来週からの放課後練習は、「基礎打ち→ゲーム練習」になる。ギアを上げていきたい。晩の映画DVD鑑賞

は、これで4晩連続のキューブリック監督作品になる「博士の異常な愛情」。そろそろメジャー化してきて、

「有名俳優」も名演・怪演ぶりを炸裂させている。「ドクター・ストレンジ・ラブ」のピーター・セラーズ(1人3役)! 

風刺や皮肉満載の内容は、まったく古びない。…てか、今の世界(そのリーダー達)の在りようを直撃? 

2025.11.1


三連休中日の日曜日。雨日和なので、午前中の内から SERENA で福井へ。まずは県総合グリーン

センター(坂井市丸岡町)へ。九頭竜川側の駐車場から入って少し歩くと、公園の隅の丘になった場所

に四阿(あずまや)がある。そこで1時間くらいアコギ・タイム。雨風が出てきたので、車に戻っていつも

のアピタ大和田店へ。焼きたてパンとコーヒーの後、ウインドウショッピング→隣接するブックオフで物色

(今回の「獲物」は、『全曲解説シリーズ ザ・ビートルズ』<ジョン・ロバートソン/速水丈 著、丸山京子

 訳、シンコー・ミュージック 刊>、『クイーンは何を歌っているのか?』<朝日順子 著、CDジャーナル

 刊>、『荒神絵巻』<こうの史代 絵・文、宮部みゆき 原作、朝日新聞社 刊>、『百人一首解剖図鑑』

<谷知子 著、エクスナレッジ 刊>)→鯖江市の地酒「梵 ときしらず」購入。帰りに別所温泉に浸かり、

晩はカレーを作った。今回、鯖缶の鯖を入れてみたら、なんとカレールーが日本酒のおいしい肴にもなった! 

気圧配置は西高東低の冬型の連休中日の夜、カレーと地酒「ときしらず」で温まった後は、こうの史代

の『荒神絵巻』を一気読み(午前2:00頃まで)。12年くらい前、新聞に連載中も読んでいた。金沢の大豆田

で。 2025.11.2




3連休最終日の月曜日。寒雨の天気を「読書好日」と受け取って、本の虫と化した(カフカの『変身』の

主人公グレゴール・ザムザ?)1日。ラインナップ等は次の通り。①『クイーンは何を歌っているのか?』

(初期のアルバム、「クイーン 戦慄の王女」、「クイーンⅡ」を聴きながら。途中まで)、②『失敗の本質 

日本軍の組織的研究』(1週間くらい前から読んできて、読了)、ショーペンハウアー原作の「哲学マンガ」

③『幸福について』(一気読み。面白かった!)。以下はそれぞれの引用。

①から:「ダブル・ミーニングやイディオムに溢れ、聖書や文学作品からの引用が多く、イギリス特有の

ユーモア感覚の彼らの歌詞」「クイーンの美学と卓越したエンターメント性、それと同時に『ものを創る人々』

である職人としての彼ら」「『ビートルズはクイーンのバイブルだった』という発言からもわかるように、

ブライアンはビートルズの世界一のファンを自認」。

②から:「まことに逆説的ではあるが、『日本軍は環境に適応しすぎて失敗した』、といえるのではないか。

進化論では、次のようなことが指摘されている。恐竜がなぜ絶滅したか(中略)機能的にも形態的にも

徹底的に適応したが、適応しすぎて特殊化し、ちょっとした気候、水陸の分布、食物の変化に再適応

できなかった(中略)つまり、『適応は適応能力を締め出す』」「組織学習には、組織の行為と成果との

間にギャップがあった場合には、既存の知識を疑い、新たな知識を獲得する側面があることを忘れては

いけない。その場合の基本は、組織として既存の知識を捨てる学習棄却( unlearning )」、つまり自己

否定的学習ができるかどうかということ」「過去の成功への『過剰適応』があげられる。過剰適応は、

適応能力を締め出すのである」「日本軍にとってまことに不幸であったのは、第一次世界大戦という

近代戦あるいは消耗戦を組織全体がまともに体験しなかったこと(中略)過去の戦略、組織、行動様式

を自己革新する機会を失ったのである」「帝国陸海軍は既存の知識を強化しすぎて、学習棄却に失敗

したといえるだろう。帝国陸軍は(中略)銃剣突撃主義による白兵戦術から脱却できなかったし、帝国

海軍も(中略)大艦巨砲主義を具現した『大和』、『武蔵』の四六センチ砲の威力が必ず発揮されるとき

が来ると、最後まで信じていたのである」。

③から:「人間は他人と合わせようとして、自分の4分の3を失う」「最高の幸福が自身の内部にある

人間は、外部の享楽には無関心になる」「私たちが見ている現実は客観的な現実で、感じているのは

主観的な現実だ。だから人の幸不幸は主観の影響下にあるのだよ。客観的な現実(見た目など 

※私見)をよくしようとするのと同じように、主観的な現実(心や感性など ※私見)もよく変えるように

頑張ったほうがいい」。 2025.11.3




「折々のことば」(鷲田清一 朝日新聞朝刊)備忘録(11.4付)。

大佛さまは偉い。たった一言「うまい!」と言うだけで、ひとをここまで発奮させるのだから(京都の菓子職人)

(中略)彼は奈良の大佛の前に立ってその「大いさ」「心のひろさ」に心打たれたとう。そして大佛さまに饅頭を

お供えし、「うまい」と言ってもらいたい、その一念で菓子作りにあたっていたと。自分を超えたものの存在に

開かれている人にはどこか穏やかさが漂う。不遜にならない。

→「自分を超えたものの存在」に「いつも開かれて」いたいものです。あ、阿弥陀仏も神道(しんとう)の八百万

 (やおよろず)の自然神も、そんな存在だなあ。お陰様やアニミズム(万物に宿るいのち)に心をあずけて、

 いつでも「どこか穏やかさを漂わせて」 いたいものです。 2025.11.4













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